年末・年始は、上司・部長・役員に向けた挨拶が最も増える時期です。
メール・対面・Teams/Zoom・チャットなど連絡手段も多様化し、
- どのタイミングで挨拶すればいい?
- 部長と役員で言い方を変えるべき?
- 年末だけ? 年始だけ? 両方必要?
- 差し入れや手土産は必要?
など、迷いやすいポイントが多くあります。
この記事では、年末・年始の“上司向け挨拶”だけを徹底的に網羅し、すべてのシーンで「失礼なく・気遣いが伝わる」文例をまとめた決定版です。
上司への挨拶が“年末年始に必要な理由”
- 年末は「1年間の労い」を伝える唯一のタイミング
- 年始は「新年の関係性づくり」に影響
- 評価期間と重なる企業も多い
- 挨拶をしないと“無礼”と受け取られやすい
👉 最低限「年末1回+年始1回」は必要。
基本マナー(年末/年始の違い)
✔ 年末(12月20〜28日)
目的:1年間の感謝を伝える+仕事納め前の整え
キーワード:「お世話になりました」「本年のご指導に感謝」「よいお年を」
✔ 年始(1月4〜10日)
目的:新年のあいさつ+今年の意気込み
キーワード:「新年あけましておめでとうございます」「本年もよろしく」
※ 年始は「今年もご指導のほど〜」が定番。
【年末】上司への挨拶(メール・対面)
メール(丁寧)
お疲れ様です。○○です。
本年も多大なるご指導を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで多くの経験を積むことができ、大変勉強になりました。
年末でご多忙の折かと存じますが、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。
よいお年をお迎えくださいませ。
メール(簡潔)
お疲れ様です。
本年も大変お世話になりました。
よいお年をお迎えください。
対面(書き方)
- 「今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください」と短く
- エレベーター前など“すれ違い様”でもOK
- 仕事納め前日はできるだけ直接伝える
【年始】上司への挨拶(メール・対面)
メール(丁寧)
お疲れ様です。○○です。
新年あけましておめでとうございます。
旧年中はご指導を賜り、心より感謝申し上げます。
本年も引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
メール(簡潔)
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
対面
最も無難な形:
1.「あけましておめでとうございます」
2.「本年もよろしくお願いいたします」
3. 軽く会釈
※ 朝イチで会ったタイミングがベスト。
【差し入れ・ギフト】最低限のマナー
✔ 1,000〜2,000円程度で十分
(役員でも上限は3,000円まで)
✔ 渡すタイミング
- 年末:最終出社日〜28日
- 年始:初出社日〜第1週目
✔ 例)
- 個包装のお菓子
- コーヒー・紅茶セット
- 手書きのメモを添えると好印象
✔ NG
- 高価すぎるもの(賄賂・下心と誤解)
- 個性的すぎる食べ物
【NG例(やりがち)】
× 12月30日にメール
→ 遅い。既に休暇の人も多い。
× 年始挨拶に「よいお年を」
→ 年始では使わない。
× 長すぎる挨拶
→ 業務開始直後は忙しい。
× Slack・Chatだけで済ませる
→ 最低1回は対面(またはTeams)で。
よくある質問
Q1:年末と年始、両方送るべき?
→ YES。片方だけは不自然。
Q2:年末は「お疲れ様でした」だけでもいい?
→ 上司には短くても「本年のお礼」を入れる。
Q3:年始メールはいつまで?
→ 1月7日までが一般的。
Q4:上司が長期休暇の場合は?
→ 初出社日に合わせて送ればOK。
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