「なお」「また」の違いと使い方|どちらが先?順番・公文書・改行を例文で解説

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なお また 違い 違い・使い分け

文章を書いていると、

「また」と「なお」はどちらを先に使う?

「また」の次に「なお」でいい?

公文書では順番が決まっている?

と迷うことがあります。

結論からいうと、「また→なお」でなければならないという一律のルールはありません。

ただし、2つの働きを考えると、

  • また:前の内容と並ぶ情報を追加する
  • なお:前の内容に補足・注意・条件などを加える

という違いがあります。

そのため、同じ文章の中で、

本題 → また(関連する情報)→ なお(補足情報)

の順にすると自然になるケースは多くあります。

ただし、これは絶対的な文法ルールではありません。

まずは違いを簡単に整理しましょう。

表現主な役割
また情報を追加・並列するまた、資料も配布します。
なお補足・注意・条件を加えるなお、参加費は無料です。
さらに内容をもう一段追加するさらに、個別相談も行います。
おって後ほど知らせる詳細はおってご連絡します。
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  1. 「なお」と「また」の違い
    1. 「また」は関連する情報を追加する
    2. 「なお」は補足情報を加える
  2. 「なお」「また」はどちらが先?
    1. 「また→なお」が自然な例
    2. 必ず「また→なお」ではない
  3. 公文書では「なお」「また」の順番が決まっている?
    1. 公文書で自然な例
  4. 「なお」「また」「おって」はどの順番?
    1. また
    2. なお
    3. おって
  5. 「また」「なお」の次は何を使う?
    1. 「また」の次に使える表現
    2. 「なお」の次に使える表現
  6. 「なお」を2回使ってもいい?
    1. 改善前
    2. 改善例
  7. 「また」を2回使ってもいい?
    1. 改善前
    2. 改善例
  8. 「なお」「また」は改行する?
    1. 同じ段落に入れる例
    2. 新しい段落にする例
  9. 「なお」の使い方
    1. 補足
    2. 注意事項
    3. 条件
    4. 追加説明
  10. 「また」の使い方
    1. 並列する情報
    2. 別の特徴を追加
    3. 追加の予定
  11. 「なお」と「また」の使い分け例
    1. 「また」が自然
    2. 「なお」が自然
    3. どちらでも意味が変わる例
  12. 「なお」「また」「さらに」の違い
    1. また
    2. さらに
    3. なお
  13. 「なお」は接続詞?
  14. 「また」は接続詞?
  15. ビジネスメールでの「なお」「また」例文
    1. 案内メール
    2. 日程変更
    3. 商品案内
  16. よくある質問
    1. Q1.「なお」と「また」はどちらが先ですか?
    2. Q2.公文書では「また→なお」の順ですか?
    3. Q3.「なお」「また」「おって」はどの順番ですか?
    4. Q4.「なお」の2回目は何と言い換えればいい?
    5. Q5.「また」の2回目は何と言い換える?
    6. Q6.「なお」の前で改行しますか?
    7. Q7.「また」の前で改行しますか?
    8. Q8.「なお」と「ただし」は同じ?
    9. Q9.「また」と「さらに」は同じ?
  17. まとめ|「なお」「また」は順番より役割で使い分ける
  18. 関連記事

「なお」と「また」の違い

「なお」と「また」は、どちらも文章に情報を付け加えるときに使われます。

ただし、何を付け加えるのかが違います。

「また」は関連する情報を追加する

「また」は、前に述べた内容に関連する別の情報を加えるときに使います。

当日は新商品の説明を行います。
また、実演会も実施します。

「商品の説明」と「実演会」が、どちらもイベント内容として並んでいます。

「なお」は補足情報を加える

「なお」は、本題に対して補足・注意・条件・例外などを付け加えるときによく使います。

説明会は10時から開始します。
なお、受付は9時30分からです。

本題は説明会の開始時刻で、「受付は9時30分」という情報を補足しています。

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「なお」「また」はどちらが先?

検索でも特に迷われているポイントです。

結論は、

文章の内容によって変わります。

「また」が必ず先、「なお」が必ず後という規則ではありません。

ただし、同じ話題の中で、

  1. 本題
  2. 並列する重要情報
  3. 補足情報

という流れなら、

本題 → また → なお

が自然です。

「また→なお」が自然な例

研修会は4月10日に開催します。
また、終了後には個別相談会を実施します。
なお、参加費は無料です。

ここでは、

  • 研修会開催=本題
  • 個別相談会=追加情報
  • 参加費無料=補足

なので、「また→なお」が自然です。

必ず「また→なお」ではない

たとえば、

本製品は3月31日をもって販売を終了します。
なお、在庫がなくなり次第、予定より早く販売を終了する場合があります。
また、後継製品については改めてご案内いたします。

この文章も成立します。

最初に販売終了の重要な注意事項を「なお」で補足し、その後に別の関連情報を「また」で追加しています。

したがって、

「また」が先で「なお」が後でなければ間違い

とは考えない方がよいでしょう。

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公文書では「なお」「また」の順番が決まっている?

一律に「また→なお」と決められているわけではありません。

現在の政府の公用文作成の手引となっている文化庁の「公用文作成の考え方」は、文書の目的や種類、想定される読み手に応じて書き方を工夫することを示しています。

特に「分かりやすく書く」「伝えることを絞る」「主旨を明確に示す」といった考え方が重視されています。

実際、この手引自体でも「また」「なお」は文章の内容に応じて使われています。

したがって、公文書でも重要なのは、

機械的な順番より、前後の情報の関係を明確にすること

です。

公文書で自然な例

本制度は4月1日から開始します。
また、対象となる事業者については別紙に記載しています。
なお、申請方法については後日通知します。

「また」が並列的な追加、「なお」が補足なので自然です。

「なお」「また」「おって」はどの順番?

これも検索されています。

まず役割を分けます。

また

関連する情報を追加します。

また、説明資料も配布します。

なお

注意事項や補足を加えます。

なお、資料の再配布は禁止します。

おって

「後ほど」「後日」という意味で、今は示さない情報を後で伝える場合に使います。

詳細はおってご連絡します。

したがって、

また → なお → おって

の順になる文章は作れます。

当日は新商品の説明会を開催します。
また、実機を使ったデモンストレーションも実施します。
なお、参加人数には限りがあります。
詳細なタイムスケジュールは、おってご連絡いたします。

ただし、これも固定された順序ではありません。

「おって」は接続語の順番を示すための言葉ではなく、「後ほど」という時間的な意味を持つため、必要な場所に置きます。

「また」「なお」の次は何を使う?

「また」「なお」を一度使ったあと、さらに情報を追加したい場合があります。

同じ言葉を繰り返しても文法的には問題ありませんが、文章が単調になる場合は言い換えます。

「また」の次に使える表現

  • さらに
  • 加えて
  • あわせて
  • そのうえ
  • 併せて
  • このほか

当日は商品の説明を行います。
また、操作方法についてもご紹介します。
さらに、個別相談の時間も設けています。

「なお」の次に使える表現

「なお」は単純な同義語への置き換えが難しいため、内容に合わせます。

  • ただし
  • 補足すると
  • あわせて
  • ちなみに
  • ご参考までに
  • 念のため

たとえば条件なら、

なお、当日のキャンセルはできません。

を、

ただし、当日のキャンセルはできません。

とできます。

ただし、「なお」と「ただし」では意味が完全に同じではありません。

「ただし」は条件・例外・制限を強く示します。

「なお」を2回使ってもいい?

使ってはいけないというルールはありません。

ただし、

なお、〇〇です。
なお、△△です。
なお、□□です。

と続くと読みづらくなります。

改善前

会議は10時からです。
なお、資料は当日配布します。
なお、オンライン参加も可能です。
なお、録画配信はありません。

改善例

会議は10時からです。
なお、資料は当日配布します。
オンライン参加も可能ですが、録画配信はありません。

言い換えだけでなく、文章自体をまとめるのも有効です。

「また」を2回使ってもいい?

こちらも使用できます。

ただし、

また、
また、
また、

と繰り返すより、文章を整理した方が読みやすくなります。

改善前

新商品を展示します。
また、試食会を行います。
また、アンケートを実施します。
また、個別相談も受け付けます。

改善例

新商品を展示します。
また、試食会を行います。
さらに、アンケートと個別相談も実施します。

情報が多ければ箇条書きでも構いません。

「なお」「また」は改行する?

必ず改行するというルールはありません。

文章のまとまりによって判断します。

同じ段落に入れる例

当日は新商品の説明を行います。また、試作品も展示します。

短い文章なら問題ありません。

新しい段落にする例

当日は新商品の説明を行います。

また、会場内には試作品を展示するスペースも設けています。

話題が少し広がる場合や、文章が長くなる場合は段落を分けると読みやすくなります。

文化庁の現在の公用文作成の考え方でも、読みやすさを重視し、ウェブサイトや電子メールでは媒体に応じた工夫を認めています。

つまり、

「なおだから改行」「まただから改行」ではなく、段落の内容で決める

のが基本です。

「なお」の使い方

「なお」は、主に次のような場合に使えます。

補足

説明会は15時から開催します。なお、受付は14時30分からです。

注意事項

商品は返品可能です。なお、開封済みの商品は対象外となります。

条件

参加費は無料です。なお、事前予約が必要です。

追加説明

本サービスは3月末で終了します。なお、保存済みのデータは4月30日まで閲覧できます。

「また」の使い方

「また」は、同じ話題に関連する情報を追加する場合に便利です。

並列する情報

商品はオンラインで購入できます。また、全国の取扱店でも販売しています。

別の特徴を追加

このシステムは操作が簡単です。また、スマートフォンからも利用できます。

追加の予定

午前中は講演会を行います。また、午後には交流会を開催します。

「なお」と「また」の使い分け例

「また」が自然

この製品は軽量です。また、耐久性にも優れています。

「軽量」「耐久性」が並ぶ特徴だからです。

「なお」が自然

この製品は全国の店舗で販売しています。なお、一部店舗では取り扱いがありません。

後ろが例外・補足だからです。

どちらでも意味が変わる例

研修会は10時から開催します。また、オンライン参加も可能です。

→ オンライン参加という追加情報

研修会は10時から開催します。なお、オンライン参加も可能です。

→ オンライン参加という補足情報

どちらも成立する場合があります。

つまり、違いは単純な正誤ではなく、書き手が前後の情報をどのような関係として示すかにあります。

「なお」「また」「さらに」の違い

また

別の関連情報を追加。

さらに

前の内容へもう一段情報を積み重ねる。

なお

本題に補足を加える。

当日は製品説明を行います。
また、実機の展示も行います。
さらに、専門スタッフによる個別相談も実施します。
なお、個別相談は事前予約制です。

このように並べると、それぞれの役割が分かりやすくなります。

「なお」は接続詞?

「なお」は、文脈によって副詞的・接続的に使われます。

文章の冒頭で、

なお、詳細については後日ご連絡いたします。

のように使う場合は、前の文に補足を加える働きをしています。

文章を書く際には品詞名を暗記するより、

「なお=補足」

と覚えておくと使い分けやすいでしょう。

「また」は接続詞?

「また」も、

また、次の問題について説明します。

のように文をつなぐ働きで使われるほか、

また会いましょう。

のように「再び」という意味でも使われます。

そのため、「また」が出てきたから必ず情報追加の接続語とは限りません。

ビジネスメールでの「なお」「また」例文

案内メール

説明会は〇月〇日14時から開催いたします。
また、終了後には個別相談会を予定しております。
なお、個別相談をご希望の場合は事前にお申し込みください。

日程変更

会議は〇月〇日に変更となりました。
また、開始時刻も14時から15時へ変更いたします。
なお、会場に変更はございません。

商品案内

新商品は〇月〇日から販売を開始します。
また、オンラインストアでも同日よりご購入いただけます。
なお、一部商品は数量限定となります。

よくある質問

Q1.「なお」と「また」はどちらが先ですか?

決まっていません。

ただし、「また」で関連情報を追加し、その後「なお」で補足を加える流れが自然になる場合は多くあります。

Q2.公文書では「また→なお」の順ですか?

一律にその順番とする現在の一般的な公用文ルールが示されているわけではありません。

文書の内容と情報の関係に応じて使い分けます。現在の公用文作成の手引では、読み手に理解されるよう分かりやすく書くことが重視されています。(参考サイト:文化庁)

Q3.「なお」「また」「おって」はどの順番ですか?

固定順ではありません。

「また」は情報追加、「なお」は補足、「おって」は後ほど知らせるという意味なので、それぞれの役割に応じて配置します。

Q4.「なお」の2回目は何と言い換えればいい?

内容によって「ただし」「あわせて」「補足すると」などに変更できます。

ただし、無理に言い換えず文章をまとめる方法もあります。

Q5.「また」の2回目は何と言い換える?

「さらに」「加えて」「あわせて」「そのうえ」などがあります。

Q6.「なお」の前で改行しますか?

必須ではありません。

段落の内容や文章の長さに応じて決めます。

Q7.「また」の前で改行しますか?

こちらも必須ではありません。

新しいまとまりとして見せた方が読みやすければ改行します。

Q8.「なお」と「ただし」は同じ?

完全には同じではありません。

「なお」は幅広い補足に使えますが、「ただし」は条件・例外・制限を示す場合に向いています。

Q9.「また」と「さらに」は同じ?

近いですが、「さらに」は前の内容を一段強めたり追加したりするニュアンスがあります。

まとめ|「なお」「また」は順番より役割で使い分ける

「なお」と「また」の違いは、

また
→ 関連する情報を追加・並列する

なお
→ 補足・注意・条件などを加える

と考えると分かりやすくなります。

同じ文章の中では、

本題 → また → なお

が自然な場合も多くありますが、必ずこの順番にしなければならないわけではありません。

特に公文書だからといって、

「また」の次は必ず「なお」

と機械的に決めるのではなく、情報の関係を整理して読み手に伝わる順に配置しましょう。

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