「案外」の意味とは?「意外」との違い・使い方を例文でわかりやすく解説

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違い・使い分け

「案外簡単だった」

「意外と簡単だった」

この2つはよく似ていますが、まったく同じ使い方をする言葉なのでしょうか。

「案外」とは、簡単にいうと、

予想していたことと実際が違い、「思っていたよりも」「思いのほか」という意味を表す言葉

です。

たとえば、

この仕事は案外簡単だった。

なら、

難しいと思っていたが、実際には思っていたより簡単だった。

という意味になります。

一方の「意外」も、予想と実際が違うことを表す言葉です。

そのため、

案外簡単だった。
意外と簡単だった。

のように、どちらも使える場面があります。

ただし、「案外」は自分の予想と実際を比べて「思っていたより~」と述べるときに使いやすく、「意外」は予想していなかった出来事や状態そのものを表すときにも使いやすいという違いがあります。

この記事では、「案外」の意味・使い方、「意外」との違い、「案外と」「意外と」は正しいのか、例文・言い換えまでわかりやすく解説します。

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  1. 「案外」の意味とは?
    1. 例文
  2. 「案外」の使い方
    1. 難しいと思っていた場合
    2. 高いと思っていた場合
    3. 無口だと思っていた場合
    4. すぐ終わると思っていた場合
  3. 「案外」の例文
    1. 良い意味で使う例文
    2. 悪い意味で使う例文
    3. 中立的な例文
  4. 「案外」と「意外」の違い
    1. 「案外」の例
    2. 「意外」の例
  5. 「案外」と「意外」はどちらを使う?
    1. 案外簡単だった
    2. 意外と簡単だった
  6. 「案外」は軽い驚き、「意外」は強い驚き?
  7. 「案外と」は正しい?
    1. 案外
    2. 案外と
    3. 例文
  8. 「意外と」は正しい?
    1. 「意外に」も使える
    2. 比較
  9. 「案外な」は使える?
    1. 比較
  10. 「案外」と「意外」の品詞は?
  11. 「案外」は良い意味で使う言葉?
    1. 良い意味
    2. 悪い意味
    3. 時間がかかる
  12. 「案外」の言い換え・類義語
    1. 1.思ったより
    2. 2.思いのほか
    3. 3.意外に
    4. 4.意外と
    5. 5.予想以上に
    6. 6.予想外に
    7. 7.存外
    8. 8.なかなか
  13. 「案外」と「思いのほか」の違い
    1. 案外
    2. 思いのほか
  14. 「案外」と「存外」の違い
    1. 案外
    2. 存外
  15. ビジネスでは「案外」を使える?
    1. 会話・社内チャット
    2. 報告書
    3. 比較
  16. 「案外」と「意外」の使い分け例
    1. 人の性格
    2. 難易度
    3. 結果
  17. 「案外」を使うときの注意点
    1. 「良い意味だけ」と考えない
    2. 「意外と」を誤り扱いしない
    3. 「案外な」をすべて誤りにしない
    4. ビジネス文書では客観的な表現も検討する
  18. よくある質問
    1. Q1.「案外」とは簡単にいうとどんな意味?
    2. Q2.「案外」と「意外」の違いは?
    3. Q3.「意外と簡単だった」は間違い?
    4. Q4.「案外と」は正しい?
    5. Q5.「案外な結果」は間違い?
    6. Q6.「案外」は副詞ですか?
    7. Q7.「案外」は良い意味?
    8. Q8.「案外」の類義語は?
    9. Q9.「案外」と「存外」の違いは?
    10. Q10.ビジネス文書で「案外」を使っていい?
  19. まとめ|「案外」は「思っていたより」という予想との違いを表す
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「案外」の意味とは?

「案外」は、予想していたことと実際の状態・結果が異なることを表す言葉です。

「思っていたより」「予想していたより」「思いのほか」と言い換えると理解しやすいでしょう。

例文

この問題は案外簡単だった。

意味は、

難しいと思っていたが、実際には思っていたより簡単だった。

です。

ほかにも、

この店は案外安い。

彼は案外話しやすい人だった。

作業には案外時間がかかった。

のように使えます。

重要なのは、良い結果だけに使う言葉ではないことです。

案外つまらなかった。

案外難しかった。

案外時間がかかった。

のように、期待より悪かった場合にも使えます。

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「案外」の使い方

「案外」は、頭の中にあった予想と実際を比べるときに使うと自然です。

難しいと思っていた場合

やってみると案外簡単だった。

高いと思っていた場合

駅前の店だが、料金は案外安かった。

無口だと思っていた場合

話してみると案外気さくな人だった。

すぐ終わると思っていた場合

簡単な作業だと思っていたが、案外時間がかかった。

このように、

「○○だと思っていた → 実際は違った」

という文脈と相性がよい言葉です。

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「案外」の例文

検索でも多い「案外 例文」を、意味別に見てみましょう。

良い意味で使う例文

この商品は安いが、案外しっかりしている。

初めて作った料理だったが、案外うまくできた。

このアプリは案外使いやすい。

話してみると、彼は案外親しみやすい人だった。

悪い意味で使う例文

評判が良かったので期待したが、案外つまらなかった。

単純な仕事に見えるが、案外時間がかかる。

駅から近いと思っていたが、案外遠かった。

この問題は案外難しい。

中立的な例文

参加者は案外少なかった。

案外早く結果が出た。

彼は案外慎重に物事を考える。

「案外」は、肯定的・否定的のどちらにも使えます。

「案外」と「意外」の違い

「案外」と「意外」は、どちらも予想と実際が違うことを表します。

そのため、意味が重なる場面も多くあります。

ただし、使い方には少し違いがあります。

表現使いやすいニュアンス
案外思っていたより○○だった
意外予想していなかった・予想と違った
案外と「案外」とほぼ同じ
意外と予想に反して○○だった

「案外」の例

この試験は案外簡単だった。

「難しいと思っていたが、思ったより簡単だった」という、予想との比較が感じられます。

「意外」の例

彼が辞職したのは意外だった。

「彼が辞職するとは予想していなかった」という、出来事そのものへの予想外感を表しています。

「案外」と「意外」はどちらを使う?

両方使える文章も少なくありません。

たとえば、

この仕事は案外簡単だった。

この仕事は意外と簡単だった。

どちらも自然です。

ただし、少し焦点が違います。

案外簡単だった

難しいと思っていたが、思っていたより簡単だった。

という比較が感じられます。

意外と簡単だった

簡単だったこと自体が予想外だった。

という印象です。

実際には両者の意味は重なるため、

「この場合は必ず案外」「この場合は必ず意外」

と機械的に分ける必要はありません。

「案外」は軽い驚き、「意外」は強い驚き?

必ずしもそうとは限りません。

確かに、文脈によっては「案外」が軽い予想外、「意外」がより強い予想外のように感じられることがあります。

しかし、

案外=弱い驚き
意外=強い驚き

という固定ルールではありません。

たとえば、

彼が優勝したのは意外だった。

は驚きを表しますが、

意外に早く終わった。

は必ずしも強い驚きを意味しません。

使い分けでは、驚きの強さだけを見るより、「思っていたより」という比較を表したいのか、予想外の事実を述べたいのかを見る方がわかりやすいでしょう。

「案外と」は正しい?

「案外と」も使われる表現です。

案外

この仕事は案外簡単だった。

案外と

この仕事は案外と簡単だった。

どちらも意味はほぼ同じです。

「案外と」の方が、話し言葉で少しリズムを付けるように使われることもあります。

例文

この店、案外と空いているね。

新しいシステムも案外と使いやすかった。

心配していたが、案外とうまくいった。

「案外と」を誤用と考える必要はありません。

「意外と」は正しい?

「意外と」も普通に使われます。

たとえば、

意外と簡単だった。

意外と知られていない。

意外と時間がかかった。

などです。

したがって、

「意外と簡単だった」は間違いだから「案外簡単だった」に直す

とする必要はありません。

「意外に」も使える

意外に簡単だった。

意外に多くの人が参加した。

のように、「意外に」という形も使われます。

比較

意外と難しかった。

意外に難しかった。

どちらも使えます。

文全体のリズムや文体に合わせて選べばよいでしょう。

「案外な」は使える?

「案外な」という形も使えます。

たとえば、

案外な結果となった。

案外な一面を知った。

のような形です。

したがって、

「案外」は副詞だから「案外な」とは言えない

と一律に考える必要はありません。

ただし、文章によっては「意外な」の方が自然に感じられる場合もあります。

比較

意外な結果だった。

案外な結果だった。

一般的には「意外な結果だった」の方が使いやすいでしょう。

一方、

彼には案外な一面がある。

のような表現も可能です。

「案外」と「意外」の品詞は?

両者を、

案外=副詞
意外=形容動詞

と完全に分けて覚えるのはおすすめしません。

実際には、

案外簡単だった。

のように「案外」を副詞的に使ったり、

案外な一面

のような形で使ったりできます。

「意外」も、

意外な結果

意外だった

意外に簡単だった

意外と簡単だった

のようにさまざまな形で使われます。

検索者としては、品詞名を細かく覚えるより、どの形で自然に使えるかを押さえる方が実用的です。

「案外」は良い意味で使う言葉?

いいえ。

「案外」は良い意味にも悪い意味にも使えます。

良い意味

この料理は案外おいしい。

悪い意味

評判ほどではなく、案外つまらなかった。

時間がかかる

簡単だと思っていたが、案外時間がかかった。

したがって、

案外=予想より良い結果

と限定するのは適切ではありません。

「予想と実際に違いがあった」と考えるとわかりやすいでしょう。

「案外」の言い換え・類義語

「案外」は、文脈によって次のような表現に言い換えられます。

1.思ったより

もっともわかりやすい言い換えです。

案外簡単だった。

思ったより簡単だった。

2.思いのほか

「予想していた以上に」という意味で使えます。

案外時間がかかった。

思いのほか時間がかかった。

3.意外に

意味が近い表現です。

案外難しかった。

意外に難しかった。

4.意外と

日常会話でもよく使えます。

案外知られていない。

意外と知られていない。

5.予想以上に

予測していた程度を上回ったことを明確にできます。

案外売れた。

予想以上に売れた。

6.予想外に

予想していなかったことを強調します。

案外早く終わった。

予想外に早く終わった。

7.存外

「思いのほか」「予想と違って」という意味で使われる、やや硬めの表現です。

存外うまくいった。

8.なかなか

文脈によっては近いニュアンスになります。

この店は案外おいしい。

この店はなかなかおいしい。

ただし、「なかなか」は必ずしも「予想外」を意味するわけではないため、完全な同義語ではありません。

「案外」と「思いのほか」の違い

意味はかなり近いです。

案外

この作業は案外時間がかかった。

思いのほか

この作業は思いのほか時間がかかった。

どちらも、

思っていたより時間がかかった

という意味です。

「思いのほか」は「案外」より少し文章的・落ち着いた印象になることがあります。

ビジネス文書などで「案外」がくだけて感じられる場合は、

想定以上に
予想以上に
当初の想定より

などへ変える方法もあります。

「案外」と「存外」の違い

「存外」も「案外」に近い言葉です。

案外

この仕事は案外早く終わった。

存外

この仕事は存外早く終わった。

意味は近いですが、「存外」は現在の日常会話ではやや硬く感じられる場合があります。

一般的な会話なら「案外」「意外と」「思ったより」の方が使いやすいでしょう。

ビジネスでは「案外」を使える?

使えないわけではありませんが、ビジネス文書では少し会話的に感じられる場合があります。

会話・社内チャット

この作業、案外時間がかかりました。

自然です。

報告書

当初の想定以上に作業時間を要しました。

こちらの方が客観的です。

比較

会話的

案外多くの問い合わせがありました。

ビジネス文書向き

想定以上に多くの問い合わせがありました。

当初の予想を上回る問い合わせがありました。

状況に応じて使い分けましょう。

「案外」と「意外」の使い分け例

最後に、実際の文章で比較してみます。

人の性格

彼は案外慎重な人だ。

「もっと大胆だと思っていたが、思ったより慎重」というニュアンス。

彼がそこまで慎重だったとは意外だ。

慎重だったという事実そのものが予想外だったニュアンスです。

難易度

この問題は案外簡単だった。

思っていたより簡単。

この問題がこんなに簡単だったのは意外だ。

簡単だったことが予想外。

結果

会議は案外早く終わった。

予想していた時間より早かった。

会議が30分で終わったのは意外だった。

30分で終了したという結果そのものが予想外だった。

「案外」を使うときの注意点

「案外」を使うときは、次の点を意識すると自然です。

「良い意味だけ」と考えない

案外おいしい。

だけでなく、

案外まずかった。

も成立します。

「意外と」を誤り扱いしない

意外と簡単だった。

は使われる表現です。

「案外な」をすべて誤りにしない

案外な結果

などの形もあります。

ビジネス文書では客観的な表現も検討する

案外多かった。

より、

想定以上に多かった。

の方が報告書では明確なことがあります。

よくある質問

Q1.「案外」とは簡単にいうとどんな意味?

「思っていたより」「予想していたより」という意味です。

予想と実際が違ったことを表します。

Q2.「案外」と「意外」の違いは?

どちらも予想と実際の違いを表します。

「案外」は「思っていたより○○だった」という比較に使いやすく、「意外」は予想していなかった出来事・状態そのものを表す場合にも使いやすいという違いがあります。

Q3.「意外と簡単だった」は間違い?

間違いとはいえません。

「意外と簡単だった」「意外に簡単だった」のどちらも使われます。

Q4.「案外と」は正しい?

使われる表現です。

案外と簡単だった。

のように使えます。

Q5.「案外な結果」は間違い?

一律に誤りとはいえません。

ただし、文脈によっては「意外な結果」の方が自然です。

Q6.「案外」は副詞ですか?

「案外簡単だった」のように副詞的に使われますが、「案外な一面」のような用法もあります。

「副詞だけ」と限定して覚える必要はありません。

Q7.「案外」は良い意味?

良い意味にも悪い意味にも使えます。

案外おいしかった。

案外つまらなかった。

どちらも可能です。

Q8.「案外」の類義語は?

「意外に」「思いのほか」「思ったより」「予想以上に」「存外」などがあります。

Q9.「案外」と「存外」の違いは?

意味は近いですが、「存外」は「案外」よりやや硬く感じられることがあります。

Q10.ビジネス文書で「案外」を使っていい?

使えないわけではありません。

ただし、報告書などでは「想定以上に」「当初の予想より」などの方が客観的で適する場合があります。

まとめ|「案外」は「思っていたより」という予想との違いを表す

「案外」とは、予想していたことと実際の状態・結果が違うことを表す言葉です。

簡単に言い換えると、

思っていたより
思いのほか
予想していたより

という意味です。

「意外」との違いは、

案外
→ 「思っていたより○○だった」という比較に使いやすい

意外
→ 予想していなかった出来事や状態そのものを表す場合にも使いやすい

という点にあります。

ただし両者の意味はかなり重なっているため、

案外簡単だった。
意外と簡単だった。

のように、どちらも使えるケースも少なくありません。

また、

「意外と」は誤り
「案外な」は誤り
案外は良い意味だけ

と考える必要もありません。

実際の文脈の中で「予想と現実のどこに焦点を当てるか」を考えて使い分けるのがポイントです。

関連記事

「案外」「意外」と同じく、似た言葉のニュアンスや文章表現を確認したい場合は、次の記事も参考になります。

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