提案書の作成は、ビジネスにおける成果を左右する重要なコミュニケーション手段です。
この記事では、実際の現場で参考にできる提案書テンプレート40選を、目的別・相手別に整理しました。
すべてアレンジ可能な実用的な文例ばかりです。
この記事を読めば、どんな場面でも説得力のある提案書が作成できるようになります。
- 提案書とは
- 提案書と企画書の違い
- 提案書の基本構成
- 状況別提案書テンプレート40選
- 【社内向け】業務改善提案書(15選)
- 【社外向け】営業提案書(25選)
- 例文16:システム導入提案
- 例文17:コンサルティング提案
- 例文18:機器販売提案
- 例文19:サービス契約提案
- 例文20:業務委託提案
- 例文21:研修プログラム提案
- 例文22:Webサイト制作提案
- 例文23:物流サービス提案
- 例文24:セキュリティサービス提案
- 例文25:人材派遣サービス提案
- 例文26:マーケティング支援提案
- 例文27:省エネ設備提案
- 例文28:品質管理システム提案
- 例文29:法務支援サービス提案
- 例文30:BCP策定支援提案
- 例文31:DX推進支援提案
- 例文32:海外展開支援提案
- 例文33:M&A仲介提案
- 例文34:CSR・ESG支援提案
- 例文35:知的財産戦略提案
- 例文36:組織開発支援提案
- 例文37:財務改善支援提案
- 例文38:新規事業開発支援提案
- 例文39:グローバル人材育成提案
- 例文40:イノベーション創出支援提案
- 提案書作成のポイント
- よくある失敗例と対策
- まとめ
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提案書とは
提案書とは、社内または社外の課題解決のために、具体的な改善案や解決策を書面化した文書です。
提案書は大きく「社内向け」と「社外向け」の2種類に分けられます。
社内向け提案書の目的
- 業務改善や効率化の提案
- 新システム導入の提案
- 組織変更や制度改善の提案
- コスト削減施策の提案
社外向け提案書の目的
- 自社商品・サービスの導入提案
- 業務提携の提案
- 新規取引の提案
- 課題解決ソリューションの提案
提案書と企画書の違い
提案書と企画書は混同されがちですが、以下のような違いがあります。
項目 | 提案書 | 企画書 |
---|---|---|
目的 | 課題解決の方向性を提案 | 具体的な実行計画を立案 |
内容 | 解決策の概要とメリット | 詳細なスケジュールと実行手順 |
具体性 | 方向性重視 | 実行レベルの詳細 |
読み手 | 決裁者・承認者 | 実行者・関係者 |
詳しくは → [「企画書」「提案書」の違いと書き方【ビジネス文書作成ガイド】]
提案書の基本構成
効果的な提案書は以下の構成で作成します。
表紙・タイトル
- 提案内容が一目で分かるタイトル
- 提案日、提案者、提案先を明記
現状の課題・問題点
- 解決すべき課題を明確に提示
- 数値やデータで問題の深刻さを示す
提案内容・解決策
- 具体的な改善方法を提示
- 実現可能で効果的な解決策
期待される効果・メリット
- 定量的な効果を数値で示す
- 導入後の改善イメージを明確化
実施計画・スケジュール
- 実行時期と期間を明示
- 段階的な実施ステップ
必要なコスト・リソース
- 初期費用と運用費用
- 必要な人的リソース
状況別提案書テンプレート40選
【社内向け】業務改善提案書(15選)
例文1:IT システム導入提案
件名: 勤怠管理システム導入に関する提案
提案の背景:
現在の手作業による勤怠管理では、月末集計に担当者1名が丸2日を要しており、年間約48日の工数が発生しています。
また、入力ミスによる給与計算エラーが月平均3件発生している状況です。
提案内容:
クラウド型勤怠管理システム「○○○」の導入により、自動集計・給与システム連携を実現します。
期待される効果:
- 集計作業時間:48日→2日(96%削減)
- 入力ミス:月3件→0件
- 年間コスト削減効果:約120万円
必要コスト:
- 初期費用:15万円
- 月額費用:3万円(年間36万円)
- 投資回収期間:約4ヶ月
ポイント:
この文例を参考に、貴社の状況に合わせてアレンジし、導入予算と効果を具体的に検討してからご使用ください。
例文2:業務フロー改善提案
件名: 承認フロー簡素化による業務効率化提案
現状の課題:
現在の稟議承認は4段階(担当→係長→課長→部長)を必要とし、承認完了まで平均7営業日を要しています。
急案件でも短縮困難な状況です。
改善提案:
金額・重要度に応じた3段階承認制への変更
- 10万円未満:係長承認のみ
- 10-50万円:課長承認まで
- 50万円以上:部長承認まで
期待効果:
- 承認期間:7日→3日(57%短縮)
- 緊急対応力の向上
- 決裁者の負荷軽減
ポイント:
金額基準は各社の規程に合わせて調整し、段階的な導入を検討することをお勧めします。
例文3:会議運営改善提案
件名: 会議効率化による生産性向上提案
現状分析:
週次定例会議の実態調査結果:
- 平均時間:90分(予定60分を30分超過)
- 参加者:平均8名
- 月間会議時間:32時間(参加者×時間の合計)
改善案:
- アジェンダ事前配布の徹底
- 発言時間制限(1議題5分以内)
- 決定事項・アクションアイテムの明確化
- 参加者の最適化(関係者のみ参加)
想定効果:
- 会議時間:90分→45分(50%短縮)
- 月間削減時間:16時間
- 生産性向上による効果:月約40万円相当
ポイント:
会議文化の変革には時間を要するため、段階的な導入と継続的な改善が重要です。
例文4:ペーパーレス化提案
件名: 電子化による業務効率化・コスト削減提案
現状の問題:
- 月間印刷費:約8万円
- 文書保管スペース:倉庫費用月2万円
- 文書検索時間:1件あたり平均15分
提案内容:
文書管理システム導入による完全ペーパーレス化
- 契約書・請求書の電子化
- 承認フローのデジタル化
- クラウドストレージでの一元管理
削減効果:
- 印刷費:8万円→1万円(88%削減)
- 保管費:2万円→0円
- 検索効率:15分→2分(87%向上)
ポイント:
法的要件を満たす電子化システムの選定と、従業員への操作研修が成功の鍵となります。
例文5:残業削減提案
件名: 業務効率化による残業時間削減提案
現状把握:
- 平均残業時間:月25時間/人
- 残業代:月額約150万円
- 主要残業要因:資料作成(40%)、会議準備(30%)
改善施策:
- 資料テンプレート標準化
- 定型業務の自動化
- 業務の優先順位明確化
- ノー残業デーの設定
目標効果:
- 残業時間:25時間→15時間(40%削減)
- 残業代削減:月60万円
- 従業員満足度向上
ポイント:
残業削減は働き方改革の重要課題です。法令遵守と生産性向上を両立する施策設計が必要です。
例文6:人材育成制度改善提案
件名: 新人研修制度見直しによる早期戦力化提案
現状の課題:
- 新人の独り立ちまで:平均6ヶ月
- 研修期間中の生産性:30%
- 早期離職率:入社1年以内15%
改善提案:
メンター制度とOJTプログラムの体系化
- 先輩社員1名を3ヶ月間専任配置
- 週次フィードバック面談の実施
- スキルチェックシートによる進捗管理
期待成果:
- 独り立ち期間:6ヶ月→4ヶ月(33%短縮)
- 早期戦力化による売上寄与
- 離職率低下による採用コスト削減
ポイント:
人材育成は中長期的な投資です。メンター育成と継続的な制度改善が重要になります。
例文7:備品調達システム改善提案
件名: 備品発注業務効率化システム導入提案
問題点:
- 備品発注:担当者への口頭依頼
- 在庫管理:Excel手動更新
- 緊急調達:都度個別対応で高コスト
解決策:
備品管理システム導入による自動発注
- Webカタログからの直接注文
- 在庫連動の自動発注設定
- 使用履歴・予算管理機能
改善効果:
- 発注業務:50%効率化
- 在庫適正化:20%コスト削減
- 緊急調達回数:70%減少
ポイント:
利用者の利便性向上と管理業務の効率化を両立するシステム選定が成功要因です。
例文8:顧客対応業務改善提案
件名: CRM導入による顧客満足度向上提案
現状分析:
- 顧客情報:部署別個別管理
- 対応履歴:担当者個人管理
- 引き継ぎ時の情報ロス頻発
改善案:
統合CRMシステムによる顧客情報一元管理
- 全部署共通の顧客データベース
- 対応履歴の自動記録・共有
- 営業・サポート連携強化
期待値:
- 顧客満足度:20%向上
- 営業効率:30%改善
- 情報共有ミス:90%削減
ポイント:
各部署の協力と情報入力の徹底が、CRM効果最大化の前提条件となります。
例文9:安全管理体制強化提案
件名: 安全管理システム導入による事故防止提案
背景:
- 軽微な事故:月2-3件発生
- ヒヤリハット報告:形式化
- 安全教育:年1回のみ実施
提案内容:
デジタル安全管理システムの構築
- タブレットでのヒヤリハット即時報告
- AI分析による事故予測
- 月次安全レビュー会議の制度化
安全向上効果:
- 事故発生率:50%削減目標
- ヒヤリハット報告件数:3倍増加
- 安全意識の向上
ポイント:
安全は最優先事項です。現場の協力を得るための丁寧な説明と段階的導入が重要です。
例文10:コミュニケーション改善提案
件名: 社内情報共有ツール導入による連携強化提案
現状の問題:
- メール中心の情報共有で情報が分散
- プロジェクト進捗の可視化不足
- 部署間連携の効率化が課題
改善提案:
ビジネスチャットツールの全社導入
- プロジェクト別チャンネル作成
- ファイル共有・検索機能活用
- 外部ツール連携による自動通知
コミュニケーション改善効果:
- 情報共有速度:3倍向上
- プロジェクト透明性向上
- 意思決定スピード改善
ポイント:
新ツール導入時は利用ルールの策定と、全社員への操作研修が成功要因となります。
例文11:品質管理改善提案
件名: 品質チェック体制強化による不良品削減提案
現状課題:
- 不良品発生率:2.5%
- 検査工程:目視チェック中心
- 品質データ:紙ベース管理
改善策:
デジタル品質管理システム導入
- 自動検査装置による精度向上
- リアルタイム品質データ収集
- 統計的品質管理(SQC)導入
品質向上目標:
- 不良品率:2.5%→1%以下
- 検査効率:40%向上
- 顧客クレーム:50%削減
ポイント:
品質改善は顧客満足に直結します。投資対効果を明確にした段階的な導入計画が重要です。
例文12:エネルギー削減提案
件名: 省エネ設備導入による光熱費削減提案
現状分析:
- 月間電気代:150万円
- 空調効率:旧式設備で低効率
- 照明:従来型蛍光灯使用
提案内容:
省エネ設備への計画的更新
- LED照明への全面切り替え
- 高効率空調システム導入
- 太陽光発電設備設置検討
削減効果:
- 電気代:30%削減(月45万円)
- CO2排出量:25%削減
- 設備投資回収期間:5年
ポイント:
環境配慮と経済効果を両立する提案です。補助金活用も含めた資金計画の検討をお勧めします。
例文13:在庫管理改善提案
件名: 在庫最適化システム導入による資金効率化提案
現状の問題:
- 在庫回転率:年4回(業界平均6回)
- 滞留在庫:総額500万円
- 欠品による機会損失:月20件
解決提案:
AI予測機能付き在庫管理システム
- 需要予測に基づく自動発注
- 滞留在庫の早期発見・対策
- 安全在庫の最適化
経営改善効果:
- 在庫回転率:6回に向上
- 滞留在庫:50%削減
- 欠品率:90%削減
ポイント:
在庫最適化は資金繰り改善に直結します。売上予測精度の向上が成功のカギとなります。
例文14:営業プロセス改善提案
件名: 営業活動標準化による受注率向上提案
現状把握:
- 受注率:個人差大(10-40%)
- 営業プロセス:属人化
- 顧客アプローチ:統一性なし
標準化提案:
営業プロセスの可視化・標準化
- 営業ステージ別アクション定義
- 提案資料テンプレート統一
- 営業研修プログラム体系化
売上向上目標:
- 全体受注率:25%→35%
- 新人営業の早期戦力化
- 営業予測精度向上
ポイント:
営業標準化は売上に直結する重要施策です。現場の協力を得るための丁寧な導入が必要です。
例文15:リモートワーク環境整備提案
件名: ハイブリッドワーク制度導入による生産性向上提案
導入背景:
- 通勤時間:平均往復2時間
- オフィス集中による密集状態
- 柔軟な働き方への要望増加
制度提案:
週2-3日のリモートワーク制度
- クラウド環境の整備
- Web会議システム統一
- 成果主義評価制度導入
効果予測:
- 生産性:15%向上
- 通勤費:30%削減
- 従業員満足度向上
ポイント:
リモートワーク成功には、明確な評価基準とコミュニケーションルールの整備が不可欠です。
【社外向け】営業提案書(25選)
例文16:システム導入提案
件名: 貴社業務効率化のためのクラウドシステム導入提案
貴社の現状課題(ヒアリング結果):
- データ管理の分散による非効率
- 情報共有の遅延
- 手作業によるミスリスク
ソリューション提案:
当社クラウド統合システム「○○○」の導入により、データ一元管理と業務自動化を実現します。
導入メリット:
- 業務効率:40%向上
- データ精度:99.9%実現
- 運用コスト:20%削減
導入スケジュール:
- 要件定義:1ヶ月
- システム構築:2ヶ月
- 稼働開始:3ヶ月後
投資対効果:
- 初期投資:300万円
- 年間削減効果:150万円
- 投資回収:2年
ポイント:
貴社の具体的な課題に合わせてカスタマイズし、段階的な導入計画をご提案いたします。
例文17:コンサルティング提案
件名: 貴社売上拡大のための営業力強化コンサルティング提案
現状分析結果:
- 営業個人の受注率に大きなバラつき
- 商談プロセスの標準化不足
- 顧客管理の仕組み化が不十分
コンサルティング内容:
3ヶ月間の営業力強化プログラム
- 営業プロセスの標準化
- 営業担当者スキル向上研修
- CRM運用サポート
期待成果:
- 受注率:25%→40%向上
- 営業効率:30%改善
- 売上:年間20%増加
サービス料金:
- 月額:50万円×3ヶ月
- 成果連動報酬:売上増加分の5%
ポイント:
実績データに基づく具体的な改善提案を行い、貴社の持続的成長をサポートいたします。
例文18:機器販売提案
件名: 生産性向上のための○○機器導入提案
導入効果試算:
現在の手作業工程を自動化することで、以下の効果が期待できます
- 作業時間:50%短縮
- 人件費削減:年間200万円
- 品質向上:不良率1%→0.1%
製品特徴:
- 業界最高水準の処理能力
- 簡単操作で習熟期間短縮
- 24時間サポート体制
導入支援:
- 無料設置・調整
- 操作研修(3日間)
- 1年間保守サービス付帯
特別価格:
- 定価:500万円
- 特別価格:450万円(10%オフ)
- 分割払い対応可能
ポイント:
実機デモンストレーションを通じて、導入効果を実際に体感いただけます。
例文19:サービス契約提案
件名: 貴社のコスト削減を実現する包括メンテナンス契約提案
現状のメンテナンス費用:
- 年間保守費:120万円
- 緊急修理費:平均80万円
- ダウンタイム損失:推定100万円
包括メンテナンス提案:
月額15万円の定額制で以下をすべてカバー
- 定期点検・予防保全
- 故障時の緊急対応
- 部品交換・消耗品供給
コスト削減効果:
- 年間総費用:300万円→180万円
- 削減額:120万円(40%削減)
- 計画的な予算管理が可能
サービス品質:
- 4時間以内駆けつけ対応
- 年間稼働率99%保証
- 専任担当者制
ポイント:
予防保全により設備の長寿命化を図り、トータルコストの最適化を実現します。
例文20:業務委託提案
件名: 経理業務アウトソーシングによる業務効率化提案
現状の経理業務:
- 担当者:2名体制
- 人件費:年間800万円
- 繁忙期の残業:月50時間
アウトソーシング提案:
月額35万円で以下業務を代行:
- 記帳・仕訳業務
- 月次・年次決算
- 給与計算・社保手続き
削減効果:
- 人件費削減:年間380万円
- 業務品質向上:ミス削減
- コア業務への集中可能
サービス体制:
- 経験豊富な公認会計士監督
- 専用システムでリアルタイム連携
- 月次レポートによる可視化
ポイント:
経理の専門性を活かし、正確で効率的な業務処理を定額料金で提供いたします。
例文21:研修プログラム提案
件名: 管理職向けマネジメント力強化研修プログラム提案
研修の必要性:
- 管理職の世代交代時期
- リモートワーク時代の新しいマネジメント手法
- 部下のモチベーション管理課題
研修プログラム:
3日間×2回の実践型研修
- 1日目:現代のマネジメント理論
- 2日目:コミュニケーション技法
- 3日目:ケーススタディ・実践演習
期待効果:
- 管理職のスキル向上
- 部下の満足度・生産性向上
- 組織の一体感強化
研修費用:
- 参加費:1名5万円
- 10名様以上:団体割引20%
- フォローアップ研修無料
ポイント:
貴社の組織課題に合わせたカスタマイズ研修も承ります。実践的な内容で即効性を重視します。
例文22:Webサイト制作提案
件名: 売上拡大を目的としたWebサイトリニューアル提案
現サイトの課題:
- 月間アクセス数:1,000PV(同業他社平均の50%)
- 問い合わせ率:0.5%(業界平均2%)
- スマホ対応不備による離脱率高
リニューアル提案:
売上直結型Webサイトの構築
- SEO対策による検索順位向上
- スマホファーストデザイン
- 問い合わせ導線の最適化
売上向上効果:
- アクセス数:3倍増加
- 問い合わせ率:2%達成
- 年間売上:500万円増加見込
制作費用:
- 初期制作費:80万円
- 月額保守費:3万円
- SEO対策:月額5万円
ポイント:
単なるデザイン改善ではなく、売上向上に直結するマーケティング効果を重視した提案です。
例文23:物流サービス提案
件名: 配送コスト削減・サービス向上のための物流改善提案
現状の配送課題:
- 配送コスト:売上の8%
- 配送遅延:月5-10件発生
- 在庫管理の非効率性
物流最適化提案:
当社物流ネットワークの活用
- 配送ルート最適化システム
- 倉庫管理の効率化
- リアルタイム配送追跡
改善効果:
- 配送コスト:20%削減
- 配送時間:平均1日短縮
- 在庫回転率:30%向上
サービス料金:
- 基本料金:月額20万円
- 配送単価:従来の80%
- 初期設定費:無料
ポイント:
物流の効率化により、コスト削減と顧客満足度向上を同時に実現いたします。
例文24:セキュリティサービス提案
件名: 情報セキュリティ強化による企業リスク軽減提案
セキュリティリスク分析:
- サイバー攻撃増加:前年比200%
- 情報漏洩による損失:平均5,000万円
- 現状のセキュリティ対策不足
包括セキュリティ提案:
多層防御システムの構築
- ファイアウォール・ウイルス対策
- 社員教育・訓練プログラム
- 24時間監視サービス
リスク軽減効果:
- サイバー攻撃検知率:99%
- 情報漏洩リスク:95%削減
- コンプライアンス強化
導入費用:
- 初期設定:100万円
- 月額監視料:15万円
- 年間投資額:280万円
ポイント:
企業の信頼性確保と事業継続性を守る重要な投資として、段階的な導入をサポートします。
例文25:人材派遣サービス提案
件名: 即戦力人材による業務拡大サポート提案
人材ニーズ分析:
- 繁忙期の人手不足:月平均3名
- 専門スキル人材の確保困難
- 採用・教育コストの負担
人材派遣ソリューション:
業界経験豊富な即戦力人材を提供
- 必要時期に必要人数を確保
- 専門スキル保有者を厳選
- 短期・長期ニーズに柔軟対応
コスト比較:
- 正社員採用:1名あたり年400万円
- 派遣活用:1名あたり年300万円
- 採用・教育費:ゼロ
サービス特徴:
- 最短3日でのスタッフ配置
- 業界特化の専門人材
- 稼働後のフォロー体制
ポイント:
固定費を抑えながら必要な時に必要な人材を確保し、事業拡大をサポートいたします。
例文26:マーケティング支援提案
件名: デジタルマーケティングによる新規顧客獲得支援提案
マーケティング課題:
- 新規顧客獲得単価の上昇
- Web集客の仕組み不足
- 営業機会の創出不足
デジタル施策提案:
包括的なWebマーケティング支援
- SEO・リスティング広告運用
- SNSマーケティング
- メールマーケティング自動化
成果目標:
- 月間リード数:3倍増加
- 顧客獲得単価:50%削減
- 営業効率:大幅向上
支援料金:
- 月額基本料:30万円
- 広告運用代行:広告費の20%
- 成果報酬:獲得1件につき2万円
ポイント:
データ分析に基づく科学的なマーケティングで、確実な成果創出をお約束いたします。
例文27:省エネ設備提案
件名: 環境配慮・コスト削減を実現する省エネ設備導入提案
エネルギー使用実態:
- 年間電気代:1,200万円
- CO2排出量:業界平均の120%
- 設備老朽化による効率低下
省エネ設備提案: 最新高効率設備への更新
- 省エネ型空調システム
- LED照明への全面切り替え
- 太陽光発電システム設置
削減効果:
- 電気代:年間360万円削減(30%減)
- CO2排出量:40%削減
- 設備投資回収期間:6年
導入サポート:
- 補助金申請代行
- 分割払い・リース対応
- 10年間メンテナンス保証
ポイント:
環境への貢献と経済効果を両立し、企業の持続可能な成長をサポートいたします。
例文28:品質管理システム提案
件名: 品質向上・トレーサビリティ強化システム導入提案
品質管理課題:
- 不良品発生率:2.5%
- 品質データの属人管理
- トレーサビリティの不備
品質管理システム:
統合品質管理プラットフォーム
- リアルタイム品質監視
- 統計的プロセス管理(SPC)
- 完全トレーサビリティ実現
品質向上効果:
- 不良品率:1%以下に改善
- 品質コスト:50%削減
- 顧客満足度:大幅向上
システム費用:
- 初期導入費:200万円
- 月額利用料:10万円
- ROI:18ヶ月で投資回収
ポイント:
品質は企業の競争力の源泉です。継続的な品質改善により、市場での優位性を確立します。
例文29:法務支援サービス提案
件名: 企業法務リスク軽減のための顧問契約提案
法務リスク分析:
- 契約書チェック体制の不備
- コンプライアンス対応の遅れ
- 法的トラブル発生時の対応不安
法務支援サービス:
包括的な企業法務サポート
- 契約書作成・レビュー
- コンプライアンス体制構築
- 法的リスクの事前回避
リスク軽減効果:
- 法的トラブル回避
- コンプライアンス強化
- 事業運営の安定性向上
顧問料金:
- 月額顧問料:15万円
- 契約書レビュー:1件2万円
- 法律相談:無制限対応
ポイント:
法的リスクの予防により、安心して事業展開に集中できる環境を提供いたします。
例文30:BCP策定支援提案
件名: 事業継続力強化のためのBCP策定支援提案
リスク環境分析:
- 自然災害リスクの増大
- サイバー攻撃の脅威拡大
- BCPの策定・更新不足
BCP策定支援:
実効性の高いBCP策定・運用支援
- リスクアセスメント実施
- 事業継続戦略の策定
- 緊急時対応マニュアル作成
事業継続力向上:
- 災害時の事業早期復旧
- ステークホルダーの信頼獲得
- 競合優位性の確立
支援費用:
- BCP策定支援:150万円
- 年次見直し:30万円
- 緊急時サポート:24時間対応
ポイント:
事業継続は企業の社会的責任です。実効性のあるBCPで、あらゆるリスクに対応します。
例文31:DX推進支援提案
件名: デジタル変革による競争力強化支援提案
DX推進課題:
- デジタル化の遅れ
- IT人材の不足
- システム連携の複雑性
DX推進ロードマップ:
段階的なデジタル変革支援
- 現状分析・課題整理
- システム統合・自動化
- データ活用・AI導入
変革効果:
- 業務効率:50%向上
- 意思決定スピード:3倍向上
- 新規事業創出支援
投資計画:
- 年次投資額:500万円
- 3年間総投資:1,500万円
- 投資回収期間:4年
ポイント:
DXは単なるIT化ではありません。ビジネスモデル全体の変革をトータルサポートします。
例文32:海外展開支援提案
件名: アジア市場進出のための海外展開支援提案
海外展開ニーズ:
- 国内市場の成熟化
- 海外需要の拡大機会
- 展開ノウハウの不足
海外展開支援:
現地パートナーとの総合支援
- 市場調査・進出戦略策定
- 現地法人設立・許認可取得
- 販路開拓・マーケティング支援
期待成果:
- 海外売上:3年で総売上の20%
- 新市場での競争優位確立
- 事業ポートフォリオの多様化
支援費用:
- 戦略策定:200万円
- 月額サポート:50万円
- 成功報酬:海外売上の5%
ポイント:
海外展開は大きな成長機会です。現地ネットワークを活用し、確実な成功をサポートします。
例文33:M&A仲介提案
件名: 事業拡大・事業承継のためのM&A戦略提案
M&Aニーズ分析:
- 事業拡大の手段として
- 後継者不在問題の解決
- 事業ポートフォリオ最適化
M&A仲介サービス:
専門家による総合的M&A支援
- 企業価値評価・戦略策定
- 候補先企業の選定・交渉
- クロージングまでの完全サポート
M&A成功効果:
- 事業規模の拡大
- シナジー効果の創出
- 企業価値の最大化
手数料体系:
- 着手金:100万円
- 中間金:成約額の1%
- 成功報酬:成約額の3%
ポイント:
M&Aは重要な経営戦略です。豊富な実績と専門知識で、最適な相手先との成約を実現します。
例文34:CSR・ESG支援提案
件名: 持続可能な経営のためのCSR・ESG推進支援提案
ESG経営の重要性:
- 投資家のESG重視拡大
- 顧客の環境意識向上
- 法規制強化への対応
ESG推進支援:
包括的なESG経営サポート
- ESG現状分析・戦略策定
- 環境・社会貢献活動企画
- サステナビリティレポート作成
企業価値向上:
- ブランドイメージ向上
- 優秀人材の獲得・定着
- 投資家からの評価向上
支援料金:
- 戦略策定:150万円
- 月額支援:20万円
- レポート作成:50万円
ポイント:
ESG経営は企業の持続的成長に不可欠です。社会的価値と経済価値の両立をサポートします。
例文35:知的財産戦略提案
件名: 技術競争力強化のための知的財産戦略提案
知財戦略課題:
- 特許出願・管理の遅れ
- 競合他社の知財リスク
- 技術資産の活用不足
知財戦略支援:
総合的な知的財産マネジメント
- 特許出願戦略の策定
- 知財リスク分析・回避
- ライセンス戦略の構築
競争力向上:
- 技術的優位性の確保
- 新規事業創出支援
- 知財収益化の実現
サービス費用:
- 戦略策定:100万円
- 特許出願:1件30万円
- 年間管理費:50万円
ポイント:
知的財産は重要な経営資源です。戦略的な知財活用で、持続的な競争優位を構築します。
例文36:組織開発支援提案
件名: 組織力強化・人材活性化のための組織開発支援提案
組織課題分析:
- 社員エンゲージメント低下
- 世代間のコミュニケーション課題
- 組織の縦割り意識
組織開発プログラム:
科学的アプローチによる組織改革
- 組織診断・課題特定
- チームビルディング研修
- 人事制度最適化支援
組織力向上:
- エンゲージメント向上
- 生産性30%改善
- 離職率50%削減
プログラム費用:
- 組織診断:50万円
- 研修プログラム:1名5万円
- 制度設計支援:100万円
ポイント:
強い組織が企業成長の基盤です。人と組織の力を最大化し、持続的な成長を実現します。
例文37:財務改善支援提案
件名: 財務体質強化・資金調達支援提案
財務課題分析:
- キャッシュフロー管理の不備
- 資金調達手段の限定性
- 財務分析・計画の不足
財務改善支援:
CFO機能の包括的サポート
- 財務分析・改善計画策定
- 資金調達戦略・実行支援
- 予算管理・資金繰り最適化
財務改善効果:
- 資金効率の向上
- 財務リスクの軽減
- 成長投資余力の創出
支援費用:
- 月額CFO:30万円
- 資金調達支援:調達額の2%
- 財務計画策定:100万円
ポイント:
健全な財務基盤が事業成長を支えます。戦略的財務管理で、企業価値の最大化を図ります。
例文38:新規事業開発支援提案
件名: 次世代事業創出のための新規事業開発支援提案
新規事業ニーズ:
- 既存事業の成熟化
- 新たな収益源の必要性
- イノベーション創出への期待
事業開発支援:
体系的な新規事業創出プログラム
- 市場機会分析・事業アイデア創出
- 事業計画策定・検証
- 事業化・スケール支援
事業創出効果:
- 新規事業の成功確率向上
- イノベーション創出
- 中長期的な成長基盤構築
支援料金:
- 戦略策定:200万円
- 月額支援:50万円
- 成功報酬:事業売上の5%
ポイント:
新規事業は企業の未来を創ります。豊富な経験と実績で、確実な事業化をサポートします。
例文39:グローバル人材育成提案
件名: 国際競争力強化のためのグローバル人材育成提案
グローバル化課題:
- 海外展開に必要な人材不足
- 異文化コミュニケーション能力
- 国際的なビジネススキル
育成プログラム:
実践的グローバル人材育成
- 海外研修・現地体験プログラム
- 語学力・異文化理解力向上
- 国際ビジネス実務研修
人材力向上:
- グローバル対応力強化
- 海外事業推進力向上
- 組織の国際競争力強化
研修費用:
- 海外研修:1名100万円
- 語学研修:1名年50万円
- ビジネス研修:1名20万円
ポイント:
グローバル人材は企業の国際展開の鍵です。実践的な育成で、世界で活躍する人材を育成します。
例文40:イノベーション創出支援提案
件名: 技術革新・イノベーション創出のための研究開発支援提案
イノベーション課題:
- 技術革新のスピード遅れ
- 研究開発体制の強化必要性
- オープンイノベーションの活用
R&D支援サービス:
イノベーション創出エコシステム構築
- 技術トレンド分析・戦略策定
- 産学連携・オープンイノベーション
- 研究開発プロジェクト管理
イノベーション創出:
- 新技術・新商品開発促進
- 競合優位性の確立
- 持続的な成長基盤構築
支援費用:
- 戦略策定:150万円
- プロジェクト管理:月額30万円
- 成果報酬:売上の3%
ポイント:
イノベーションは企業の未来を決定します。最先端の知見と手法で、革新的な価値創造をサポートします。
提案書作成のポイント
相手の立場に立って考える
- 相手の課題・ニーズを正確に把握
- 相手のメリットを最優先に考慮
- 相手の予算・スケジュールに配慮
具体的な数値で効果を示す
- 定量的なデータで説得力を高める
- 投資対効果を明確に算出
- 比較データで優位性を証明
実現可能性を重視する
- 現実的な提案内容にする
- 段階的な実施計画を提示
- リスクと対策を明示
簡潔で分かりやすい表現
- 専門用語は避け、平易な言葉を使用
- 要点を整理して論理的に構成
- 視覚的に見やすいレイアウト
フォローアップ体制の明示
- 提案後のサポート体制
- 問題発生時の対応方法
- 継続的な改善提案
よくある失敗例と対策
失敗例1:自社の商品説明に終始
問題点: 相手のメリットよりも商品機能の説明が中心
対策: 相手の課題解決にどう貢献するかを重視
失敗例2:抽象的な表現が多い
問題点: 「効率化」「改善」など具体性に欠ける
対策: 数値やデータで具体的に表現
失敗例3:一方的な提案内容
問題点: 相手の意見や要望を聞かずに作成
対策: 事前ヒアリングを十分に実施
失敗例4:実現困難な内容
問題点: 理想論や実現不可能な提案
対策: 現実的で段階的な実施計画
失敗例5:コスト面の配慮不足
問題点: 予算を超える提案や費用対効果が不明
対策: 予算に応じた複数案の提示
まとめ
効果的な提案書作成には、相手の課題を正確に把握し、具体的で実現可能な解決策を提示することが重要です。
この記事で紹介した40の文例を参考に、貴社の状況に合わせてアレンジしてご活用ください。
数値やデータを活用し、相手のメリットを最優先に考えた提案書で、ビジネス成功の確率を高めましょう。
注意: 各文例は参考例として提供しています。実際の使用前には、貴社の状況に合わせたカスタマイズと、必要に応じて専門家への相談をお勧めします。
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