年末は、取引先・社内から多くの「年末のご挨拶メール」や「仕事納めの連絡」が届く時期です。
メールを受け取った側としては、
- どう返信すれば失礼にならない?
- 「よいお年を」は使っていい?
- 社外と社内で書き方は違う?
- 営業日案内への返信は必要?
など、迷うポイントが多くあります。
この記事では 年末メールに対する“正しい返信方法”を、社外・社内別にわかりやすくまとめた完全ガイド です。
そのままコピペできる返信例も多数掲載しています。
年末メールの返信は必要?
結論として、
✔ 社外(取引先・顧客) → 基本は返信するのがマナー
✔ 社内 → 上司には返信推奨、同僚は内容に応じて
✔ 営業日案内 → 原則返信不要だが、取引上必要なら軽く返す
✔ 一斉送信メール → 返信不要(返信先注意)
年末の返信で押さえるべき基本マナー
重要なのは次の4つです。
✔ ① 感謝の言葉を必ず入れる
例:「本年も大変お世話になりました」
✔ ② 「よいお年を」は年末だけ
※年始(1月1日以降)は使わない
✔ ③ 来年への前向きな言葉を添える
例:「来年も変わらぬお付き合いを賜れましたら幸いです」
✔ ④ 相手の多忙に配慮する
例:「ご多忙の折とは存じますが、どうぞご自愛くださいませ」
社外向け:取引先への返信例
最も丁寧さが求められるのが社外への返信です。
返信例(丁寧・正式版)
平素より大変お世話になっております。
ご丁寧なご挨拶を頂戴し、誠にありがとうございます。
本年も格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
来年も変わらぬお付き合いを賜れましたら幸いです。
歳末ご多忙の折とは存じますが、
どうぞご自愛のうえ、良いお年をお迎えくださいませ。
返信例(簡潔版:実務で最も使われる)
平素より大変お世話になっております。
ご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。
本年中はお力添えを賜り、心より感謝申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
相手が営業日を案内してきた場合
ご連絡ありがとうございます。
休業期間の件、承知いたしました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
詳しくはこちらへ
➡ 年末の営業日案内記事(準備中)
社内向け:上司・同僚への返信例
上司への丁寧な返信
ご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。
本年は多くのご指導を賜り、心より御礼申し上げます。
来年もご迷惑をおかけすることがあるかと存じますが、
引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
同僚へのややカジュアルな返信
ご挨拶のメールをありがとう!
今年もいろいろ助けてもらい感謝しています。
来年もどうぞよろしくね。
よいお年を!
営業日案内メールへの返信(必要な場合)
本来、営業日案内は 一斉送信のことが多いため返信不要。
ただし、取引上の都合で返信したい場合は以下を使用。
ご連絡ありがとうございます。
休業期間および営業開始日、承知いたしました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
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➡ 営業日案内テンプレ記事(準備中)
仕事納めメールへの返信
ご丁寧なご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。
本年も多大なるご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
来年も変わらぬご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
こちらも参考になります
➡ 仕事納め記事(準備中)
トラブル後フォローメールへの返信
例:相手から謝罪メールが届いた場合の返信。
ご丁寧なご連絡をいただきありがとうございます。
今回の件につきましては、年末のお忙しい中ご対応いただき
感謝申し上げます。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えくださいませ。
こちらも参考になります
➡トラブル後フォロー記事(準備中)
年末の返信におけるNG例
❌「お体ご自愛くださいませ」
→ 二重表現。「ご自愛ください」でOK。
❌「来年もご発注をお願いします」
→ 契約を強要する表現になる。
❌「よいお年を」を年始に使う
→ 1月1日以降はNG。
❌ 絵文字 / カジュアルすぎる表現(社外)
→ ビジネスでは不適切。
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