春の終わりが近づく頃、ビジネスメールや挨拶状で使われる時候の挨拶が「惜春の候(せきしゅんのこう)」 です。
落ち着いた季節感が出せる一方で、
- 意味はどういうニュアンス?
- いつ頃使う表現?
- 取引先に使って失礼にならない?
と迷う方も多いと思います。
この記事では、惜春の候の意味と使い方をビジネス向けに整理し、取引先にもそのまま使える文例テンプレをまとめました。
惜春の候の読み方
惜春の候は
✅ せきしゅんのこう
と読みます。
惜春の候の意味(ビジネスでのニュアンス)
惜春の候とは、
👉 春の終わりが近づき、名残惜しく感じられる季節となりましたが
という意味の時候の挨拶です。
華やかさよりも
✅ 落ち着き
✅ 丁寧さ
✅ 季節の移ろい
を表せるため、春の終盤の挨拶に向いています。
惜春の候を使う時期の目安(いつ頃?)
惜春の候は
✅ 春の終わりが近づいてきた頃
✅ 初夏に向かう空気が感じられる頃
に使うと自然です。
※「○日まで」と決め打ちせず、春の名残を感じる時期の挨拶として使うのが無難です。
惜春の候はビジネスメールで使える?
結論として、
✅ 惜春の候はビジネスメールで問題なく使えます。
ただし少し改まった表現なので、
- 初めての相手
- 用件が急ぎ
の場合は「いつもお世話になっております」で始めるのもOKです。
ビジネス向け:惜春の候「書き出し」例文
社外で使える定番形です。
例文1(王道)
惜春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
例文2(いつもお世話になっております型)
惜春の候、いつも大変お世話になっております。
例文3(丁寧)
惜春の候、平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
例文4(久しぶりの連絡)
惜春の候、平素よりお世話になっております。ご無沙汰しております。
例文5(社内向け)
惜春の候、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。
ビジネス向け:惜春の候「結び」例文(締めの言葉)
最後に添えるだけで整います。
例文1(万能)
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
例文2(丁寧)
引き続きご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
例文3(気遣い)
季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。
例文4(初夏につなぐ)
新緑の季節となりますので、どうぞお健やかにお過ごしください。
例文5(発展祈願)
貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
用途別:惜春の候(ビジネス文例テンプレ)
ここからは コピペで完成 する形です。
①取引先への「挨拶メール」テンプレ
件名:ご挨拶(〇〇株式会社 〇〇)
惜春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
(本文)
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
②取引先への「お礼メール」テンプレ
件名:御礼(〇〇の件)
惜春の候、いつも大変お世話になっております。
先日はお忙しいところご対応いただき、誠にありがとうございました。
(本文)
引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
③「資料送付」メールテンプレ
件名:資料送付のご連絡(〇〇の件)
惜春の候、いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
早速ですが、ご依頼いただきました資料をお送りいたします。
お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
④「日程調整」メールテンプレ
件名:日程のご相談(〇〇の件)
惜春の候、いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
〇〇につきまして、日程のご相談でご連絡いたしました。
下記候補日の中でご都合のよろしい日時をご教示いただけますでしょうか。
(本文)
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
⑤「ご案内メール」テンプレ
件名:ご案内(〇〇について)
惜春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
さて、このたび〇〇につきまして、下記の通りご案内申し上げます。
(本文)
ご不明点等ございましたら、お気軽にお申し付けください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
⑥社内向け「異動・着任の挨拶」テンプレ
件名:ご挨拶(異動のご連絡)
惜春の候、皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。
このたび〇月〇日付で〇〇部へ異動となりましたので、ご挨拶申し上げます。
至らぬ点も多々あるかと存じますが、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
惜春の候を自然に見せるコツ(ビジネスで浮かせない)
惜春の候は少し文学的な言葉なので、本文は
✅「いつもお世話になっております」
✅「平素より格別のご高配を〜」
などの定型で締めると、文章が浮きません。
よくある注意点(失敗しない)
- 急ぎの用件では時候の挨拶を省略してOK
- 相手に季節感を押しつけないよう本文は汎用表現で整える
- “名残惜しい”が強くなりすぎる場合は「春暖の候」が無難
まとめ|惜春の候は「春の終盤」に使える落ち着いた時候の挨拶
惜春の候は、春の終わりを名残惜しく感じる季節を表す時候の挨拶です。
- 読み方:せきしゅんのこう
- 意味:春の終わりが近づく季節となりましたが
- 春終盤の社外メール・挨拶状に使いやすい
