取引先や外注先から届いた資料・原稿・デザインなどを確認し、
ここを直してほしい。
と思ったとき、どのように伝えればよいでしょうか。
修正依頼では、丁寧な敬語以上に、
どこを
どう直してほしいのか
なぜ修正が必要なのか
いつまでに必要なのか
を明確にすることが大切です。
基本形は次のとおりです。
件名:〇〇資料 修正のお願い
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。〇〇資料をご送付いただき、ありがとうございます。
内容を確認しましたところ、恐れ入りますが下記2点について修正をお願いできますでしょうか。
【修正箇所】
1.3ページ「〇〇」
「A」→「B」へ変更2.5ページ「〇〇」
△△の説明を1文追加可能でしたら、〇月〇日までに修正版をご共有いただけますと幸いです。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
修正依頼では、「直してください」とだけ書かず、相手が迷わず作業できる状態まで具体化することが重要です。
- 修正依頼メールの基本構成
- 修正依頼メールの件名
- 修正依頼メールの基本例文
- 「修正してください」は失礼?
- 修正をお願いする丁寧な言い方
- 「ご修正ください」は使える?
- 軽微な修正をお願いする場合
- 複数箇所を修正してほしい場合
- 原稿の修正をお願いする場合
- デザインの修正をお願いする場合
- 資料の修正をお願いする場合
- 見積書の修正をお願いする場合
- 請求書の修正をお願いする場合
- 契約書の修正をお願いする場合
- こちらの指示不足が原因の場合
- こちらの認識違いがあった場合
- 相手のミスを指摘する場合
- 明らかな誤記を修正してもらう場合
- 修正理由を説明した方がいい?
- 修正期限を伝える場合
- 急ぎで修正をお願いする場合
- 期限を短縮してもらう場合
- 修正箇所が多い場合
- 添付ファイルで修正指示を送る場合
- WordやGoogleドキュメントのコメントで依頼する場合
- 修正内容が曖昧な場合は相談形式にする
- 「いい感じに修正してください」は避ける
- 一度修正してもらった後に再修正をお願いする場合
- 修正回数が多くなってしまった場合
- 相手から修正案を提案してもらいたい場合
- 修正不要の箇所も伝える
- 修正依頼後に追加修正が発生した場合
- 修正版が届いたときの返信
- 「修正ありがとうございます」は使える?
- 修正依頼と確認依頼の違い
- 修正依頼メールの短文テンプレート
- 修正依頼メールで避けたい書き方
- よくある質問
- まとめ|修正依頼メールは「どこを・どう直すか」を明確にする
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修正依頼メールの基本構成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 件名 | 修正依頼だと分かる内容 |
| 宛名 | 会社名・氏名 |
| お礼 | 作成・送付への感謝 |
| 修正依頼 | 修正してほしいこと |
| 修正箇所 | ページ・項目・該当文 |
| 修正内容 | どう変更するか |
| 理由 | 必要な場合 |
| 期限 | 必要な場合 |
| 結び | お手数への配慮 |
修正依頼メールの件名
基本
〇〇資料 修正のお願い
【修正のお願い】〇〇について
〇〇原稿の修正について
再修正
【再修正のお願い】〇〇資料について
急ぎ
【〇月〇日まで】〇〇資料 修正のお願い
件名だけで、修正対象が何かが分かるようにします。
修正依頼メールの基本例文
件名:〇〇資料 修正のお願い
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
〇〇資料をご作成いただき、ありがとうございます。
内容を確認しましたところ、恐れ入りますが下記箇所について修正をお願いしたく、ご連絡いたしました。
【修正箇所】
・2ページ:〇〇
・5ページ:△△詳細は下記のとおりです。
・「〇〇」→「△△」へ変更
・〇〇の説明を追加お手数をおかけしますが、〇月〇日までにご対応いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
「修正してください」は失礼?
「修正してください」自体が誤った表現ではありません。
ただし、取引先や外注先へは、
修正をお願いいたします。
修正をお願いできますでしょうか。
修正いただけますと幸いです。
などにすると柔らかくなります。
修正をお願いする丁寧な言い方
基本
修正をお願いいたします。
柔らかい
修正をお願いできますでしょうか。
さらに柔らかい
修正いただけますと幸いです。
複数箇所
下記箇所について修正をお願いできますでしょうか。
確認を含める
ご確認のうえ、必要に応じて修正をお願いいたします。
「ご修正ください」は使える?
使うことはできます。
ただし、
ご修正ください。
だけだとやや直接的に感じられる場面があります。
取引先なら、
ご修正いただけますでしょうか。
修正をお願いできますでしょうか。
などが使いやすいでしょう。
軽微な修正をお願いする場合
例文
ご送付いただきありがとうございます。
内容を確認しましたところ、1点だけ修正をお願いできますでしょうか。
3ページの「株式会社ABC」を「ABC株式会社」へ変更いただければ幸いです。
その他の内容については問題ございません。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
「1点だけ」「その他は問題ない」と伝えると、相手も作業量を把握しやすくなります。
複数箇所を修正してほしい場合
例文
内容を確認しましたところ、下記3点について修正をお願いいたします。
1.2ページ
「〇〇」→「△△」2.4ページ
価格表を最新版へ差し替え3.7ページ
〇〇の説明を削除お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
複数箇所ある場合は番号を振ります。
原稿の修正をお願いする場合
例文
原稿をご共有いただきありがとうございます。
全体を確認しましたところ、恐れ入りますが下記2点について修正をお願いできますでしょうか。
1.冒頭部分
〇〇という表現を△△へ変更2.第3見出し
〇〇について200文字程度追記その他の内容については問題ございません。
修正版をご共有いただけますと幸いです。
デザインの修正をお願いする場合
デザイン修正は、曖昧な表現を避けます。
例文
デザイン案をご共有いただきありがとうございます。
恐れ入りますが、下記箇所について修正をお願いできますでしょうか。
・タイトル文字をもう少し大きくする
・〇〇部分を中央揃えにする
・△△の画像を添付画像へ差し替えるその他のレイアウトについては問題ございません。
「もっといい感じに」だけでは相手が判断しにくくなります。
資料の修正をお願いする場合
例文
資料をご作成いただきありがとうございます。
内容を確認しましたところ、5ページの数値について修正をお願いいたします。
現在:1,200
正:1,500あわせて、グラフの数値も同様に変更をお願いいたします。
見積書の修正をお願いする場合
例文
お見積書をご送付いただきありがとうございます。
内容を確認しましたところ、数量について変更をお願いしたくご連絡いたしました。
現在:100個
変更希望:120個恐れ入りますが、上記内容にて見積書を再作成いただけますでしょうか。
請求書の修正をお願いする場合
例文
請求書をご送付いただきありがとうございます。
確認しましたところ、宛名に修正をお願いしたい箇所がございます。
現在:株式会社〇〇 営業部
正:株式会社〇〇 管理部お手数ですが、修正版をご送付いただけますでしょうか。
請求書修正について専用記事がある場合は、将来的にそこへ分けてもよいでしょう。
契約書の修正をお願いする場合
契約書は内容によって法務確認が必要になるため、単なる文言修正と重要条件変更を区別します。
例文
契約書案をご共有いただきありがとうございます。
社内確認の結果、第〇条について修正をご相談したく存じます。
現在:〇〇
修正希望:△△恐れ入りますが、上記内容についてご確認いただけますでしょうか。
こちらの指示不足が原因の場合
ここは重要です。
相手のミスではなく、自分の指示が不足していた場合は明確にします。
例文
先ほどご共有いただいた資料について、追加で修正をお願いしたくご連絡いたしました。
当方からの事前説明が不足しており、申し訳ございません。
〇〇について、△△の内容へ変更いただけますでしょうか。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
こちらの認識違いがあった場合
例文
ご作成いただいた内容を確認しました。
大変申し訳ございませんが、当方の認識に誤りがあり、〇〇について修正をお願いしたく存じます。
正しくは△△となります。
お手数をおかけし恐縮ですが、ご対応いただけますと幸いです。
相手のミスを指摘する場合
攻撃的にしないことが重要です。
例文
ご送付いただいた資料を確認しましたところ、3ページの数値が当方の資料と異なっているようです。
当方では「1,500」と認識しておりますので、念のためご確認いただけますでしょうか。
「間違っています」と断定するより、確認の形にできる場面もあります。
明らかな誤記を修正してもらう場合
例文
5ページの会社名について、表記に誤りがございました。
誤:株式会社ABC
正:ABC株式会社恐れ入りますが、上記のとおり修正をお願いいたします。
修正理由を説明した方がいい?
必要に応じて説明します。
たとえば、
社内ルール上、〇〇表記に統一しております。
最新の数値へ更新する必要があるためです。
顧客向け資料のため、表現をもう少し平易にしたいと考えております。
などです。
理由があると、相手が意図を理解しやすくなります。
修正期限を伝える場合
基本
〇月〇日までに修正をお願いいたします。
柔らかい
可能でしたら、〇月〇日までにご対応いただけますと幸いです。
必須期限
恐れ入りますが、〇月〇日の提出に間に合わせるため、〇月〇日までに修正版をご共有いただけますでしょうか。
期限の理由も添えると納得されやすくなります。
急ぎで修正をお願いする場合
例文
急なお願いで恐縮ですが、〇〇資料について1点修正をお願いいたします。
明日の会議で使用するため、可能でしたら本日17時までに修正版をご共有いただけますでしょうか。
直前のお願いとなり申し訳ございません。
期限を短縮してもらう場合
例文
当初〇月〇日に修正版をお願いしておりましたが、社内スケジュール変更のため、可能であれば〇月〇日までにご対応いただけないかご相談です。
急なお願いとなり恐縮ですが、ご対応可能かお知らせいただけますでしょうか。
一方的に「前倒ししてください」とせず、可否を確認します。
修正箇所が多い場合
修正箇所が多いなら、本文だけでなく一覧表やコメント付き資料を使うと分かりやすくなります。
例文
修正箇所が複数あるため、コメントを記載したPDFを添付しております。
お手数ですが、添付資料をご確認のうえ修正をお願いいたします。
ご不明な点がございましたら、お知らせください。
添付ファイルで修正指示を送る場合
例文
修正内容をまとめた資料を添付しております。
【添付資料】
・〇〇_修正指示.pdf赤字部分をご確認いただき、修正をお願いいたします。
WordやGoogleドキュメントのコメントで依頼する場合
例文
原稿内にコメントを記載しております。
コメント箇所をご確認のうえ、修正いただけますと幸いです。
判断が難しい箇所がございましたら、修正前にご相談ください。
修正内容が曖昧な場合は相談形式にする
こちらでも正解が決まっていない場合です。
例文
〇〇部分について、現状よりもう少し簡潔にしたいと考えております。
表現方法についてご提案いただくことは可能でしょうか。
「直してほしい」ではなく、専門家の提案を求めます。
「いい感じに修正してください」は避ける
相手に判断を丸投げしてしまいます。
悪い例:
もう少しいい感じにしてください。
改善例:
タイトル部分を目立たせたいので、文字サイズを現状より大きくし、背景とのコントラストを強めていただけますでしょうか。
一度修正してもらった後に再修正をお願いする場合
例文
修正版をご共有いただきありがとうございます。
先ほど確認しましたところ、恐れ入りますがもう1点だけ修正をお願いできますでしょうか。
〇ページの「〇〇」を「△△」へ変更いただければ幸いです。
度々のお願いとなり申し訳ございません。
修正回数が多くなってしまった場合
例文
度重なる修正のお願いとなり、申し訳ございません。
今回の修正箇所を下記にまとめました。
本内容を最終修正としてお願いできればと考えております。
ただし、本当に最終と確定していないのに「最終」と書かない方が安全です。
相手から修正案を提案してもらいたい場合
例文
〇〇部分について、当方でも最適な表現を検討しております。
もし可能でしたら、より分かりやすい表現案をご提案いただけますでしょうか。
修正不要の箇所も伝える
修正点が多いと、相手は全体をやり直すべきか迷います。
例文
なお、今回お願いした箇所以外については、現状のままで問題ございません。
これは非常に実務的な一文です。
修正依頼後に追加修正が発生した場合
例文
先ほど修正内容をご連絡しましたが、追加で1点確認事項がございます。
度々のご連絡となり申し訳ございません。
〇〇についても△△へ変更をお願いいたします。
修正版が届いたときの返信
問題がない場合
修正版をご共有いただきありがとうございます。
内容を確認し、問題ございませんでした。
迅速にご対応いただきありがとうございました。
まだ修正が必要な場合
修正版をご共有いただきありがとうございます。
大部分は問題ございませんが、恐れ入りますが〇〇について再度ご確認いただけますでしょうか。
「修正ありがとうございます」は使える?
使えます。
より丁寧なら、
ご修正いただきありがとうございます。
迅速にご対応いただきありがとうございます。
などとできます。
修正依頼と確認依頼の違い
修正依頼
変更してほしい箇所が決まっている。
〇〇を△△へ修正してください。
確認依頼
正しいかどうかを見てもらいたい。
〇〇についてご確認いただけますでしょうか。
「修正が必要か分からない」なら、最初から修正を命じず確認を依頼します。
修正依頼メールの短文テンプレート
基本
資料をご共有いただきありがとうございます。
恐れ入りますが、下記箇所について修正をお願いできますでしょうか。
・〇ページ「〇〇」→「△△」
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
軽微な修正
1点だけ修正をお願いいたします。
〇ページの「〇〇」を「△△」へ変更いただけますでしょうか。
その他は問題ございません。
急ぎ
急なお願いで恐縮ですが、〇〇について修正をお願いいたします。
可能でしたら本日17時までにご対応いただけますでしょうか。
指示不足
当方の説明不足により申し訳ございません。
〇〇について追加修正をお願いできますでしょうか。
修正依頼メールで避けたい書き方
修正箇所が分からない
全体的に直してください。
だけでは相手が判断できません。
主観だけで指示する
もっとカッコよくしてください。
ではなく、具体的な変更内容を伝えます。
修正理由を必要以上に省く
相手が意図を理解できない場合は簡単に理由を添えます。
相手のミスと決めつける
認識違いの可能性があるなら、
当方の認識では〇〇ですが、ご確認いただけますでしょうか。
と確認します。
こちらの指示不足を相手の責任にする
後出しの変更なら、その点への配慮を入れます。
期限だけ強く押す
急ぎなら、
なぜ急ぎなのか
も簡潔に伝えます。
よくある質問
Q1.「修正してください」は失礼ですか?
必ずしも失礼ではありませんが、取引先には「修正をお願いいたします」「修正いただけますでしょうか」などが使いやすいでしょう。
Q2.修正依頼はどのくらい具体的に書く?
相手が追加質問をしなくても作業できる程度まで具体化するのが理想です。
Q3.修正箇所が多い場合は?
番号を振る、表にする、コメント付き資料を添付するなどして整理します。
Q4.こちらの指示不足による修正でも依頼していい?
問題ありません。
ただし、
当方の説明が不足しており申し訳ございません。
などと配慮を入れます。
Q5.相手のミスを指摘するときは?
事実を具体的に示し、必要なら確認形式にします。
Q6.修正期限を書いてもいい?
必要なら書けます。
ただし、一方的に無理な期限を設定せず、事情に応じて可否を確認します。
Q7.修正を急いでもらいたい場合は?
理由と希望期限を明記します。
Q8.再修正をお願いしてもいい?
できます。
「度々のお願いとなり申し訳ございません」などを添えると自然です。
Q9.「ご修正ありがとうございます」は正しい?
使えます。
「ご修正いただきありがとうございます」も自然です。
Q10.修正と確認はどう使い分ける?
変更内容が決まっているなら修正依頼、正誤を判断してほしいなら確認依頼です。
まとめ|修正依頼メールは「どこを・どう直すか」を明確にする
修正依頼メールでは、
修正対象
該当箇所
修正後の内容
理由
期限
を必要に応じて明確にします。
基本形は、
内容を確認しましたところ、恐れ入りますが下記箇所について修正をお願いできますでしょうか。
です。
ただし、本当に重要なのは敬語ではありません。
相手がメールを読んだだけで、迷わず修正作業に入れるかどうかです。
さらに、
こちらの指示不足なのか
相手側の誤記なのか
まだ正解が決まっていないのか
まで整理して伝えることで、不要な往復を減らせます。
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