1月上旬(1〜10日)は、新年の挨拶が一段落し、通常業務が本格的に動き始める時期です。
ビジネスメールや案内文では、
- 新年の言葉を引きずりすぎない
- 寒さへの気遣いを自然に添える
- 実務連絡を簡潔にまとめる
ことが、好印象につながります。
本記事では、1月上旬に使えるビジネス時候の挨拶を、
- 季節感とビジネス背景
- 適切な時候語
- 書き出し文例
- メール・文書での使い分け
- 注意点
に分けて、実務向けにわかりやすく解説します。
1月上旬の季節感とビジネス背景
気候・季節
- 年が明け、寒さが本格化
- 朝夕の冷え込みが厳しい
- 地域によっては降雪・凍結も増加
→ 「寒さ」「冷え込み」を表す言葉が自然です。
ビジネス状況
- 年始挨拶後の通常業務開始
- 進行案件の再始動
- 年始の確認・依頼・調整が増える時期
→ 華やかな新年表現より、落ち着いた実務文面が好まれます。
1月上旬に使えるビジネス向け時候語
無難に使える時候語
- 初春の候
- 新春の候
- 寒冷の候
※ 松の内(地域差あり)までは
「初春」「新春」も使用可能。
やや注意が必要な表現
- 「寒中の候」
→ 厳密には中旬以降が自然。
上旬ではやや早い印象。
1月上旬のビジネス時候の挨拶:書き方のポイント
① 新年の挨拶は簡潔に
繰り返しすぎるとくどくなります。
② 寒さへの気遣いを添える
年始後の自然な季節表現として有効。
③ 実務連絡は簡潔に
年始の多忙さを配慮した文面が好印象。
用途別:1月上旬の書き出し文例
① 依頼・確認メール
- 初春の候、平素より大変お世話になっております。
- 新春の候、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 寒冷の候、ご多忙のところ恐れ入りますが、下記の件につきご確認をお願いいたします。
② 案内・連絡メール
- 新春の候、皆様ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
- 初春の候、年始の業務につきましてご案内申し上げます。
③ お礼・フォローメール
- 初春の候、年始早々ご対応いただき誠にありがとうございました。
- 新春の候、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
メールと文書の使い分け(1月上旬)
📧 メール向け(簡潔)
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 寒い日が続いておりますので、どうぞご自愛ください。
📮 文書・案内状向け(やや格式)
- 初春の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
- 新春の候、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
まとめ
1月上旬のビジネス時候の挨拶では、
- 新年表現は控えめに
- 寒さへの気遣いを自然に
- 実務中心の簡潔な文章
を意識すると、落ち着いた印象の文章になります。
