「年賀状じまいと喪中は、何が違うのだろう?」
「今年は喪中だけれど、この機会に年賀状じまいも伝えてよい?」
「喪中の取引先に年賀状じまいを知らせたい場合、どうすれば失礼にならない?」
年賀状じまいと喪中は、どちらも年賀状を送らないことに関係しますが、意味も目的も異なります。
年賀状じまいは、今後の年賀状による挨拶を終了すること。喪中は、近親者が亡くなったことなどを受け、新年のお祝いの挨拶を控えることです。
喪中だからといって、翌年以降も年賀状をやめることになるわけではありません。
一方、喪中の年に年賀状じまいも考えている場合は、年賀欠礼と今後の送付終了をどう伝えるか判断する必要があります。
この記事では、年賀状じまいと喪中の違いを一覧で比較し、同じ年に重なった場合の対応、取引先・上司への伝え方、喪中はがき・寒中見舞いで使える文例12選を解説します。
年賀状じまいと喪中の違いを一覧で比較
まず、年賀状じまいと喪中の基本的な違いを確認しましょう。
| 比較項目 | 年賀状じまい | 喪中・年賀欠礼 |
|---|---|---|
| 主な意味 | 今後の年賀状による挨拶を終了する | 服喪に伴い新年のお祝いの挨拶を控える |
| 目的 | 挨拶方法の変更・年賀状の送付終了 | 年賀欠礼を知らせる |
| 期間 | 原則として今後の年賀状を終了 | 喪中となる期間の年賀を控える |
| 主な理由 | 挨拶方法の見直し、業務効率化、個人的な事情など | 近親者の逝去など |
| 主な通知方法 | 案内状、メール、最後の年賀状など | 喪中はがきなど |
| 通知する時期 | 一律の決まりはない | 相手が年賀状を準備する前が一般的 |
| 相手への主な内容 | 感謝、年賀状の送付終了、今後の関係 | 年賀欠礼、必要に応じた故人の情報 |
| 翌年以降の年賀状 | 原則として送付を再開しない | 喪中が明ければ再開できる |
このように、同じ「年賀状を送らない」という結果でも、理由と今後の扱いが異なります。
年賀状じまいは今後の送付終了を伝えるもの
年賀状じまいとは、これまで続けてきた年賀状による挨拶を終了することです。
企業であれば、年末年始の業務効率化や挨拶方法の見直しなどをきっかけに行うことがあります。
個人であれば、年賀状の作成負担や生活の変化などを理由に、送付終了を考えることもあるでしょう。
いずれの場合も、終了するのは基本的に年賀状による挨拶です。
そのため、次のような文章を使います。
「今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきますが、引き続き変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
喪中はその年の年賀欠礼を伝えるもの
喪中は、近親者が亡くなったことなどを受け、お祝い事を控える期間を指します。
年始に関しては、新年のお祝いの挨拶を控えるため、喪中はがきで年賀欠礼を知らせることがあります。
例えば、
「喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます。」
という表現です。
喪中の期間や年賀欠礼の対象範囲には、続柄、地域、家庭、宗教・宗派などによる違いがあります。
そのため、「喪中は必ず一律に1年間」と断定するのは適切ではありません。
喪中だから年賀状じまいになるわけではない
喪中はがきを送っても、それだけで翌年以降の年賀状を終了する意思表示にはなりません。
翌年以降に年賀状を再開したい場合は、特別に年賀状じまいを伝える必要はありません。
反対に、喪中をきっかけに今後の年賀状も終了したい場合は、その意思を別に明確にする必要があります。
「今年は年賀を控える」と「今後は年賀状を送らない」を区別することが大切です。
喪中と年賀状じまいが同じ年に重なった場合の対応方法
喪中になった年に、年賀状じまいも考えている場合があります。
その際、必ず同じはがきで伝える必要はありません。
相手との関係や通知する時期によっては、分けて伝える方が分かりやすいこともあります。
喪中はがきと年賀状じまいを別々に伝える場合
最も誤解を避けやすい方法の一つは、喪中による年賀欠礼と、今後の年賀状送付終了を別々に伝えることです。
例えば、次のように対応できます。
- 年内に喪中はがきで年賀欠礼を知らせる
- 必要に応じて別の案内や寒中見舞いなどで年賀状じまいを伝える
- 翌年以降は年賀状の送付を終了する
ただし、すべての相手に二度通知する必要があるわけではありません。
喪中のお知らせだけで十分な相手には、年賀状じまいを改めて通知しない判断もできます。
一通のはがきで両方を伝える場合
喪中はがきには、年賀欠礼の案内を中心に書くのが一般的です。
そこに年賀状じまいの案内まで加えると、何を伝えたいはがきなのか分かりにくくなる場合があります。
そのため、特に改まった相手には、別々に伝える方が無難です。
ただし、一通に併記したことが必ずマナー違反になると断定することもできません。
併記する場合は、今年の年賀欠礼と翌年以降の送付終了が別の内容だと分かることが重要です。
喪中はがきの形式を重視したい場合は、近況報告や通常の案内事項を混ぜず、年賀欠礼の通知に徹する方法をおすすめします。
喪中をきっかけに年賀状じまいを決めた場合
近親者の逝去を機に、年賀状のやり取りそのものを見直したいと考える人もいるでしょう。
この場合、亡くなった方について詳しく説明する必要はありません。
喪中の案内とは別に、
「今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。」
と伝えられます。
また、喪中をきっかけに年賀状を続けるか迷っている段階なら、急いで年賀状じまいを決める必要はありません。
まだ年賀状じまいを決めていない場合
喪中だからといって、年賀状のやり取りを永久に終了する必要はありません。
今後も年賀状を続けたい場合は、喪中はがきでその年の年賀欠礼のみを知らせます。
年賀状じまいをするかどうかは、翌年以降に改めて考えても問題ありません。
年賀状じまいと喪中の使い分けが分かる文例12選
ここからは、取引先・上司・知人に向けた文例を紹介します。
喪中のお知らせ、年賀状じまい、寒中見舞いでは、文章の目的が異なります。
どの内容を伝える文例なのか確認したうえで使用してください。
喪中はがきで年賀欠礼だけを知らせる文例3選
喪中はがきは、基本的に年賀欠礼の案内を中心に書きます。
ここで紹介する文例は、翌年以降の年賀状じまいまでは意味しない文章です。
文例1:一般的な喪中はがき
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年〇月に父〇〇が永眠いたしました
生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます
皆様にはどうぞお健やかに新年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます
〇〇年〇月
故人の続柄や月などは、実際の内容に合わせて記載してください。
文例2:取引関係のある知人への喪中はがき
喪中につき年始のご挨拶を控えさせていただきます
本年〇月に母〇〇が永眠いたしました
平素より賜っておりますご厚情に心より御礼申し上げます
皆様のご健勝をお祈り申し上げます
〇〇年〇月
個人として送る年賀欠礼の文例です。
会社名義の年賀状廃止通知として使うものではありません。
文例3:上司・元上司への喪中はがき
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年〇月に祖父〇〇が永眠いたしました
旧年中に賜りました温かいご指導とお心遣いに深く感謝申し上げます
寒さ厳しき折 どうぞご自愛ください
〇〇年〇月
実際に年賀欠礼をする場合に使用してください。
喪中はがきでは句読点を省く書式が伝統的ですが、現代では書式に幅もあります。相手や家庭の慣習に合わせましょう。
喪中とは別に年賀状じまいを知らせる文例3選
次は、今後の年賀状による挨拶を終了するための文例です。
喪中はがきとは別の案内やメールなどで伝える場合に使えます。
文例4:取引先へ会社の年賀状廃止を伝える
件名:年賀状によるご挨拶終了のお知らせ
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状によるご挨拶を終了させていただくこととなりました。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□
会社方針としての年賀状じまいです。
担当者個人の喪中とは切り離して考えましょう。
文例5:喪中の年に個人として年賀状じまいも伝える
これまで年賀状を通じて温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
本年は服喪中につき、年頭のご挨拶を控えさせていただきます。
また、私事で恐縮ではございますが、この機会に年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状によるご挨拶を終了させていただきたく存じます。
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
喪中と年賀状じまいの両方を同時に伝える必要がある場合の文例です。
ただし、正式な喪中はがきとしての書式を重視する場合は、二つのお知らせを分けることも検討してください。
文例6:喪中の翌年以降に年賀状じまいを伝える
昨年は服喪中につき、年始のご挨拶を控えさせていただきました。
これまで長年にわたり温かい年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
私事で恐縮ですが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでのお心遣いに深く御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
前年の喪中とは別に、今後の年賀状じまいを伝える場合に使います。
企業向けの正式な案内状については、年賀状廃止の案内文テンプレ|取引先向け通知文とメール例をご覧ください。
寒中見舞いで喪中と年賀状じまいを伝える文例3選
寒中見舞いは、年始を過ぎてから相手を気遣う季節の挨拶状です。
喪中によって年賀状を控えた場合や、相手から年賀状が届いた場合にも利用できます。
文例7:自分が喪中で年賀状じまいも伝える
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は服喪中につき、年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
これまで長年にわたりご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
私事で恐縮ですが、この機会に年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
どうぞご自愛ください。
文例8:喪中の相手へ年賀状じまいを知らせる
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
これまで年賀状を通じて温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
私事で恐縮ではございますが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
年賀状でのご挨拶は終了いたしますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
時節柄、どうぞお体を大切にお過ごしください。
相手が喪中であることを知っている場合は、新年のお祝いを意味する表現を避けましょう。
また、年賀状じまいの通知を急ぐ必要がなければ、別の機会に伝えることもできます。
文例9:喪中なのに年賀状が届いた場合
寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
昨年は服喪中につき、年頭のご挨拶を控えさせていただきました。
ご案内が行き届かず、失礼いたしました。
温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
この文例は喪中による年賀欠礼のお礼であり、年賀状じまいを伝える文章ではありません。
翌年以降も年賀状を終了する場合は、その意思を別途伝えましょう。
寒中見舞いの詳しい時期や書き方は、年賀状じまいを寒中見舞いで伝える方法と文例20選で解説しています。
ビジネス・上司向けの使い分け文例3選
職場では、会社名義の年賀状と個人名義の年賀状を分けて考えることが重要です。
喪中による年賀欠礼を、会社全体の年賀状廃止方針として扱わないよう注意しましょう。
文例10:上司へ個人の喪中を伝える
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇です。
私事で恐縮ですが、近親者が亡くなりましたため、次回の年頭のご挨拶を控えさせていただきます。
日頃のご指導に心より感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
〇〇
個人的な年賀欠礼を知らせる文例です。
この文章だけでは、翌年以降の年賀状まで終了する意味にはなりません。
文例11:元上司へ喪中とは別に年賀状じまいを伝える
〇〇様
在職中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
これまで長年にわたり年賀状を通じて温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
私事で恐縮ではございますが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
年賀状でのご挨拶は終了いたしますが、今後とも変わらぬご厚誼を賜れましたら幸いです。
〇〇
喪中の案内とは別に、個人としての年賀状じまいを伝える場合に使えます。
上司向けの詳しい文例は、上司への年賀状じまい|直属の上司・役職者・元上司への文例20選も参考にしてください。
文例12:会社名義の年賀状廃止と個人の喪中を区別して伝える
件名:年賀状送付終了のご案内
株式会社〇〇
〇〇様
平素より大変お世話になっております。
弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は会社名義での年賀状送付を終了させていただくこととなりました。
これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□
この文例は、会社として年賀状を廃止する場合に使用します。
担当者個人が喪中であっても、その事情を会社名義の廃止理由に混ぜる必要はありません。
相手が喪中の場合の年賀状じまいの伝え方
取引先や上司が喪中の場合、年賀状じまいの通知をどうするか迷うことがあります。
重要なのは、喪中の相手への配慮と、年賀状じまいの方針通知を分けて考えることです。
喪中の取引先へ通常の年賀状を送らない
相手が喪中であると知っている場合は、新年のお祝いの言葉を含む年賀状を避けるのが一般的です。
ただし、通常の業務連絡まで控える必要があるわけではありません。
必要な連絡は、相手の状況に配慮した文章で行うことができます。
年賀状じまいの通知を急がなくてもよい
喪中の相手に年賀状じまいを伝える必要がある場合でも、急いで通知する必要があるとは限りません。
相手が慌ただしい時期や悲しみの深い時期であれば、時期を改める方法もあります。
事前通知が必要な事情がある場合は、お祝いの表現を避けて、通常の案内文やメールで知らせることも考えられます。
寒中見舞いを使う場合も相手への気遣いを優先する
喪中の取引先へ寒中見舞いを送ることはできます。
ただし、喪中の相手には必ず寒中見舞いを送らなければならないわけではありません。
寒中見舞いに年賀状じまいの案内を加える場合は、まず季節の挨拶と相手への気遣いを中心にまとめましょう。
年賀状の廃止理由を詳しく説明する必要はありません。
喪中の情報を社内で共有する際は範囲を絞る
取引先の喪中を把握した場合、年賀状の発送を担当する部署など、業務上必要な関係者への共有を検討できます。
ただし、喪中の事情には個人的な情報が含まれます。
社内のすべての従業員に広く知らせる必要はありません。
必要な範囲で管理し、個人情報の取り扱いに配慮しましょう。
喪中はがきと寒中見舞いはいつ送る?時期の違い
年賀状じまいと喪中を使い分ける際には、通知する時期も重要です。
特に、喪中はがきと寒中見舞いは目的も送付時期も異なります。
喪中はがきは11月〜12月上旬が一般的
喪中はがきは、相手が年賀状の準備を始める前に届くよう送るのが一般的です。
目安として、11月から12月上旬頃までに届くよう準備する方法があります。
ただし、近親者の逝去が年末だった場合など、年内に通知できないこともあります。
その場合は、年始後に寒中見舞いで年賀欠礼について伝える方法があります。
寒中見舞いは松の内明けから立春前まで
寒中見舞いは、一般的に松の内が明けてから立春の前までに送ります。
松の内は、1月7日までとする地域と1月15日までとする地域などがあります。
また、立春の日付も年によって異なるため、毎年同じ日付で区切らないようにしましょう。
立春を過ぎてから季節の挨拶を送る場合は、余寒見舞いという方法もあります。
年賀状じまいの通知には一律の期限がない
年賀状じまいは、喪中はがきとは異なり、必ず決められた時期に送らなければならないわけではありません。
会社として翌年から年賀状を廃止する場合は、取引先が年賀状を準備する前に通知すると実務上の混乱を避けやすくなります。
一方、個人的な年賀状じまいでは、最後の年賀状や年末の挨拶、寒中見舞いなどで知らせる方法があります。
詳しくは、年賀状じまいの時期|企業・ビジネス向けの通知タイミングをご覧ください。
年賀状じまいと喪中を混同しないための注意点
年賀状じまいと喪中は意味が異なるため、文章の書き方を間違えると相手に誤解を与える場合があります。
特に次の点に注意しましょう。
喪中はがきだけで年賀状じまいを伝えたつもりにならない
誤解されやすい表現
「喪中につき年頭のご挨拶を控えさせていただきます。」
この文章は、年賀欠礼を伝えるものであり、今後の年賀状すべてを終了するという意味ではありません。
年賀状じまいをする場合は、
「今後は年賀状によるご挨拶を終了させていただきます。」
と明確に伝えましょう。
年賀状じまいの理由を喪中だけにしない
「喪中なので、今後ずっと年賀状をやめます」
という書き方では、喪中と年賀状じまいの関係が分かりにくくなる場合があります。
喪中を機に年賀状を終了すること自体は、個人の判断として考えられます。
ただし、その年の年賀欠礼と、今後の送付終了を別々の内容として伝えましょう。
会社全体の年賀状廃止と社員個人の喪中を混同しない
従業員個人が喪中になっても、そのことが会社全体の年賀状廃止を意味するわけではありません。
また、会社が年賀状を廃止していても、社員個人の喪中に関する案内とは別の問題です。
会社名義の年賀状の扱いは、会社の方針に従って判断しましょう。
喪中の相手に新年のお祝いの言葉を使わない
相手が喪中であると分かっている場合は、「あけましておめでとうございます」などの賀詞を避けるのが一般的です。
必要な業務連絡や年賀状じまいのお知らせを送る場合は、お祝いの表現を含めず、落ち着いた文章で伝えましょう。
喪中はがきに詳しい近況報告を混ぜない
喪中はがきは年賀欠礼の通知です。
一般的には、転居や仕事上の変更、年賀状じまいなど別の案内を大量に盛り込まない方が、目的を明確にできます。
必要な案内は、別のメールや挨拶状で知らせる方法を検討しましょう。
年賀状じまいと喪中に関するよくある質問
Q. 年賀状じまいと喪中は同じ意味ですか?
同じ意味ではありません。
年賀状じまいは今後の年賀状による挨拶を終了すること、喪中は服喪に伴い新年のお祝いの挨拶を控えることです。
Q. 喪中はがきを送れば年賀状じまいをしたことになりますか?
なりません。
喪中はがきは、その年の年賀欠礼を知らせるものです。
翌年以降も年賀状の送付を終了したい場合は、その意思を別に伝える必要があります。
Q. 喪中はがきと年賀状じまいを同じはがきに書いてもよいですか?
絶対に禁止されているわけではありませんが、年賀欠礼と年賀状じまいは目的が異なります。
特に改まった相手には、それぞれ分けて知らせる方が分かりやすく、誤解を避けやすいでしょう。
Q. 喪中をきっかけに年賀状じまいをしてもよいですか?
個人の判断で年賀状じまいをすることはできます。
ただし、喪中であることだけで、翌年以降も年賀状を終了しなければならないわけではありません。
Q. 喪中の取引先に年賀状じまいの通知を送ってもよいですか?
喪中の相手にも、必要な案内を送ることはできます。
ただし、お祝いの表現は避け、相手の状況や通知の必要性に配慮しましょう。
必ず寒中見舞いで送らなければならないという決まりはありません。
Q. 自分が喪中なのに年賀状が届いたらどうすればよいですか?
年賀状を受け取ること自体がマナー違反になるわけではありません。
必要に応じて寒中見舞いなどでお礼を伝え、年賀欠礼について説明する方法があります。
ただし、お礼を伝えることと、年賀状じまいをすることは別です。
Q. 喪中の期間は必ず1年間ですか?
一律に1年間と決まっているわけではありません。
続柄や地域、家庭、宗教・宗派によって考え方が異なります。
年賀欠礼をするかどうかは、実際の事情に応じて判断しましょう。
Q. 年賀状じまいを済ませた後に喪中になった場合、改めて喪中はがきを出すべきですか?
必ずしも喪中はがきを出す必要はありません。
すでに年賀状の送付を終了している相手に対し、年賀欠礼の通知まで行う必要があるかは、関係性によって異なります。
訃報や喪中の案内を伝える必要がある場合は、目的に合った方法を選びましょう。
Q. 取引先から喪中はがきが届いた場合、返信は必要ですか?
喪中はがきには、必ず返信しなければならないという一律の決まりはありません。
相手との関係によっては、お悔やみの言葉を伝えたり、寒中見舞いを送ったりする方法があります。
年賀状じまいの通知を受け取った場合とは、対応の目的が異なります。
まとめ|喪中は年賀欠礼、年賀状じまいは今後の送付終了
年賀状じまいと喪中は、どちらも年賀状を送らないことに関係しますが、意味は異なります。
喪中は、服喪に伴って新年のお祝いの挨拶を控えること。年賀状じまいは、今後の年賀状による挨拶を終了することです。
混同しないためには、次の5点を押さえておきましょう。
- 目的が違う:喪中は年賀欠礼、年賀状じまいは送付終了
- 期間の考え方が違う:喪中は事情に応じた期間、年賀状じまいは原則として今後も継続
- 喪中はがきだけでは年賀状じまいにならない:終了の意思を伝える必要がある
- 同じ年に重なったら通知方法を整理する:必要に応じて別々に伝える
- 相手への配慮を優先する:喪中の相手にはお祝いの言葉を避け、状況に合った連絡方法を選ぶ
特にビジネスでは、担当者個人の喪中と会社名義の年賀状廃止を区別することが重要です。
年賀欠礼のお知らせ、年賀状じまいの通知、寒中見舞いにはそれぞれ役割があります。
今回紹介した違いと12文例を参考に、相手との関係や実際の状況に合わせた伝え方を選んでください。
関連記事|年賀状じまいの時期・喪中対応・文例
年賀状じまいの基本と企業方針
寒中見舞い・通知時期を確認する
相手別の文例と年賀状受領後の対応
- 年賀状廃止の案内文テンプレ|取引先向け通知文とメール例
- 上司への年賀状じまい|上司・元上司への文例20選
- 年賀状じまい後に年賀状が届いた場合の対応と文例15選
- 年賀状じまいを受け取った場合の返信マナー
参考資料

