3月は、年度末・人事異動・退職・引き継ぎなどが重なる、ビジネスメールの「事故が起きやすい時期」です。
特に多いのが、
- 年末と年度末の混同
- 無難に書いたつもりが失礼になる表現
- 社外相手なのにカジュアルすぎる言い回し
この記事では、3月に実際によく使われがちだけど避けたいNG表現を理由+言い換え例つきで整理します。
NG①「年末」の表現を使ってしまう
よくあるNG例
- 年の瀬となりましたが
- 年末のご挨拶を申し上げます
- 本年も残りわずかとなりました
なぜNG?
3月は年末ではなく年度末です。
年末(12月)向けの表現を使うと、
- 時期感覚がズレている
- ビジネス文書として雑な印象
- 「使い回し感」が強く出る
というマイナス評価につながります。
正しい言い換え
- 本年度も残りわずかとなりました
- 年度末を迎えるにあたり
- 本年度の締めくくりとして
👉 「年末」と「年度末」の違いはこちら
→ 「年末」「年度末」の違い|使い分け完全ガイド
❌ NG② 来年度の話が一切ない
よくあるNG例
本年度も大変お世話になりました。
何卒よろしくお願いいたします。
一見問題なさそうですが、「何をよろしく?」が曖昧です。
なぜNG?
年度末メールは、
- 「区切り」
- 「次につながる一言」
がセットで期待されます。
来年度への言及がないと、
- ぶっきらぼう
- 機械的
- 関係を切る印象
を与えることがあります。
改善例
本年度も大変お世話になりました。
来年度も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
👉 「今年度」「来年度」「次年度」で迷う方はこちら
→ 「本年度」「今年度」「来年度」の違いと使い分け
❌ NG③ 社外メールなのにカジュアルすぎる表現
よくあるNG例
- お疲れさまです
- いろいろありがとうございました
- 今年もありがとうございました
なぜNG?
社内ではOKでも、社外では失礼・軽すぎると受け取られる可能性があります。
特に年度末は、
- 上司
- 取引先
- 初取引・形式重視の相手
が多く、無難さが最優先です。
無難な言い換え
- いつも大変お世話になっております
- 本年度も格別のご高配を賜り
- 心より御礼申し上げます
👉 「お疲れさまです」は社外でNG?
→ 「お疲れさまです」の使い方|社外メールは失礼?
❌ NG④ 「本年」「今年」を使ってしまう
よくあるNG
- 本年もありがとうございました
- 今年は大変お世話になりました
なぜNG?
「本年」「今年」は暦年(1月〜12月)の表現。
3月の文書では、年度(4月〜3月)とズレる可能性があります。
正しい表現
- 本年度
- 今年度
👉 迷ったらこちら
→ 「本年」「今年」「本年度」の違い
❌ NG⑤ 丁寧すぎて重くなりすぎる
例
- 謹んで厚く御礼申し上げます
- 今後とも倍旧のご厚誼を賜り
相手や関係性によっては、古すぎる・堅すぎる印象になります。
バランスの良い表現
- 心より御礼申し上げます
- 引き続きご支援を賜りますよう
👉 丁寧さの度合いで迷う方はこちら
→ ビジネス敬語の丁寧度一覧
まとめ|3月は「年末感」「雑さ」「軽さ」を出さない
3月のビジネスメールでは、
- ❌ 年末表現を使わない
- ❌ 来年度への一言を忘れない
- ❌ 社外でカジュアルにしすぎない
この3点を意識するだけで、失礼・違和感・マイナス評価はほぼ防げます。
