年始はビジネスコミュニケーションがもっとも集中する時期です。
- 年始のあいさつメール
- 仕事始めの挨拶
- 営業再開の連絡
- 新年会の案内
- 挨拶回りのマナー
- 年始のビジネス賀詞
- NG表現の回避
など、状況ごとに適切な文章が必要になります。
この記事では 2026年(丙午)に最適化した“年始ビジネス挨拶の完全版” として、書き方・文例・注意点をまとめました。
関連記事:
・年始の挨拶メール|書き方と文例集
・仕事始めの挨拶文例と書き方
・営業再開のお知らせメール文例20選
・ビジネス年賀状の賀詞一覧(準備中)
・年始のNG表現まとめ
年始のビジネス挨拶の基本マナー
年始の挨拶では次の4つを押さえるだけで整います。
① 時期に合わせた表現を使う
- 1/1〜7:謹賀新年/謹んで新年のお慶びを申し上げます
- 1/8〜15:新年おめでとうございます
- 1/16〜:本年もよろしくお願い申し上げます
関連記事 → 謹賀新年と謹んで新年のお慶びを申し上げますの違い(準備中)
② 相手との関係性で丁寧さを調整する
- 取引先 → 最も丁寧な文章型
- 重要顧客 → 賀詞+丁寧な本文
- 社内/同僚 → やや柔らかく OK
③ 年始NG表現を避ける
以下はビジネスでは避ける:
- あけおめ・ことよろ
- 去年は〜(×) → 昨年は〜(〇)
- 今年も頑張ります!(主観的すぎる)
- 新年早々恐縮ですが〜(否定表現の連続)
詳しくは → ビジネス年賀状で避けるべきNG表現まとめ
④ 2026年(丙午)の話題も好印象
丙午の“勢い・前進力・意志の強さ” を軽く触れると取引先に好印象。
例:「丙午の力強さにあやかり、本年もさらなる前進を目指してまいります。」
関連記事 → 2026年・午(丙午)年の意味とビジネス年賀状への入れ方
→ 2026年(丙午)ビジネス年賀状文例40選|取引先に失礼のない賀詞と書き方
年始の挨拶メール|書き方と文例(最も送られる挨拶)
構成はこれだけで完璧です
- 年始の挨拶
- 昨年の御礼
- 本年の抱負(簡潔)
- 相手の発展を祈る言葉
- 結びの挨拶
文例(取引先・丁寧)
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
丙午の勢いにあやかり、本年もより一層の努力を重ねてまいります。
本年も変わらぬご支援を賜れましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
文例(社内向け)
明けましておめでとうございます。
昨年は多くのご支援をいただき、誠にありがとうございました。
本年もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
関連記事 → 年始の挨拶メール|書き方と文例集
仕事始めの挨拶|社外・社内の例文
社外向け(取引先)
謹賀新年
旧年中は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
本日より通常営業を開始いたしましたので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
社内向け(上司・部署)
明けましておめでとうございます。
本年もチームの一員として尽力してまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
関連記事 → 仕事始めの挨拶文例と書き方
営業再開のお知らせメール
基本文例
謹賀新年
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
本日より通常営業を再開いたしました。
本年も変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
関連記事 → 《営業再開のお知らせメール文例20選》
年始の挨拶回り|対面・オンラインのマナー
対面のポイント
- 長居しない(5分)
- 手土産は会社単位
- 挨拶+御礼+今年の抱負(10秒)
オンラインのポイント
- 背景をシンプルに
- 最初に音声の確認
- 結論は短く、挨拶多め
詳しく → 《年始の挨拶回り。オンライン・対面別の話法》
新年会の案内/欠席連絡
案内メール(幹事)
明けましておめでとうございます。
日頃の感謝を込め、以下の通り新年会を開催いたします。
ご多忙とは存じますが、ご参加いただけますと幸いです。
関連 → 《新年会の案内メール|テンプレ付き》
欠席連絡
新年会のお誘いありがとうございます。
誠に恐縮ですが、所用のため今回は欠席させていただきます。
盛会をお祈り申し上げます。
関連 → 《新年会の欠席連絡|文例20選》
ビジネス賀詞の使い分け
ビジネスで使える賀詞
- 謹賀新年(最も安全)
- 恭賀新年
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます(最敬語)
■ NG賀詞
- 賀正
- 迎春
- 寿
理由:略式で目上に不適切
詳細 →
《ビジネスで使える賀詞一覧》
《ビジネスNG賀詞まとめ》
年始のNG表現
避けるべき例:
- あけおめ(砕けすぎ)
- 去年は〜(誤り:昨年)
- 今年もよろしくです(軽すぎ)
- 新年早々、申し訳ありません(ネガティブ×お詫びの重複)
改善例:「新年よりお力添えいただけますと幸いです。」
詳細 → 《年始のNG表現まとめ》
年始にそのまま使えるテンプレ文例集(総括)
取引先向け
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご支援を賜り、誠にありがとうございました。
丙午の力強さにあやかり、本年もさらなる発展を目指してまいります。
本年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
社内向け
明けましておめでとうございます。
本年もチーム一丸となり、より良い成果を目指してまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
顧客向け営業再開
謹賀新年
平素より格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
本日より通常営業を再開いたしましたので、引き続きよろしくお願いいたします。
まとめ|年始の挨拶は「丁寧さ」「相手軸」がすべて
- 年始の挨拶は1月中に複数パターン必要
- 相手の立場に合わせて丁寧さを調整
- 2026年は「丙午」の話題がビジネスで使える
- NG表現を避けると一気に印象がアップ
- 迷ったらテンプレを活用すればOK
年始は一年で最もビジネス文章が読まれる時期。
適切な挨拶ができるだけで、仕事運も信頼も大きく変わります。
