営業担当者として年賀状を書くとき、
- 営業色が出てしまわないか
- 売り込みだと思われないか
- かえって相手に負担をかけないか
と、不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
年賀状は営業活動の場ではなく、新年のご挨拶状です。
大切なのは、関係維持・感謝・気遣いを、控えめに伝えること。
この記事では、営業向けに「売り込み感ゼロ」を徹底した年賀状の一言文例を、シーン別にご紹介します。
営業向け年賀状で意識すべきポイント
まずは基本姿勢を確認しておきましょう。
- 商品名・サービス名は書かない
- 「ご提案」「ご紹介」は入れない
- 相手企業の発展・担当者の健康を優先する
迷った場合は
「感謝+今後もよろしくお願いします」
だけで十分です。
【定番】営業担当者として安心な一言文例
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
- 旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 新しい年が実り多き一年となりますようお祈りいたします。
- 本年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
【感謝】関係維持を意識した一言文例
- 日頃よりご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
- 昨年は格別のご配慮をいただき、誠にありがとうございました。
- 平素より大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
- 旧年中のご厚情に心より感謝申し上げます。
- 引き続き良好な関係を築いていけましたら幸いです。
【控えめ】関係が浅い取引先への一言文例
- 新年のご挨拶を申し上げます。
- 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
- 貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
- 本年が貴社にとって実り多き一年となりますよう願っております。
- 新しい年が穏やかな一年となりますようお祈りいたします。
【気遣い】相手を思いやる一言文例
- 寒さ厳しき折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 本年も皆様にとって良い一年となりますよう願っております。
- ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 本年もお健やかにお過ごしになられますようお祈りいたします。
- 穏やかで実りある一年となりますよう願っております。
【関係継続】さりげなく今後を意識した一言文例
- 本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
- 今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。
- 引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
- 本年も良好な関係を築いていけましたら幸いです。
- 変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
営業向け年賀状で避けたいNG表現
以下は、売り込み感につながりやすいため注意が必要です。
- 「今年こそ」「ぜひ一度」など営業誘導
- 商品・サービス名の記載
- 成果・数字をアピールする表現
年賀状は “次の商談につなげる場”ではありません。
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上司・取引先向けも含めた総合文例はこちら。
👉 ビジネス年賀状の一言添え書き文例|営業・上司・取引先に使える短文30選【2026年版】
※ 本記事は、上記ハブ記事の「営業向け文例」を詳しく解説した個別ページです。
まとめ
営業向け年賀状では、売り込みを感じさせない配慮が最も重要です。
短くても丁寧な一言が、一年を通した信頼関係の土台になります。
ぜひ本記事の文例を活用し、安心して年始のご挨拶を行ってください。
