「年賀状じまいを伝えたのに、取引先から年賀状が届いた」
「年賀状をやめた後でも、届いた年賀状には返事をするべき?」
「返信すると、来年も年賀状のやり取りが続いてしまわないだろうか」
年賀状じまいを済ませた後に、相手から年賀状が届くことがあります。
すでに送付終了を知らせている場合でも、相手が通知を読む前に発送していたり、年賀状の送付先リストに変更が反映されていなかったりすることは考えられます。
結論からいえば、年賀状じまい後に年賀状が届いても、必ず年賀状で返信する必要はありません。
お礼が必要な場合は、メールや寒中見舞い、次に会った際の挨拶などで感謝を伝えられます。
ただし、重要な取引先や長年お世話になっている上司などには、関係性に応じて個別にお礼を伝える方が丁寧な場合もあります。
この記事では、年賀状じまい後に年賀状が届いた場合の返信の要否、状況別の判断方法、取引先・上司・顧客・同僚向けのお礼文例15選、企業での対応フローまで詳しく解説します。
- 年賀状じまい後に年賀状が届いたら返信は必要?
- 年賀状じまいをしたのに年賀状が届く理由
- 年賀状じまい後に年賀状が届いたときの対応方法
- 取引先から年賀状が届いた場合のお礼文例4選
- 上司・元上司から年賀状が届いた場合の文例3選
- 顧客・ユーザーから年賀状が届いた場合の文例3選
- 同僚・知人から年賀状が届いた場合の文例3選
- 状況別|再通知・返信不要に関するお礼文例2選
- 年賀状じまい後の返信はいつ、どの方法で送る?
- 企業で年賀状じまい後に年賀状が届いた場合の社内対応
- 年賀状じまい後に年賀状が届いたときのNG対応
- 年賀状じまい後に年賀状が届いた場合のよくある質問
- まとめ|年賀状じまい後に年賀状が届いても、状況に合わせたお礼で対応できる
- 関連記事|年賀状じまいの返信・通知・寒中見舞い
年賀状じまい後に年賀状が届いたら返信は必要?
年賀状じまいをした後でも、相手から年賀状が届くことはあります。
その場合、返信するかどうかは、通知の状況や相手との関係に合わせて判断しましょう。
| 状況 | 対応の目安 |
|---|---|
| 重要な取引先から届いた | 担当者に共有し、必要に応じて個別にお礼を伝える |
| すでにお礼や廃止通知を済ませている | 重複した返信が必要かを判断する |
| 上司・元上司から届いた | 関係性に応じてメールや寒中見舞いなどでお礼を伝える |
| 親しい同僚から届いた | メッセージや次に会った際の挨拶でもよい |
| 多数の顧客から届いた | 個別対応の必要性を整理し、社内方針に沿って対応する |
| 送付者から質問や確認がある | 年賀状の送付終了について回答する |
年賀状を返さないことが、直ちに失礼になるわけではありません。
一方、返信しないことで相手が気にする可能性がある場合には、短いお礼を伝える方法があります。
返信した方がよいケース
次のような場合は、お礼や返信を検討するとよいでしょう。
- 長年の重要取引先から個別に年賀状が届いた
- お世話になった上司や元上司から丁寧な年賀状をいただいた
- 年賀状に近況報告や個別の質問が書かれていた
- 相手にまだ年賀状じまいを知らせていなかった
- 今後の関係に配慮し、感謝を伝えておきたい
この場合でも、必ず年賀状で返す必要はありません。
メールや寒中見舞いなど、相手との関係に合った方法を選びましょう。
返信しなくてもよいと考えられるケース
次のような場合は、改めて返信しない選択も考えられます。
- すでに年賀状の終了を通知し、お礼も伝えている
- 相手から届いたものが定型的な一斉送付の年賀状である
- 日頃から会っており、次の機会に直接お礼を伝えられる
- 会社として受領した年賀状への対応方針が決まっている
ただし、これらに当てはまれば必ず返信不要というわけではありません。
相手との関係や業務上の必要性を踏まえて判断しましょう。
迷ったら年賀状ではなく短いお礼を伝える
返信するか迷った場合は、年賀状を再開するのではなく、短いお礼のメッセージを送る方法があります。
例えば、次のような文章です。
「このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
年賀状じまいをすでに伝えている相手であれば、必ずしも廃止方針を繰り返す必要はありません。
年賀状じまいをしたのに年賀状が届く理由
年賀状が届いたからといって、相手が年賀状じまいを無視したと考える必要はありません。
行き違いや運用上の事情が考えられます。
通知を読む前に発送していた
年末ぎりぎりに年賀状じまいを知らせた場合、相手がすでに年賀状を投函していることがあります。
特に、会社や店舗では年賀状の印刷や発送を早めに進めている場合もあります。
この場合は、年賀状を送ってくれたことへの感謝を伝えれば十分なことが多いでしょう。
送付先リストが更新されていなかった
企業では、営業部門や総務部門など、複数の部署が送付先情報を管理している場合があります。
年賀状じまいの通知を受け取っていても、発送リストへの反映が間に合わなかった可能性があります。
そのため、「通知したはずですが」と責めるような説明は避けましょう。
相手が個人的に年賀状を送りたかった
こちらが年賀状じまいをしていても、相手は感謝や近況を伝えるために年賀状を送ってくれることがあります。
年賀状の送付終了は、こちらから送らないという方針であり、必ずしも相手の行動まで制限するものではありません。
相手の厚意を尊重しながら、必要に応じてお礼を伝えましょう。
年賀状じまいの内容が十分に伝わっていなかった
「年始のご挨拶方法を見直します」など、終了することが曖昧な通知では、相手が年賀状の送付終了を理解していない可能性もあります。
この場合は、必要に応じて、
「弊社では、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただいております。」
と簡潔に伝える方法があります。
ただし、再通知する前に、最初の案内文や送付対象を確認するとよいでしょう。
年賀状じまい後に年賀状が届いたときの対応方法
年賀状が届いた場合は、すぐに返信方法を決める前に、状況を整理しましょう。
特に企業では、担当者ごとに対応がばらばらにならないよう注意が必要です。
1. まず年賀状の差出人と内容を確認する
差出人が取引先、顧客、上司、同僚のどれに当たるかを確認します。
また、年賀状に個別のメッセージや質問が書かれていないかも見ておきましょう。
単なる季節の挨拶であれば、お礼のみで対応できる場合があります。
一方、業務上の相談などが記載されている場合は、通常の業務連絡として回答が必要なこともあります。
2. 年賀状じまいの通知状況を確認する
次に、相手に年賀状じまいを知らせていたか確認します。
すでに通知していた場合は、その内容と時期を確認しましょう。
まだ通知していなかった場合は、お礼と合わせて今後の送付方針を伝えることも考えられます。
ただし、通知をしていたことを相手に強調し、責めるような文章にする必要はありません。
3. 返信の必要性と連絡方法を決める
相手との関係や年賀状の内容に応じて、返信の必要性を判断します。
考えられる方法は、次のとおりです。
- メールでお礼を伝える
- 寒中見舞いを送る
- 次回の面談や電話でお礼を伝える
- すでに十分な連絡を済ませている場合は返信を控える
年賀状じまいの方針を維持したい場合は、必ず年賀状で返す必要はありません。
4. 必要な場合だけ終了方針を再度伝える
相手がまだ年賀状じまいを知らない場合や、終了方針について質問してきた場合は、簡潔に説明しましょう。
「今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただいております。」
といった表現で十分な場合があります。
すでに相手が了承している場合は、何度も繰り返す必要はありません。
5. 企業では関係部署と情報を共有する
会社宛てに年賀状が届いた場合は、必要に応じて総務部門や営業担当者と情報を共有します。
重要取引先については、担当者が状況を把握できるようにしておくと安心です。
また、社内の送付先・受領管理に関するルールに沿って情報を更新しましょう。
取引先から年賀状が届いた場合のお礼文例4選
取引先から年賀状が届いた場合は、これまでの取引関係や相手との関係性に配慮しましょう。
年賀状じまいの方針を維持しながら、感謝を伝えることが大切です。
文例1:取引先へメールでお礼を伝える
件名:年始のご挨拶への御礼
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□
年賀状じまいをすでに通知している取引先なら、廃止方針を繰り返さず、お礼だけを伝える方法があります。
文例2:取引先へ年賀状じまいも改めて伝える
件名:年始のご挨拶への御礼
株式会社〇〇
〇〇様
平素より大変お世話になっております。
このたびはご丁寧な年賀状を賜り、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただいております。
年賀状でのご挨拶は終了いたしましたが、今後も貴社とのお付き合いを大切にしてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□
相手が送付終了を知らない場合や、改めて方針を知らせる必要がある場合に使います。
文例3:重要取引先へ丁寧にお礼を伝える
件名:ご丁寧な年始のご挨拶への御礼
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびはご丁寧な年賀状を頂戴し、誠にありがとうございました。
長年にわたる温かいお心遣いに、改めて深く感謝申し上げます。
弊社では年賀状によるご挨拶を終了しておりますが、貴社との信頼関係を今後も大切にしてまいりたいと存じます。
引き続き変わらぬご厚誼を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□
重要な取引先への個別メールとして使える文例です。
文例4:寒中見舞いで取引先へお礼を伝える
寒中お見舞い申し上げます。
寒さ厳しき折、貴社の皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。
弊社では年賀状によるご挨拶を終了しておりますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
皆さまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
寒中見舞いの時期に、書面でお礼を伝える場合に使います。
上司・元上司から年賀状が届いた場合の文例3選
上司や元上司から年賀状が届いた場合は、これまでの指導や交流への感謝を中心に伝えましょう。
個人的に年賀状じまいをした場合は、会社方針と混同しない文章を選ぶことが重要です。
文例5:直属の上司へお礼メールを送る
件名:年始のご挨拶への御礼
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇です。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに心より感謝しております。
今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただいておりますが、引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
〇〇
直属の上司へ、短く丁寧にお礼を伝えたい場合に使えます。
文例6:元上司へ丁寧にお礼を伝える
件名:年賀状のお礼
〇〇様
ご無沙汰しております。〇〇です。
このたびは温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
在職中から長年にわたるお心遣いに、心より感謝しております。
私事で恐縮ですが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにしております。
年賀状でのご挨拶は終了いたしますが、これからも折に触れて近況をお伝えできれば幸いです。
どうぞお元気でお過ごしください。
〇〇
相手にまだ個人的な年賀状じまいが伝わっていない場合にも使える文例です。
文例7:上司へ寒中見舞いでお礼を伝える
寒中お見舞い申し上げます。
寒さの厳しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
私事で恐縮ですが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
どうぞご自愛ください。
今回の受領を機に、年賀状じまいについて丁寧に知らせたい場合に適しています。
上司への年賀状じまいそのものの伝え方は、上司への年賀状じまい|直属の上司・役職者・元上司への文例をご覧ください。
顧客・ユーザーから年賀状が届いた場合の文例3選
顧客やサービス利用者から年賀状が届いた場合は、これまでの利用への感謝と、今後も変わらずサービスを提供する姿勢を伝えましょう。
多数の顧客から届く場合は、個別返信の必要性を社内で判断することも重要です。
文例8:店舗のお客様へお礼を伝える
件名:年賀状のお礼
〇〇様
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、心より御礼申し上げます。
温かいお心遣いを大変うれしく拝見いたしました。
当店では年賀状によるご挨拶を終了しておりますが、これからも皆さまに喜んでいただけるお店づくりに努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇店
文例9:長年のお客様へ丁寧にお礼を伝える
〇〇様
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたびは温かい年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
長年にわたり当店をお引き立ていただいておりますことに、改めて深く御礼申し上げます。
年賀状によるご挨拶は終了いたしましたが、今後も変わらぬご愛顧を賜れましたら幸いです。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
〇〇店
特に長年のお客様へ、個別に感謝を伝える場合に使えます。
文例10:会員・サービス利用者へ簡潔に返信する
件名:年始のご挨拶への御礼
〇〇様
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびはご丁寧な年賀状をお送りいただき、ありがとうございました。
温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。
弊社では年賀状の送付を終了しておりますが、今後も皆さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
〇〇サービス運営事務局
顧客への年賀状廃止通知そのものを作成する場合は、顧客・ユーザー向け年賀状じまい通知文15選をご覧ください。
同僚・知人から年賀状が届いた場合の文例3選
同僚や知人から年賀状が届いた場合は、普段の関係に合わせて簡潔にお礼を伝えられます。
必ず改まった挨拶状を送る必要はありません。
文例11:同僚へチャットでお礼を伝える
年賀状を送ってくれてありがとう。
温かいメッセージ、うれしく読みました。
私は年賀状での挨拶を終えることにしたけれど、これまでのやり取りに感謝しています。
これからも仕事ではよろしくね。
親しい同僚への個別メッセージに向いています。
文例12:先輩社員へ丁寧にお礼を伝える
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
温かいお心遣いに心より感謝しております。
私事ですが、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにしました。
年賀状でのご挨拶は終了いたしますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
先輩や少し距離のある同僚に使いやすい文章です。
文例13:元同僚へ個人的に返信する
年賀状をありがとう。
久しぶりに近況を知ることができて、うれしかったです。
これからは年賀状での挨拶を控えることにしたけれど、また折に触れて連絡できたらうれしいです。
これまで毎年ありがとう。これからもよろしくお願いします。
年賀状以外の交流は続けたい場合に使えます。
状況別|再通知・返信不要に関するお礼文例2選
年賀状じまいをすでに通知している相手には、必ずしも終了方針を繰り返す必要はありません。
状況に応じた短い文面を使い分けましょう。
文例14:すでに通知済みの相手へお礼だけ伝える
件名:年賀状のお礼
株式会社〇〇
〇〇様
いつも大変お世話になっております。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇
終了方針を再度説明する必要がない場合に適しています。
文例15:次に会ったときに口頭でお礼を伝える
「年賀状をありがとうございました。温かいお心遣い、とてもうれしかったです。年賀状でのご挨拶は終了しましたが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。」
普段から会う機会がある同僚や取引先などに使えます。
すでに送付終了を知っている相手であれば、年賀状じまいの説明を省き、お礼だけ伝えてもよいでしょう。
年賀状じまい後の返信はいつ、どの方法で送る?
年賀状が届いた後のお礼は、メール・寒中見舞い・対面などで伝えられます。
方法を選ぶ際は、年賀状の到着時期と相手との関係を考えましょう。
年始の早い時期に届いた場合
年始に年賀状を受け取り、早めにお礼を伝えたい場合は、メールや電話などを利用できます。
すでに年賀状の送付を終了しているなら、年賀状で返さなければならないということはありません。
取引先へのお礼は、通常の業務連絡の中で伝える方法もあります。
松の内が明けてから届いた場合
年始を過ぎてからお礼を伝える場合は、寒中見舞いを利用する方法があります。
寒中見舞いは、一般に松の内が明けてから立春の前までに送ります。
松の内の期間は地域によって異なり、立春の日付も年によって変わるため、送付時期には注意が必要です。
ただし、年賀状じまい後のお礼を伝えるために、必ず寒中見舞いを送る必要はありません。
寒中見舞いの詳しい書き方は、年賀状じまいを寒中見舞いで伝える方法と文例20選をご覧ください。
立春を過ぎてからお礼を伝える場合
立春を過ぎた場合でも、必要なお礼を伝えることはできます。
季節の挨拶状であれば余寒見舞いを検討できますが、ビジネスでは通常のお礼メールを送る方法もあります。
相手にとって自然な連絡方法を選ぶことが大切です。
返信をしない場合の判断
すでに通知とお礼を済ませている場合や、会社として個別返信を行わない方針がある場合は、返信を控える選択も考えられます。
ただし、年賀状に重要な連絡や質問が含まれている場合は、年始の挨拶とは別に回答が必要なことがあります。
返信の要否は、年賀状の形式だけでなく内容も確認して判断しましょう。
企業で年賀状じまい後に年賀状が届いた場合の社内対応
企業が年賀状を廃止した後も、取引先や顧客から年賀状を受け取ることがあります。
その際は、部署によって対応が異ならないよう、社内で基本方針を共有しましょう。
受領した年賀状を確認・分類する
年賀状が届いたら、差出人と内容を確認します。
例えば、次のように整理します。
- 重要取引先からの年賀状
- 一般取引先からの年賀状
- 顧客・会員からの年賀状
- 社内・関係者からの年賀状
- 個別の質問や連絡事項がある年賀状
すべての年賀状に同じ対応が必要とは限りません。
必要に応じて営業・担当部署へ共有する
重要取引先から届いた年賀状は、営業担当者が内容を把握しておくとよいでしょう。
特に、手書きのメッセージや業務上の連絡が含まれている場合は、必要な担当者に共有します。
ただし、個人情報を含むため、社内規程に沿って取り扱いましょう。
個別返信の基準を決める
例えば、次のような基準が考えられます。
| 区分 | 対応例 |
|---|---|
| 重要取引先 | 担当営業が個別にお礼を検討 |
| 一般取引先 | 必要に応じてメールでお礼 |
| 顧客・会員 | 顧客対応方針に沿って判断 |
| 個人的な関係者 | 本人が関係性に応じて判断 |
| 質問・連絡事項がある相手 | 担当者が必要な回答を行う |
一律に返信を義務付ける必要はありませんが、対応の判断基準があると担当者が迷いにくくなります。
翌年以降の年賀状対応も整理する
年賀状じまい後は、年賀状の発送リストや連絡先管理も確認しましょう。
相手から年賀状が届いても、自社の送付終了方針をすぐに変更する必要はありません。
また、年賀状を受け取ること自体を止めるよう相手に強く求めるのではなく、必要に応じて丁寧に方針を説明しましょう。
企業全体の廃止方針と社内運用については、企業が年賀状を廃止する理由と進め方|社内説明・稟議・対外説明で解説しています。
年賀状じまい後に年賀状が届いたときのNG対応
年賀状じまいを済ませている場合でも、相手が送ってくれた年賀状には厚意が込められていることがあります。
対応するときは、相手を責めたり、年賀状の習慣を否定したりしないようにしましょう。
「通知したはずです」と相手を責める
避けたい例
「年賀状じまいのお知らせをお送りしたはずですが、ご確認いただけていませんか。」
通知の行き違いや発送時期の問題かもしれません。
改善例
「このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。温かいお心遣いに感謝申し上げます。」
必要な場合だけ、年賀状の送付終了を簡潔に説明しましょう。
相手の年賀状を迷惑扱いする
避けたい例
「今後は年賀状を送らないでください。」
こちらが年賀状じまいをしていても、相手が好意で送ってくれた可能性があります。
相手からの年賀状も辞退したい場合は、
「これまでのお心遣いに感謝申し上げます。今後の年賀状につきましても、どうぞお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。」
といった柔らかい言葉を選びましょう。
お礼より廃止理由の説明を優先する
避けたい例
「弊社ではコスト削減のため年賀状を廃止しましたので、返信いたしません。」
相手の年賀状に対する感謝が伝わりにくい文章です。
改善例
「このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。弊社では年賀状によるご挨拶を終了しておりますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
まず感謝を伝え、その後に必要な説明を添えましょう。
年賀状を受け取るたびに終了方針を繰り返す
相手にすでに年賀状じまいを知らせている場合、毎回同じ説明をする必要があるとは限りません。
何度も廃止理由を繰り返すと、相手によっては年賀状を送ったことを責められているように感じる可能性があります。
必要に応じてお礼だけを伝えることも考えましょう。
返信のために会社方針を独断で変更する
会社として年賀状の送付を終了している場合、担当者が独断で年賀状の発送を再開すると、社内方針との不一致が生じる可能性があります。
個別の対応が必要な場合は、社内ルールに沿って判断しましょう。
年賀状じまい後に年賀状が届いた場合のよくある質問
Q. 年賀状じまいをしたのに年賀状が届いたら、必ず返信するべきですか?
必ず返信しなければならないという一律のルールはありません。
相手との関係、年賀状の内容、すでに通知やお礼を済ませているかによって判断しましょう。
重要な取引先などには、必要に応じて個別にお礼を伝える方が丁寧な場合があります。
Q. 返信する場合は年賀状で返さないと失礼ですか?
年賀状で返す必要はありません。
すでに年賀状じまいをしている場合は、メールや寒中見舞いなどで感謝を伝える方法があります。
Q. 寒中見舞いを送らなくても大丈夫ですか?
寒中見舞いは選択肢の一つであり、必須ではありません。
日頃からメールでやり取りしている相手であれば、メールでお礼を伝えてもよいでしょう。
Q. 年賀状じまいを通知した相手から届いた場合、再度知らせるべきですか?
必ず再通知する必要はありません。
相手が通知を見落としていたと考えられる場合や、今後の送付について確認された場合は、簡潔に説明しましょう。
それ以外では、お礼だけを伝える方法もあります。
Q. 取引先から年賀状が届いた場合、返信しないと失礼ですか?
一律に失礼とは言えません。
ただし、重要な取引先との関係に配慮し、短いお礼メールなどを送る方が自然な場合もあります。
会社として対応方針がある場合は、その方針に沿って判断しましょう。
Q. 上司から年賀状が届いた場合はどうすればよいですか?
相手との関係に応じて、メールや寒中見舞いなどで感謝を伝える方法があります。
すでに年賀状じまいを知らせているなら、廃止方針を繰り返さず、お礼だけを伝えることもできます。
Q. 年賀状が届いたら、年賀状じまいを取り消したことになりますか?
年賀状を受け取っただけで、年賀状じまいが取り消されるわけではありません。
お礼を伝えた場合も、必ず翌年から年賀状を再開しなければならないということはありません。
Q. 会社として年賀状を廃止している場合、営業担当者が個別に返信してもよいですか?
会社の方針や社内ルールによります。
メールでのお礼などは可能な場合がありますが、会社名義で年賀状を送る場合は、方針との整合性を確認しましょう。
Q. 相手から年賀状じまいの通知を受け取った場合も、同じ対応ですか?
異なります。
この記事は、自分や自社が年賀状じまいをした後に、相手から年賀状が届いた場合を扱っています。
相手から年賀状じまいの通知を受け取った場合は、返信の必要性や今後の送付について考えます。
詳しくは、年賀状じまいを受け取ったら?返信の必要性とビジネスマナーをご覧ください。
まとめ|年賀状じまい後に年賀状が届いても、状況に合わせたお礼で対応できる
年賀状じまいを済ませた後に年賀状が届いても、必ず年賀状で返信する必要はありません。
大切なのは、相手からの年賀状を一方的に迷惑扱いせず、関係性に合った対応を考えることです。
特に押さえておきたいのは、次の5点です。
- 返信は一律に必須ではない:相手との関係や年賀状の内容に応じて判断する
- 年賀状で返す必要はない:メール・寒中見舞い・対面などでお礼を伝えられる
- 相手を責めない:通知や発送の行き違いがあった可能性を考える
- 終了方針は必要な場合だけ伝える:すでに通知済みなら繰り返し説明しなくてもよい
- 企業では社内対応を統一する:重要取引先や顧客への対応を担当部署と共有する
年賀状じまいは、年賀状による挨拶を終了することであり、これまでのお付き合いを終えることではありません。
相手への感謝を忘れず、年賀状以外の方法も活用しながら、良好な関係を続けていきましょう。

