発注や仕様確認が終わり、実際の作業に入るとき、
本日から作業を開始します。
だけ送ればよいのか、
納品予定日
担当者
次の確認タイミング
まで伝えるべきなのか迷うことがあります。
作業開始メールでは、
何の作業を開始したのか
いつ着手したのか
いつ納品予定なのか
途中で確認が必要か
相手側に対応してもらうことがあるか
を必要に応じて伝えます。
基本形は次のとおりです。
件名:〇〇作業開始のご連絡
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。先日ご確認いただきました内容に基づき、本日より〇〇の作業を開始いたしました。
現時点では、〇月〇日の納品を予定しております。
作業途中で確認事項が生じた場合は、改めてご連絡いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
- 作業開始メールは必要?
- 作業開始メールの基本構成
- 作業開始メールの基本例文
- 「作業を開始しました」は使える?
- 「着手しました」はビジネスメールで使える?
- 「取り掛かりました」は使える?
- 仕様確定後に作業開始する場合
- 相手の承認後に開始する場合
- 発注後すぐ開始する場合
- 翌営業日から開始する場合
- 開始日を明記する場合
- 納品予定日も伝える場合
- 納期が「予定」の場合
- 納期が確定している場合
- 初稿提出日を伝える場合
- 最終納品日まで伝える場合
- 長期案件の場合
- 担当者を伝える場合
- 複数担当者の場合
- 窓口担当者を明記する場合
- 途中確認がある場合
- 初稿確認をお願いする場合
- 途中で相手の承認が必要な場合
- 途中確認なしで進める場合
- 進捗報告を予定している場合
- 定期的に進捗報告する場合
- 相手から進捗報告を求められている場合
- 作業開始時に追加資料が必要な場合
- 資料待ちだが一部作業を開始する場合
- 必要な情報がまだ不足している場合
- 相手側の回答待ちの場合
- 一部だけ先に着手する場合
- 制作案件の場合
- 原稿制作の場合
- デザイン制作の場合
- Webサイト制作の場合
- システム開発の場合
- 商品手配の場合
- 印刷の場合
- 修正作業を開始する場合
- 再作業を開始する場合
- 契約開始日に業務を始める場合
- 継続契約の新期間を開始する場合
- 作業開始が予定より遅れる場合
- 開始遅れで納期に影響しない場合
- 開始遅れで納期にも影響する場合
- 相手の回答が遅れたことで開始がずれた場合
- 着手後に追加確認が必要になった場合
- 作業開始後に仕様変更が入った場合
- 仕様変更でも作業継続できる場合
- 作業開始後に納期が変わる場合
- 「順次進めます」は使える?
- 「対応を進めます」は使える?
- 「着手させていただきます」は使える?
- 作業開始メールと受注確認メールの違い
- 作業開始メールと仕様確認メールの違い
- 作業開始メールと進捗報告メールの違い
- 作業開始メールと完了報告メールの違い
- 正常系の案件進行フロー
- 作業開始メールの短文テンプレート
- 作業開始メールで避けたい書き方
- よくある質問
- まとめ|作業開始メールは「始めました」だけで終わらせない
作業開始メールは必要?
必ずしも必要ではありません。
ただし、
- 初めての取引
- 長期案件
- 高額案件
- 制作物
- システム開発
- 業務委託
- 相手が進行状況を気にしている
- 仕様確定から納品まで期間がある
場合は、開始連絡を入れると相手が安心しやすくなります。
特に、
発注したけれど、本当に進んでいるのか
という不安を減らす役割があります。
作業開始メールの基本構成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 件名 | 案件名+作業開始 |
| お礼 | 発注・確認への感謝 |
| 開始 | 着手したこと |
| 対象 | 何の作業か |
| 納期 | 納品予定日 |
| 途中対応 | 確認・進捗報告 |
| 相手への依頼 | 必要資料など |
| 結び | 今後の進行 |
作業開始メールの基本例文
件名:〇〇作業開始のご連絡
株式会社〇〇
〇〇様いつもお世話になっております。
ご確認いただきました内容に基づき、本日より〇〇の作業に着手いたしました。
納品予定日は〇月〇日です。
進行中に確認事項がございましたら、改めてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
「作業を開始しました」は使える?
使えます。
基本
本日より作業を開始いたしました。
少し簡潔
本日、作業に着手いたしました。
案件名を入れる
本日より〇〇制作の作業を開始いたしました。
何を始めたのか分かるようにすると明確です。
「着手しました」はビジネスメールで使える?
使えます。
本日より〇〇に着手いたしました。
と書けます。
「開始しました」と比べるとやや業務的ですが、制作・開発・工事・調査などでは自然です。
「取り掛かりました」は使える?
意味は伝わります。
ただし、取引先には、
作業を開始いたしました。
着手いたしました。
の方が整った印象になります。
仕様確定後に作業開始する場合
例文
仕様についてご確認いただき、ありがとうございました。
内容が確定しましたので、本日より作業を開始いたします。
〇月〇日の納品を予定しております。
相手の承認後に開始する場合
例文
ご承認いただきありがとうございます。
ご確認いただいた内容にて、本日より作業に着手いたします。
発注後すぐ開始する場合
例文
このたびはご発注いただきありがとうございます。
ご注文内容を確認し、本日より手配を開始いたしました。
翌営業日から開始する場合
例文
ご依頼内容を確認いたしました。
〇月〇日より作業を開始する予定です。
まだ始めていない場合は、
開始しました
ではなく、
開始予定です
とします。
開始日を明記する場合
例文
作業開始日:〇月〇日
納品予定日:〇月〇日
長期案件では日付を整理すると分かりやすくなります。
納品予定日も伝える場合
例文
本日より作業を開始しました。
現在の予定では、〇月〇日に納品いたします。
納期が「予定」の場合
例文
本日より作業を開始いたしました。
現時点では〇月〇日の納品を予定しております。
確定していないなら「予定」とします。
納期が確定している場合
例文
本日より作業を開始いたしました。
〇月〇日に納品いたします。
初稿提出日を伝える場合
例文
本日より制作を開始いたしました。
初稿は〇月〇日までにお送りする予定です。
最終納品日まで伝える場合
例文
今後の予定は下記のとおりです。
初稿提出:〇月〇日
ご確認:〇月〇日〜〇月〇日
最終納品:〇月〇日
長期案件の場合
例文
本日より〇〇プロジェクトを開始いたしました。
今後は下記スケジュールで進行予定です。
〇月:〇〇
〇月:△△
〇月:最終納品
担当者を伝える場合
例文
本件は弊社〇〇が担当いたします。
作業中の確認事項については、〇〇よりご連絡させていただく場合がございます。
複数担当者の場合
例文
本件は下記体制で進行いたします。
担当:〇〇
制作:△△
技術:□□
必要な場合のみ伝えます。
窓口担当者を明記する場合
例文
本件の窓口は引き続き私〇〇が担当いたします。
ご不明点がございましたら、本メールへご返信ください。
途中確認がある場合
例文
〇月〇日頃に中間案をお送りし、一度内容をご確認いただく予定です。
初稿確認をお願いする場合
例文
初稿完成後、〇月〇日頃にご確認をお願いする予定です。
修正事項がございましたら、その際にお知らせください。
途中で相手の承認が必要な場合
例文
第1工程完了後、一度ご確認いただき、承認後に次工程へ進む予定です。
途中確認なしで進める場合
例文
特段の確認事項がない場合は、そのまま最終納品まで進めます。
進捗報告を予定している場合
例文
進捗については〇月〇日頃に一度ご報告いたします。
定期的に進捗報告する場合
例文
作業期間中は、毎週金曜日に進捗をご報告いたします。
必要な案件だけで使います。
相手から進捗報告を求められている場合
例文
ご希望いただいておりますとおり、作業期間中は週1回進捗をご連絡いたします。
作業開始時に追加資料が必要な場合
例文
本日より作業を開始いたしました。
作業を進めるにあたり、〇〇資料をご共有いただけますでしょうか。
資料待ちだが一部作業を開始する場合
例文
現時点で対応可能な範囲から作業を開始しております。
〇〇部分については、ご共有いただく資料を確認後に進める予定です。
必要な情報がまだ不足している場合
この場合は「全面的に開始」と書かない方がよいでしょう。
例文
作業準備を進めておりますが、〇〇の情報確認後に正式着手となります。
恐れ入りますが、ご共有をお願いいたします。
相手側の回答待ちの場合
例文
現在、〇〇についてのご回答待ちとなっております。
ご回答確認後、作業を開始いたします。
一部だけ先に着手する場合
例文
全体仕様のうち、確定している〇〇部分から先行して作業を開始いたします。
△△部分については、仕様確定後に進めます。
制作案件の場合
例文
ご確認いただいた構成案に基づき、本日より制作を開始いたしました。
初稿は〇月〇日を予定しております。
原稿制作の場合
例文
ご共有いただいた資料をもとに、本日より原稿作成を開始いたします。
初稿提出は〇月〇日の予定です。
デザイン制作の場合
例文
デザインの方向性が確定しましたので、本日より制作に着手いたしました。
初回案を〇月〇日にご提出予定です。
Webサイト制作の場合
例文
サイト構成およびデザイン方針について確認が取れましたので、本日より制作工程へ入ります。
まず〇月〇日にトップページ案をご提出いたします。
システム開発の場合
例文
要件が確定しましたので、本日より開発作業を開始いたしました。
第1回の進捗報告は〇月〇日を予定しております。
商品手配の場合
例文
ご注文内容を確認し、本日より商品の手配を開始いたしました。
発送予定日は〇月〇日です。
印刷の場合
例文
最終データをご確認いただきありがとうございました。
本日より印刷工程へ進めます。
〇月〇日の発送予定です。
修正作業を開始する場合
例文
修正内容を確認いたしました。
本日より修正作業を開始いたします。
修正版は〇月〇日までにお送りします。
再作業を開始する場合
例文
ご指摘いただいた内容を確認しました。
修正方針が固まりましたので、再対応を開始いたします。
契約開始日に業務を始める場合
例文
本日〇月〇日より、契約に基づく業務を開始いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
継続契約の新期間を開始する場合
例文
本日より新しい契約期間となります。
引き続き〇〇業務を担当いたしますので、よろしくお願いいたします。
作業開始が予定より遅れる場合
予定日から遅れるなら、通常の開始連絡だけでは不十分です。
例文
本日開始予定としておりました〇〇について、社内調整に時間を要しており、開始が〇月〇日となる見込みです。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
開始遅れで納期に影響しない場合
例文
作業開始は〇月〇日となりますが、納品予定日の〇月〇日には影響ございません。
開始遅れで納期にも影響する場合
例文
作業開始の遅れに伴い、納品予定日も〇月〇日へ変更となる見込みです。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
相手の回答が遅れたことで開始がずれた場合
責任を押し付ける書き方は避けます。
例文
仕様確定が〇月〇日となりましたため、本日より作業を開始いたします。
現在の納品予定日は〇月〇日です。
着手後に追加確認が必要になった場合
例文
作業を進める中で、1点確認したい事項がございました。
〇〇について、△△という認識でよろしいでしょうか。
作業開始後に仕様変更が入った場合
例文
仕様変更について承知いたしました。
現在進行中の作業を一度止め、変更内容を反映したスケジュールを確認いたします。
仕様変更でも作業継続できる場合
例文
変更内容を確認しました。
現在の作業を継続しながら対応可能です。
納期への影響はございません。
作業開始後に納期が変わる場合
例文
作業状況を確認した結果、当初〇月〇日予定としていた納期が〇月〇日となる見込みです。
詳細は改めてご報告いたします。
「順次進めます」は使える?
使えます。
例
確認が取れた項目から順次作業を進めます。
ただし、相手が開始日や納期を知りたい場合は、「順次」だけで終わらせない方がよいでしょう。
「対応を進めます」は使える?
使えます。
ご依頼内容について、本日より対応を進めます。
ただし、案件によっては、
作業を開始します
手配を開始します
制作に着手します
の方が具体的です。
「着手させていただきます」は使える?
使われますが、
着手いたします。
で十分です。
「させていただく」を必ず付ける必要はありません。
作業開始メールと受注確認メールの違い
受注確認
依頼を引き受けた。
作業開始
実際に仕事を始めた。
つまり、
受注した=すでに作業開始した
とは限りません。
作業開始メールと仕様確認メールの違い
仕様確認
この条件で進めていいか。
作業開始
条件が確定したので進め始めた。
通常は、
仕様確認
↓
仕様確定
↓
作業開始
となります。
作業開始メールと進捗報告メールの違い
作業開始
始めた。
進捗報告
どこまで進んだ。
工程が違います。
作業開始メールと完了報告メールの違い
作業開始
これから進める。
完了報告
作業が終わった。
そのため、
開始 → 進捗 → 完了
で記事を分けると検索意図も整理しやすくなります。
正常系の案件進行フロー
実務では、
発注
→ 受注確認
→ 仕様確認
→ 納期確定
→ 作業開始
→ 進捗報告
→ 作業完了
→ 納品
→ 受領
→ 検収
と進みます。
この流れを押さえると、単発の表現記事ではなく、「今この段階なら何を書けばいいか」を判断できるサイトにできます。
作業開始メールの短文テンプレート
基本
ご確認いただいた内容に基づき、本日より作業を開始いたしました。
〇月〇日の納品を予定しております。
着手
本日より〇〇に着手いたしました。
初稿は〇月〇日にお送りします。
商品手配
ご注文内容を確認し、本日より手配を開始しました。
〇月〇日発送予定です。
途中確認あり
本日より作業を開始しました。
〇月〇日頃に一度途中案をご確認いただく予定です。
資料待ち
確定している範囲から作業を開始しております。
〇〇部分は資料受領後に進めます。
開始予定
〇月〇日より作業を開始する予定です。
作業開始メールで避けたい書き方
まだ始めていないのに「開始しました」
予定と実績を分けます。
何の作業か分からない
案件名や対象を明記します。
納期が決まっているのに書かない
相手が気にする案件なら併記します。
追加資料待ちなのに全面着手と書く
どこまで開始できているか明確にします。
仕様未確定のまま開始する
手戻りの原因になります。
開始だけ伝えて次の連絡時期がない
長期案件なら、中間報告や初稿提出日を示すと分かりやすくなります。
よくある質問
Q1.作業開始メールは必ず送る?
必須ではありませんが、長期案件・初回取引・重要案件では送ると相手が進行状況を把握しやすくなります。
Q2.「着手しました」は取引先に使える?
使えます。「本日より〇〇に着手いたしました」とできます。
Q3.納品予定日も書いた方がいい?
決まっている場合は書くと相手が予定を立てやすくなります。
Q4.まだ開始前なら?
「〇月〇日より開始予定です」と書きます。
Q5.一部だけ作業を始めた場合は?
「確定済みの〇〇部分から先行して作業を開始しています」と範囲を示します。
Q6.資料待ちの場合は?
何が届けば次に進めるのかを明記します。
Q7.途中確認がある場合は?
いつ何を確認してもらうのかを伝えます。
Q8.開始が遅れる場合は?
遅れへのお詫び、開始予定日、納期への影響を伝えます。
Q9.受注確認メールと一緒に送っていい?
発注後すぐ着手する場合は、「受注しました。本日より作業開始します」と1通にまとめても構いません。
Q10.作業開始メールで一番重要なことは?
相手が、**「もう始まったのか」「次にいつ連絡が来るのか」「納期はいつか」**を判断できるようにすることです。
まとめ|作業開始メールは「始めました」だけで終わらせない
作業開始メールでは、
何を開始したか
いつ開始したか
納期はいつか
途中確認はあるか
次にいつ連絡するか
を必要に応じて伝えます。
基本形は、
ご確認いただいた内容に基づき、本日より〇〇の作業を開始いたしました。
〇月〇日の納品を予定しております。
作業中に確認事項がございましたら改めてご連絡いたします。
です。
重要なのは、「作業開始」という状態だけでなく、その先の進行予定まで相手が把握できるメールにすることです。

