取引先や上司から依頼を受けたとき、
承知しました。
だけでも意味は伝わります。
ただし、実務ではそれだけでは、
いつ対応するのか
依頼内容を正しく理解しているのか
すべて対応できるのか
完了したら連絡が来るのか
が分からない場合があります。
依頼を承諾するメールでは、
依頼を受けたこと
対応すること
期限・予定
必要な確認事項
まで伝えると、やり取りがスムーズになります。
基本形は次のとおりです。
件名:Re: 〇〇のお願い
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。ご依頼の件、承知いたしました。
〇〇につきまして、〇月〇日までに対応いたします。
完了しましたら、改めてご連絡いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
ポイントは、「承知しました」で終わらず、次に何をするのかまで明示することです。
- 依頼を承諾するメールの基本構成
- 「承知しました」は依頼への返信に使える?
- 「承知しました」と「かしこまりました」の違い
- 「対応いたします」は使える?
- 依頼をそのまま引き受ける基本例文
- 短く承諾する場合
- 期限も伝える場合
- 今日中に対応する場合
- 明日までに対応する場合
- 急ぎの依頼を引き受ける場合
- 急ぎだが確約できない場合
- 取引先からの依頼を承諾する場合
- 上司からの依頼を承諾する場合
- 同僚からの依頼
- メールで来た作業依頼を引き受ける場合
- 複数の依頼を承諾する場合
- 一部だけ承諾する場合
- 条件付きで承諾する場合
- 追加情報が必要な場合
- 依頼内容が曖昧な場合
- 正式回答まで確認が必要な場合
- 担当者を変更して対応する場合
- 自分ではなく別部署が対応する場合
- 日程変更の依頼を承諾する場合
- 納期変更を承諾する場合
- 資料修正の依頼を承諾する場合
- 再修正依頼を承諾する場合
- 問い合わせへの追加対応を承諾する場合
- 「対応可能です」と返す場合
- 「喜んで対応いたします」は使える?
- 「対応させていただきます」は使える?
- 「承知いたしました」と「了解しました」の違い
- 「承諾しました」は返信で使う?
- 「お引き受けいたします」は使える?
- 依頼を受けたお礼は必要?
- 承諾メールで期限を書いた方がいい?
- 完了後に連絡すると伝える
- 依頼内容を復唱する
- できない条件まで勢いで承諾しない
- 依頼を承諾する短文テンプレート
- 依頼承諾メールで避けたい書き方
- よくある質問
- まとめ|依頼承諾メールは「承知+対応内容+期限」まで書く
- 関連記事
依頼を承諾するメールの基本構成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 件名 | 元メールへの返信で可 |
| 宛名 | 会社名・氏名 |
| 受領 | 依頼を確認したこと |
| 承諾 | 対応する意思 |
| 内容 | 何を対応するか |
| 期限 | いつまでに対応するか |
| 条件 | 必要に応じて |
| 完了連絡 | 必要なら明記 |
| 結び | 今後の連絡 |
「承知しました」は依頼への返信に使える?
使えます。
基本
承知しました。
丁寧
承知いたしました。
内容を具体化
〇〇の件、承知いたしました。
対応も明示
〇〇の件、承知いたしました。
〇月〇日までに対応いたします。
取引先へのメールでは、「承知いたしました」が使いやすいでしょう。
関連記事として「承知いたしました」は正しい敬語?意味・使い方・例文・言い換え完全ガイドがあります。
「承知しました」と「かしこまりました」の違い
どちらも相手の内容を受け止めたときに使えます。
承知しました
幅広いビジネス場面で使いやすい。
納期変更の件、承知いたしました。
かしこまりました
接客・顧客対応などで、よりへりくだった印象になることがあります。
かしこまりました。すぐに確認いたします。
詳細は「承知しました」「かしこまりました」の正しい使い分け方で解説しています。
「対応いたします」は使える?
使えます。
ただし、
承知しました。
は「理解・了承した」こと、
対応いたします。
は「実際に行動する」ことを表します。
そのため、
ご依頼の件、承知いたしました。
〇月〇日までに対応いたします。
と組み合わせると非常に分かりやすくなります。
依頼をそのまま引き受ける基本例文
件名:Re: 〇〇のお願い
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
ご依頼いただきました〇〇の件、承知いたしました。
ご指定の内容にて対応いたします。
〇月〇日までに完了予定です。
完了しましたら改めてご連絡いたします。
よろしくお願いいたします。
短く承諾する場合
例文
ご依頼の件、承知いたしました。
こちらで対応いたします。
よろしくお願いいたします。
期限も伝える場合
例文
ご依頼ありがとうございます。
〇〇について承知いたしました。
〇月〇日までに対応し、完了後にご連絡いたします。
「対応します」だけでなく、期限まで書くと相手が安心できます。
今日中に対応する場合
ご依頼の件、承知いたしました。
本日中に対応いたします。
完了次第、ご連絡いたします。
明日までに対応する場合
ご依頼ありがとうございます。
〇〇について承知いたしました。
明日〇月〇日までに対応いたします。
急ぎの依頼を引き受ける場合
例文
お急ぎの件、承知いたしました。
本日15時までに対応いたします。
完了次第、すぐにご連絡いたします。
急ぎだが確約できない場合
ここは重要です。
例文
お急ぎとのこと、承知いたしました。
可能な限り早急に対応いたします。
現時点では〇時頃の完了を見込んでおりますが、状況が変わる場合は改めてご連絡いたします。
確約できない期限を断定しないようにします。
取引先からの依頼を承諾する場合
例文
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
ご依頼いただきました〇〇につきまして、承知いたしました。
ご希望の〇月〇日までに対応いたします。
対応完了後、資料をお送りいたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
上司からの依頼を承諾する場合
例文
お疲れさまです。
〇〇の件、承知しました。
本日中に確認し、明日の午前中までに共有します。
よろしくお願いします。
社内なら、必要以上に硬くする必要はありません。
同僚からの依頼
例文
了解しました。
〇〇はこちらで対応します。
今日中に終わったら共有します。
相手との関係に応じて「了解しました」も使えますが、上司・取引先には「承知しました」の方が無難です。
メールで来た作業依頼を引き受ける場合
例文
ご依頼ありがとうございます。
下記内容で承知いたしました。
・〇〇を修正
・△△を追加
・〇月〇日までに提出上記内容にて対応いたします。
依頼内容を復唱すると認識違いを防げます。
複数の依頼を承諾する場合
例文
ご依頼いただきありがとうございます。
下記3点について承知いたしました。
1.〇〇の修正
2.△△の確認
3.□□の資料作成1・2は〇月〇日、3は〇月〇日までに対応いたします。
一部だけ承諾する場合
すべて対応できない場合です。
例文
ご依頼ありがとうございます。
〇〇および△△については対応可能です。
一方、□□につきましては現状のスケジュールでは〇月〇日までの対応が難しい状況です。
□□のみ〇月〇日までとしていただくことは可能でしょうか。
「承知しました」と一括で返さず、対応可能範囲を明確にします。
条件付きで承諾する場合
例文
ご依頼の件、承知いたしました。
〇〇の資料をご共有いただけましたら、〇月〇日までに対応可能です。
お手数ですが、資料のご送付をお願いいたします。
追加情報が必要な場合
例文
ご依頼ありがとうございます。
対応可能ですが、作業開始にあたり〇〇について確認させてください。
・対象:〇〇でよろしいでしょうか
・期限:〇月〇日でお間違いないでしょうかご確認でき次第、対応を開始いたします。
依頼内容が曖昧な場合
例文
ご依頼ありがとうございます。
対応可能ですが、認識違いを防ぐため1点確認させてください。
今回は〇〇を△△へ変更するという認識でよろしいでしょうか。
ご確認後、対応を進めます。
正式回答まで確認が必要な場合
例文
ご依頼いただきありがとうございます。
内容は確認いたしました。
対応可否について社内確認が必要なため、〇月〇日までに改めてご連絡いたします。
この時点では、まだ「承諾しました」と言わないことが重要です。
担当者を変更して対応する場合
例文
ご依頼の件、承知いたしました。
本件は担当の〇〇が対応いたします。
〇〇より改めてご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
自分ではなく別部署が対応する場合
例文
ご依頼ありがとうございます。
本件につきましては、〇〇部にて対応いたします。
担当者へ共有しておりますので、改めてご連絡いたします。
日程変更の依頼を承諾する場合
例文
日程変更の件、承知いたしました。
〇月〇日14時へ変更いたします。
当日はよろしくお願いいたします。
納期変更を承諾する場合
例文
納期変更の件、承知いたしました。
〇月〇日納品にて対応いたします。
ご連絡いただきありがとうございました。
資料修正の依頼を承諾する場合
例文
修正のご依頼ありがとうございます。
ご指定の2点について承知いたしました。
修正版は〇月〇日までにお送りします。
今回作った「修正依頼メール」と相互リンクしやすい部分です。
再修正依頼を承諾する場合
例文
修正内容をご共有いただきありがとうございます。
追加修正の件、承知いたしました。
〇月〇日までに再度修正版をお送りします。
問い合わせへの追加対応を承諾する場合
例文
ご連絡ありがとうございます。
追加でご依頼いただきました〇〇についても承知いたしました。
確認のうえ、改めて回答いたします。
「対応可能です」と返す場合
依頼者が「対応できますか?」と聞いている場合は、
対応可能です。
と答えられます。
例
ご依頼いただきありがとうございます。
〇月〇日までの対応が可能です。
ご希望でしたら、このまま作業を進めます。
正式発注前など、まだ依頼確定ではない場合にはこの形が使いやすいです。
「喜んで対応いたします」は使える?
場面によって使えます。
例
ぜひ対応させていただきます。
喜んで対応いたします。
ただし、通常のBtoBメールでは、
承知いたしました。対応いたします。
の方が落ち着いた表現です。
「対応させていただきます」は使える?
使われる表現です。
ただし、必ず「させていただく」を使う必要はありません。
対応いたします。
で十分な場面も多くあります。
特に文章道場では、何でも「させていただきます」にすると丁寧になるという説明は避けた方がよいでしょう。
「承知いたしました」と「了解しました」の違い
承知いたしました
取引先・上司にも使いやすい。
了解しました
同僚・部下などでは自然に使われる。
ただし「了解しました」が絶対に目上へ失礼という単純なルールではなく、職場文化や相手との関係にもよります。
迷うなら、社外・上司には「承知しました/承知いたしました」が無難です。
「承諾しました」は返信で使う?
使えないわけではありませんが、日常的な依頼メールへの返信なら、
承知しました。
お引き受けします。
対応いたします。
の方が自然なことが多いでしょう。
「承諾」は契約・申請・条件への同意など、やや硬い場面でも使われます。
「お引き受けいたします」は使える?
使えます。
例
ご依頼いただきありがとうございます。
本件、ぜひお引き受けいたします。
仕事そのものを依頼された場合に使いやすい表現です。
ただし、単純なファイル修正や確認依頼なら「対応いたします」の方が自然です。
依頼を受けたお礼は必要?
必須ではありませんが、
ご依頼ありがとうございます。
を入れると自然です。
特に新規案件なら、
このたびはご依頼いただきありがとうございます。
とできます。
承諾メールで期限を書いた方がいい?
期限が関係する依頼なら、できるだけ書いた方がよいでしょう。
悪い例:
承知しました。対応します。
改善例:
承知いたしました。〇月〇日までに対応いたします。
これだけで相手の不安が大きく減ります。
完了後に連絡すると伝える
例
対応が完了しましたら、改めてご連絡いたします。
資料を送る
完了後、修正版をメールにてお送りします。
確認結果を送る
確認が完了しましたら、結果をご報告いたします。
依頼内容を復唱する
重要な依頼では非常に有効です。
例
下記内容で承知いたしました。
・〇〇を△△へ変更
・〇月〇日までに提出上記内容で対応いたします。
できない条件まで勢いで承諾しない
たとえば、
本日中にお願いします。
と言われ、難しいのに、
承知しました。
と返すと、期限まで含めて了承したように受け取られる可能性があります。
その場合は、
ご依頼の内容は承知いたしました。
恐れ入りますが、本日中の対応は難しく、明日午前中であれば対応可能です。
と条件を分けます。
依頼を承諾する短文テンプレート
基本
ご依頼の件、承知いたしました。
〇月〇日までに対応いたします。
よろしくお願いいたします。
当日対応
承知いたしました。
本日中に対応し、完了後にご連絡いたします。
修正依頼
修正の件、承知いたしました。
ご指定の内容を反映し、〇月〇日までにお送りします。
日程変更
日程変更の件、承知いたしました。
〇月〇日14時でお願いいたします。
条件付き
対応可能です。
〇〇をご共有いただけましたら、作業を開始いたします。
依頼承諾メールで避けたい書き方
「承知しました」だけで終わる
簡単な依頼なら問題ありませんが、重要案件では期限や対応内容も書きます。
不可能な期限まで了承する
対応できる日時を正確に伝えます。
内容を理解していないまま承諾する
不明点があるなら確認してから正式に引き受けます。
「何とかします」と曖昧にする
可能か不可能か、いつまでにできるかを明確にします。
「了解です」を社外へ多用する
親しい関係なら使われることもありますが、一般的な社外メールでは「承知しました」が使いやすいでしょう。
よくある質問
Q1.依頼への返信は「承知しました」でいい?
使えます。
重要な依頼なら、対応内容や期限も続けると分かりやすくなります。
Q2.「承知いたしました」は正しい敬語?
使える表現です。取引先・上司にも使いやすいでしょう。
Q3.「対応いたします」は失礼ではない?
失礼ではありません。
具体的な行動を示す分かりやすい表現です。
Q4.「かしこまりました」とどちらがいい?
どちらも使えます。一般的な社外業務なら「承知いたしました」、接客場面では「かしこまりました」もよく使われます。
Q5.まだ対応できるか分からない場合は?
確認のうえ改めてご連絡します。
とし、承諾を確定させないようにします。
Q6.期限に間に合わない場合は?
依頼内容は受けつつ、対応可能な期限を提示します。
Q7.一部だけ対応できる場合は?
対応可能な部分と難しい部分を分けて伝えます。
Q8.「お引き受けいたします」は使える?
使えます。案件や仕事そのものを引き受ける場合に向いています。
Q9.急ぎの依頼にはどう返す?
対応可能時間を明確にします。確約できない場合はその点も伝えます。
Q10.完了したら改めてメールした方がいい?
重要な依頼なら、
完了しましたら改めてご連絡いたします。
としておくと、相手も進捗を把握しやすくなります。
まとめ|依頼承諾メールは「承知+対応内容+期限」まで書く
依頼を承諾するメールでは、
依頼内容を理解したこと
対応すること
いつまでに行うか
完了後どう連絡するか
を明確にします。
基本形は、
ご依頼の件、承知いたしました。
〇月〇日までに対応いたします。
完了しましたら改めてご連絡いたします。
です。
ただし、条件が確定していないなら、
対応可否を確認のうえ、〇月〇日までに回答いたします。
とします。
重要なのは「承知しました」という敬語そのものではなく、相手が“この依頼は誰が・いつまでに・どう処理するのか”を判断できる返信にすることです。
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「承知いたしました」という表現そのものの敬語・使い方はこちら。 - 「承知しました」「かしこまりました」の正しい使い分け方
「承知しました」と「かしこまりました」の違いを詳しく確認できます。

