1月は新年の挨拶が一段落し、通常業務が本格的に動き出す時期です。
ビジネスメールや案内文では、年始の華やかさよりも、
- 寒さへの気遣い
- 年始後の対応への感謝
- 本年も続く関係性への配慮
を、結び文(締めの言葉)で自然に添えることが求められます。
この記事では、1月に安心して使える結び文・結語を40選、用途別にまとめました。
👉 年始の挨拶を繰り返さず
👉 松の内後・寒中でも失礼にならない
実務に強い「1月専用ガイド」です。
そのままコピペで使えます。
1月の結び文の基本構成
1月の結び文は、年末・年始とは役割が異なります。
① 寒さへの気遣い
「寒中」「厳寒」を意識した表現が基本。
② 年始後の対応への感謝
新年の挨拶ではなく、
「ご対応いただいたこと」への感謝に切り替えます。
③ 本年も続く関係性への配慮
「変わらぬお付き合い」「引き続き」の表現が無難。
1月の結語(ビジネスで使える結語一覧)
目上・社外向けの丁寧な結語
- 敬具
- 謹白
- 謹言
- 以上
ややカジュアル(社内・内向け)
- 今後ともよろしくお願いいたします
- 引き続きよろしくお願いいたします
メール専用(実務で最頻出)
- 何卒よろしくお願い申し上げます。
- ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
1月の結び文40選【用途別】
社外向け(取引先・顧客)
- 寒中の折、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
- 厳しい寒さが続いておりますが、どうぞご自愛くださいませ。
- 本年も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
- 寒さ厳しき折、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。
- 引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
格式高い文書(案内状・通知・礼状)
- 寒冷の候、貴社のご隆盛を心よりお祈り申し上げます。
- 厳寒の折、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
- 本年も何卒よろしくご高配を賜りますようお願い申し上げます。
- 寒中お見舞い申し上げますとともに、皆様のご健康を祈念いたします。
- 引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
メール簡易版(実務向け)
- 寒い日が続いておりますので、どうぞご自愛ください。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 引き続きよろしくお願いいたします。
- ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
- 今後ともよろしくお願いいたします。
依頼・確認メールの締め
- 寒中恐れ入りますが、ご確認のほどお願いいたします。
- お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
- 引き続きのご対応、よろしくお願いいたします。
- ご確認いただけましたら幸いです。
- 何かございましたらお知らせください。
社内向け(上司・同僚)
- 寒さ厳しい折、どうぞお体にお気をつけください。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 引き続きご指導のほどお願いいたします。
- 体調など崩されませんようご自愛ください。
- 今後ともよろしくお願いいたします。
はがき・文書向け(やや格式)
- 寒中に際し、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
- 厳寒のみぎり、くれぐれもご自愛くださいませ。
- 本年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
- 寒さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
- 引き続きのご高配をお願い申し上げます。
フォロー・お礼向け
- 年始のお忙しい中、ご対応いただき誠にありがとうございました。
- 寒中にもかかわらず、ご尽力に感謝申し上げます。
- 本件につき、ご協力に御礼申し上げます。
- 引き続きご支援を賜れましたら幸いです。
- 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
月後半(寒中)に使いやすい締め
- 寒さが一段と厳しくなってまいりました。
- 寒中の折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
- 体調管理にはくれぐれもご留意ください。
- 引き続きのご対応、よろしくお願いいたします。
- 今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
注意:1月の結び文で避けるべきNG表現
🚫 「よいお年を」
→ 年末限定。1月のメールでは不適切。
🚫 「新年のご挨拶を申し上げます」
→ 松の内後は違和感あり。
🚫 年賀状文脈の引きずり
→「賀詞」「年始のご挨拶」は使わない。
まとめ
1月の結び文は、
- 寒さへの配慮
- 年始後の実務対応への感謝
- 継続的な関係性への気遣い
を簡潔に添えるのがビジネスの正解です。
この記事の文例を使えば、1月のビジネスメールや案内文で失礼になることはありません。
