年末は、一年の締めくくりとして、取引先やお客様へ感謝を伝える大切なタイミングです。
特にビジネスメールでは、
- 失礼のない丁寧な言い回し
- 相手の多忙を気遣う一文
- 年内の感謝・来年への言葉
- 年末年始の営業日
などを整えることで、信頼感のある文面になります。
この記事では、
- 年末の挨拶メールの基本構成
- シーン別(依頼・感謝・案内)
- 社外向け・社内向け・簡潔版
- そのまま使える例文セット40選
として、“今年最も使いやすい年末挨拶の決定版” をまとめました。
年末の挨拶メールで押さえるべき基本構成
年末メールの構成は以下の4ステップが基本です。
① 時候の挨拶(または簡易挨拶)
例:
「歳末の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
※ メールでは省略してもOK
例:「いつもお世話になっております。」
② 相手への感謝
→ 最重要ポイント。
例:
「本年も格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。」
③ 年末年始の案内・本題
例:
「弊社の年末年始の営業日は下記の通りでございます。」
④ 結び(来年への一言)
例:
「来年も変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。」
年末に使える「冒頭文」テンプレ(コピペ可)
以下はどのビジネスメールにも使える定型文です。
丁寧・一般向け
- 歳末の候、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
- 年の瀬を迎え、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
- 本年も残すところわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
メール簡易版
- いつもお世話になっております。
- 本年も大変お世話になり、心より御礼申し上げます。
社内向け(上司・部署宛)
- 本年も多大なご指導を賜り、誠にありがとうございました。
- 今年一年のご支援に心より感謝申し上げます。
シーン別:年末の挨拶メール文例集(計30+)
① 年末の「感謝」を伝えるメール(基本形)
- 歳末の候、本年も格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
来年も変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。 - 本年中は多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。 - 本年も残すところわずかとなりました。
本年中のご厚情に深謝申し上げるとともに、来年のご繁栄をお祈り申し上げます。
② 取引先へ「年内業務の締め」を伝えるメール
- 年末のご多忙の折とは存じますが、年内業務の最終確認につきご連絡申し上げます。
- 年の瀬を迎え、納品スケジュールにつきまして下記の通りご案内いたします。
- 本年のご発注分につきまして、最終調整をお願い申し上げます。
③ 年末年始の「営業日案内」メール
- 歳末の候、弊社の年末年始の営業日程につきましてご案内申し上げます。
- 本年も格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございました。
誠に勝手ながら、弊社は下記期間を休業とさせていただきます。
④ 年末の「訪問・商談のお礼」メール
- 本年はご多忙の中、度々お時間を頂戴し誠にありがとうございました。
- 先日はお打ち合わせの機会を賜り、誠にありがとうございました。
来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
⑤ トラブル後のフォロー・丁寧謝罪+年末挨拶
- この度はご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます。
年末のお忙しい折にもかかわらずご対応いただき、深く感謝申し上げます。 - 年末のご多用の中、ご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。
⑥ 社内向け(上司・同僚・部署)
- 本年は多大なるご指導を賜り、誠にありがとうございました。
- 部署の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
- 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末メールで避けるべきNG表現
🚫 ① 「ご多忙かと思いますが」は多用すると失礼
代わりに →「ご多忙の折恐縮ではございますが」
🚫 ② 「良いお年をお迎えください」は社外メールの末尾のみ
冒頭に使うのは不自然。
🚫 ③ 来年への強すぎる期待はNG
✕「来年も引き続きご発注ください」
→ 営業臭が強い
◯「変わらぬお付き合いを賜れましたら幸いです」
結びの文
- 本年も格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
- 来年のご健康とご発展をお祈り申し上げます。
- よいお年をお迎えくださいませ。
👉 詳しくはこちら → 12月の結び文・結語
まとめ
年末の挨拶メールは、
- 丁寧な感謝
- 年末の節目
- 相手の多忙への配慮
- 来年への前向きな言葉
をバランスよく盛り込むことで、信頼感のある文面に仕上がります。
例文をそのまま使えば、今日すぐ対応できます。
