システム障害、サーバー停止、設備故障、停電、通信障害などが発生した後、サービスや業務が復旧した際には、顧客や取引先へ速やかにお知らせする必要があります。
しかし、復旧を伝える場面では、
「復旧しましたと簡潔に書くだけでよい?」
「一部機能だけ直った場合はどう伝える?」
「暫定復旧と完全復旧はどう書き分ける?」
「障害の原因や再発防止策はどこまで説明する?」
「未処理の注文や問い合わせについても案内すべき?」
と迷う担当者も少なくありません。
復旧のお知らせでは、サービスを再び利用できることだけでなく、復旧日時、利用可能な機能、残っている制限、未処理案件への対応、問い合わせ先を明確に伝えることが重要です。
この記事では、システム、設備、通信、電話、メール、決済、予約、物流などの障害から復旧した際に使えるお知らせ文例を、状況別に30例紹介します。
全面復旧、一部復旧、暫定復旧、通常業務再開、未処理データへの対応、再発防止策の報告まで、そのまま使えるテンプレートをまとめました。
この記事でわかること
・システム障害の復旧お知らせ文例
・設備故障や停電からの復旧案内
・電話・メール・通信障害の復旧連絡
・一部復旧、暫定復旧の伝え方
・注文、予約、決済データの確認方法
・障害原因と再発防止策の書き方
・メール、ホームページ、SNSの文例
災害や障害により返信・問い合わせ対応が遅れている場合はこちらをご覧ください。
→「災害による返信・対応遅延のお詫びメール例文|顧客・取引先向け」
災害後に店舗や会社の営業を再開する場合はこちらです。
→「災害後の営業再開のお知らせ文例25選|店舗・会社・施設向け(準備中)」
※復旧状況が確定していない段階では、「完全復旧」と断定せず、「一部復旧」「暫定復旧」「動作確認中」など、実際の状況に合った表現を使用してください。
- 今すぐ使える復旧お知らせテンプレート
- システム障害の復旧お知らせ文例
- サーバー・Webサイト障害の復旧文例
- 決済・注文障害の復旧お知らせ文例
- 通信・インターネット障害の復旧文例
- 電話・メール障害の復旧お知らせ文例
- 停電・電源設備の復旧お知らせ文例
- 設備故障の復旧お知らせ文例
- 一部復旧・暫定復旧のお知らせ文例
- 取引先へ個別に送る復旧メール例文
- 原因・再発防止策を含む復旧お知らせ文例
- 復旧のお知らせに入れるべき項目
- 「復旧」「一部復旧」「暫定復旧」の違い
- 復旧のお知らせの基本構成
- 復旧のお知らせに使える件名
- 復旧のお知らせを出すタイミング
- 復旧のお知らせで押さえる7つのポイント
- 復旧のお知らせで避けたいNG例
- よくある質問
- まとめ
- 災害・障害時の関連文例
- この記事を読んだ方におすすめ
今すぐ使える復旧お知らせテンプレート
急いで復旧を案内したい方に向けて、基本テンプレートを3種類紹介します。
復旧日時と利用できるサービスを明記し、未処理案件や再操作が必要かどうかも伝えましょう。
全面復旧の基本テンプレート
件名:システム障害復旧のお知らせとお詫び
お客様各位
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日〇時頃より発生しておりましたシステム障害につきまして、復旧作業が完了し、〇月〇日〇時現在、すべてのサービスを通常どおりご利用いただける状態となりました。
【障害発生日時】
〇月〇日〇時頃
【復旧日時】
〇月〇日〇時
【影響を受けたサービス】
〇〇
障害発生中にいただいたご注文やお申し込みにつきましては、順次確認しております。
お客様には長時間にわたりご不便とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
今後、同様の障害を防止するため、監視体制とシステム運用の見直しを進めてまいります。
株式会社〇〇
一部復旧の基本テンプレート
件名:システム障害の一部復旧について
お客様各位
現在発生しているシステム障害につきまして、復旧作業が進み、下記機能の利用を再開いたしました。
【利用可能な機能】
・〇〇
・〇〇
【引き続き利用できない機能】
・〇〇
・〇〇
全面復旧に向けて、引き続き対応を進めております。
次回の状況は、〇月〇日〇時までに弊社ホームページでお知らせいたします。
お客様にはご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
SNS用の短文テンプレート
【システム障害復旧のお知らせ】
〇月〇日〇時頃から発生していたシステム障害は、〇時に復旧しました。
現在は通常どおりサービスをご利用いただけます。
長時間にわたりご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
システム障害の復旧お知らせ文例
Webサービス、社内システム、会員サイトなどの障害が復旧した場合の文例です。
利用者が再度操作する必要がある場合は、その手順も案内しましょう。
例文1:すべてのシステムが復旧した
件名:システム障害復旧のお知らせ
お客様各位
〇月〇日〇時頃から発生しておりましたシステム障害につきまして、復旧作業が完了いたしました。
現在は、ログイン、商品検索、ご注文、各種手続きなど、すべての機能を通常どおりご利用いただけます。
【障害発生日時】〇月〇日〇時頃
【復旧日時】〇月〇日〇時
【影響範囲】〇〇システム全般
障害発生中に操作された内容が正常に完了していない可能性があります。
注文履歴や手続き状況をご確認いただき、不明な点がございましたらお問い合わせください。
長時間にわたりご不便をおかけし、深くお詫び申し上げます。
例文2:ログイン機能が復旧した
件名:ログイン障害復旧のお知らせ
お客様各位
本日発生しておりましたログイン障害は、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は、会員ページおよび各種サービスへ通常どおりログインできます。
引き続きログインできない場合は、ブラウザを再読み込みするか、一度画面を閉じてから再度お試しください。
お客様にはご不便とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
例文3:予約システムが復旧した
件名:予約システム復旧のお知らせ
お客様各位
〇月〇日より利用できない状態となっておりました予約システムは、本日〇時に復旧いたしました。
現在は、Webサイトおよび予約アプリから通常どおりご予約いただけます。
障害発生中に予約操作を行われた場合は、予約一覧または受付完了メールをご確認ください。
予約が確認できない場合は、お手数ですが再度お申し込みいただくか、店舗までお問い合わせください。
ご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
例文4:受注システムが復旧した
件名:受注システム復旧および注文受付再開のお知らせ
お取引先各位
システム障害のため停止しておりました受注システムは、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は、オンラインシステムから通常どおりご注文いただけます。
障害発生中にメールやFAXでいただいたご注文につきましては、順次システムへ登録しております。
重複注文を防ぐため、受付完了のご連絡が届いていない場合は、担当窓口までお問い合わせください。
長時間にわたりご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
例文5:社内システムが復旧した
件名:社内システム復旧のお知らせ
社員各位
〇月〇日〇時頃より停止しておりました社内システムは、〇時に復旧しました。
現在は、勤怠管理、経費申請、社内ポータル、ファイル共有を通常どおり利用できます。
障害発生中に入力した内容が保存されていない可能性がありますので、申請履歴をご確認ください。
未反映の申請がある場合は、再入力をお願いいたします。
ご協力いただき、ありがとうございました。
サーバー・Webサイト障害の復旧文例
Webサイトやサーバーの復旧後は、閲覧、ログイン、フォーム送信など、どの機能が利用できるかを案内します。
例文6:Webサイトが閲覧できるようになった
件名:Webサイト閲覧障害復旧のお知らせ
お客様各位
〇月〇日〇時頃から弊社Webサイトを閲覧できない状態が続いておりましたが、〇時に復旧いたしました。
現在は、すべてのページを通常どおり閲覧いただけます。
障害発生中にアクセスいただいたお客様には、ご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
例文7:お問い合わせフォームが復旧した
件名:お問い合わせフォーム復旧のお知らせ
お客様各位
システム障害により利用できない状態となっておりましたお問い合わせフォームは、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は通常どおりお問い合わせを送信いただけます。
障害発生中にフォームから送信された内容は、正常に受信できていない可能性があります。
受付完了メールが届いていない場合は、お手数ですが再度送信をお願いいたします。
ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
例文8:会員ページが復旧した
件名:会員ページ復旧のお知らせ
会員の皆様
〇月〇日より発生しておりました会員ページの表示障害は、復旧作業が完了いたしました。
現在は、登録情報の確認・変更、利用履歴の閲覧、各種申請を通常どおり行えます。
障害発生期間中に申請を行われた場合は、処理状況をご確認ください。
未反映の場合は、再度お手続きをお願いいたします。
決済・注文障害の復旧お知らせ文例
決済や注文に関する障害では、重複決済、注文未完了、返金処理などへの不安が生じます。
顧客が再度購入すべきかどうかを明確に案内しましょう。
例文9:クレジットカード決済が復旧した
件名:クレジットカード決済障害復旧のお知らせ
お客様各位
一時的に利用できない状態となっておりましたクレジットカード決済は、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は通常どおり決済をご利用いただけます。
障害発生中に決済操作を行われた場合は、注文履歴およびカード会社の利用明細をご確認ください。
注文完了画面が表示されず、受付完了メールも届いていない場合は、再度注文する前に弊社窓口へお問い合わせください。
重複決済が確認された場合は、速やかに返金手続きを行います。
ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
例文10:注文受付が復旧した
件名:注文受付再開のお知らせ
お客様各位
システム障害により停止しておりましたオンラインストアの注文受付を、〇月〇日〇時より再開いたしました。
現在は通常どおり商品をご注文いただけます。
障害発生中に注文操作を行われたお客様は、注文履歴または受付完了メールをご確認ください。
ご注文が確認できない場合は、改めてお手続きをお願いいたします。
例文11:電子決済の一部だけ復旧した
件名:決済サービス一部復旧のお知らせ
お客様各位
決済システムの障害につきまして、復旧作業が進み、下記の支払い方法を再開いたしました。
【利用可能】
・クレジットカード
・銀行振込
・〇〇決済
【引き続き利用停止】
・△△決済
停止中の決済方法については、復旧作業を継続しております。
お急ぎの場合は、利用可能な決済方法をご選択ください。
全面復旧までご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。
通信・インターネット障害の復旧文例
通信障害の復旧後は、電話、インターネット、社内ネットワークなど、復旧した範囲を明記します。
例文12:インターネット回線が復旧した
件名:通信障害復旧のお知らせ
お客様各位
〇月〇日〇時頃より発生しておりましたインターネット回線の障害は、〇時に復旧いたしました。
現在は、弊社Webサービスおよびオンライン窓口を通常どおりご利用いただけます。
通信障害中に送信されたメールやフォームが受信できていない可能性があります。
受付確認が届いていない場合は、お手数ですが再度送信をお願いいたします。
長時間にわたりご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
例文13:社内ネットワークが復旧した
件名:社内ネットワーク復旧のお知らせ
社員各位
本日発生しておりました社内ネットワーク障害は、〇時に復旧しました。
現在は、インターネット接続、共有サーバー、社内システムを通常どおり利用できます。
接続できない場合は、パソコンを再起動したうえで再度お試しください。
改善しない場合は、情報システム部までご連絡ください。
例文14:通信回線が暫定復旧した
件名:通信回線の暫定復旧について
お客様・お取引先各位
通信回線の障害につきまして、応急対応により一部回線が利用できる状態となりました。
現在、電話およびメールでの対応を再開しておりますが、接続が不安定になる場合があります。
完全復旧に向けて、引き続き作業を進めております。
緊急性の低いお問い合わせは、復旧完了後にお送りいただけますと幸いです。
ご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
電話・メール障害の復旧お知らせ文例
電話やメールの復旧後は、障害期間中に届かなかった連絡について、再送や再連絡が必要かを案内します。
例文15:電話回線が復旧した
件名:電話回線復旧のお知らせ
お客様各位
通信設備の障害により不通となっておりました弊社代表電話は、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は通常どおりお電話いただけます。
【代表電話】〇〇
【受付時間】〇時から〇時まで
復旧直後は電話が集中し、つながりにくくなる場合がございます。
お急ぎでないお問い合わせは、メールまたはお問い合わせフォームもご利用ください。
長時間にわたりご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
例文16:メールサーバーが復旧した
件名:メールシステム復旧のお知らせ
お客様・お取引先各位
〇月〇日〇時頃から発生しておりましたメールシステムの障害は、〇時に復旧いたしました。
現在は、メールの送受信を通常どおり行える状態です。
障害発生中に弊社宛てに送信されたメールの一部が受信できていない可能性があります。
弊社から返信や受付確認が届いていない場合は、お手数ですが再送をお願いいたします。
ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
例文17:問い合わせ窓口を再開した
件名:お問い合わせ窓口再開のお知らせ
お客様各位
通信障害により一時休止しておりました電話・メールでのお問い合わせ対応を、〇月〇日〇時より再開いたしました。
休止期間中に受信できたお問い合わせは、受付順に確認し、順次回答しております。
お問い合わせの集中により、通常より回答までに時間を要する場合があります。
長時間にわたりご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
停電・電源設備の復旧お知らせ文例
停電復旧後でも、設備点検やシステム再起動に時間がかかることがあります。
電気が戻った時刻と、業務・サービスを再開した時刻を分けて伝えましょう。
例文18:停電から全面復旧した
件名:停電復旧および業務再開のお知らせ
お客様・お取引先各位
停電の影響により停止しておりました弊社事業所の業務は、電力復旧および設備点検の完了に伴い、〇月〇日〇時より再開いたしました。
現在は電話、メール、受注、出荷業務を通常どおり行っております。
停電中にいただいたお問い合わせやご注文は、順次確認・対応いたします。
長時間にわたりご不便とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
例文19:電力は復旧したが設備点検中
件名:停電復旧後の設備点検について
お客様各位
本日発生しておりました停電は、〇時に復旧いたしました。
現在、各設備およびシステムの安全確認を行っております。
一部サービスは再開しておりますが、通常営業の再開時刻は確認中です。
【利用可能】〇〇
【利用停止中】〇〇
全面再開の見通しが立ち次第、改めてお知らせいたします。
例文20:非常用電源から通常電源へ戻った
件名:電源設備復旧のお知らせ
お客様各位
設備障害により非常用電源で運用しておりましたが、通常電源への切り替えと動作確認が完了いたしました。
現在は、すべての設備を通常どおり利用できる状態です。
非常用電源での運用期間中、一部サービスを制限しておりましたことをお詫び申し上げます。
ご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
設備故障の復旧お知らせ文例
製造設備、空調、エレベーター、店舗機器などの故障が復旧した際の文例です。
例文21:製造設備が復旧した
件名:製造設備復旧および生産再開のお知らせ
お取引先各位
設備故障により停止しておりました〇〇工場の製造ラインは、修理および動作確認が完了し、〇月〇日より生産を再開いたしました。
現在、停止期間中に遅れていた生産を順次進めております。
対象商品の納期については、担当者より個別にご連絡いたします。
貴社には多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
例文22:空調設備が復旧した
件名:空調設備復旧のお知らせ
お客様各位
故障により停止しておりました館内空調設備は、修理および安全確認が完了いたしました。
〇月〇日〇時より、通常どおり施設をご利用いただけます。
設備故障に伴う営業時間変更と利用制限により、ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
例文23:エレベーターが復旧した
件名:エレベーター運転再開のお知らせ
施設利用者各位
点検のため停止しておりました館内エレベーターは、〇月〇日〇時に運転を再開いたしました。
現在は通常どおりご利用いただけます。
停止期間中は、階段や別経路をご利用いただき、誠にありがとうございました。
ご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
例文24:店舗のレジ設備が復旧した
件名:レジシステム復旧のお知らせ
お客様各位
設備障害により利用できない状態となっておりましたレジシステムは、〇月〇日〇時に復旧いたしました。
現在は、現金、クレジットカード、電子決済を通常どおりご利用いただけます。
障害発生中にお会計をお待ちいただいたお客様には、多大なるご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
一部復旧・暫定復旧のお知らせ文例
すべての機能が戻っていない段階では、「復旧しました」とだけ書くと誤解を招きます。
利用できる機能と、引き続き利用できない機能を分けて記載しましょう。
例文25:一部機能が復旧した
件名:システム障害の一部復旧について
お客様各位
現在発生しているシステム障害につきまして、一部機能の復旧が完了いたしました。
【利用可能】
・ログイン
・登録情報の閲覧
・お問い合わせフォーム
【利用停止中】
・商品注文
・決済
・登録情報の変更
停止中の機能については、引き続き復旧作業を進めております。
全面復旧までご不便をおかけしますことを、深くお詫び申し上げます。
例文26:応急処置による暫定復旧
件名:システムの暫定復旧について
お客様各位
システム障害につきまして、応急対応によりサービスの利用を再開いたしました。
現在は基本機能をご利用いただけますが、アクセスが集中した場合に動作が不安定になる可能性があります。
根本的な復旧作業は継続しており、完全復旧後に改めてお知らせいたします。
お客様には引き続きご不便をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
例文27:一部地域だけ通信が復旧した
件名:通信障害の地域別復旧状況について
お客様各位
通信障害につきまして、下記地域でサービスを再開いたしました。
【復旧地域】
・〇〇県
・〇〇市
・〇〇地区
【復旧作業中】
・〇〇県の一部地域
・〇〇町
復旧済みの地域でも、通信が不安定になる場合があります。
全面復旧に向けて引き続き対応を進めております。
取引先へ個別に送る復旧メール例文
取引先への復旧連絡では、業務再開だけでなく、遅れていた案件や納期への対応を伝えます。
例文28:業務再開を取引先へ知らせる
件名:システム復旧および業務再開のご報告
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
平素より大変お世話になっております。
〇月〇日より発生しておりましたシステム障害につきまして、復旧作業が完了いたしました。
現在は、受注、在庫確認、出荷、請求書発行などの業務を通常どおり行っております。
障害期間中にいただいたご注文やお問い合わせは、順次確認・対応しております。
貴社には多大なるご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
対象案件の進捗につきましては、担当者より個別にご連絡いたします。
例文29:遅れている案件の対応予定を伝える
件名:システム復旧と〇〇案件の対応について
株式会社〇〇
〇〇様
平素より大変お世話になっております。
システム障害は〇月〇日〇時に復旧し、現在は通常業務を再開しております。
障害の影響で処理が遅れております〇〇案件につきましては、〇月〇日までに対応を完了する予定です。
当初の予定から遅れが生じ、誠に申し訳ございません。
進捗に変更がございましたら、速やかにご連絡いたします。
原因・再発防止策を含む復旧お知らせ文例
障害の原因や再発防止策が確認できた場合は、復旧連絡に概要を加えることがあります。
不確定な原因を断定せず、必要に応じて後日詳しい報告を行いましょう。
例文30:原因と再発防止策を報告する
件名:システム障害復旧および原因・再発防止策のご報告
お客様各位
〇月〇日〇時頃より発生しておりましたシステム障害につきまして、復旧作業と動作確認が完了し、現在は通常どおりサービスをご利用いただけます。
【障害発生日時】〇月〇日〇時頃
【復旧日時】〇月〇日〇時
【影響したサービス】〇〇
【原因】〇〇機器の故障
【対応】故障機器の交換および設定の再確認
今後は、機器監視の強化、予備設備への切り替え手順の見直し、定期点検の追加を行い、再発防止に努めてまいります。
長時間にわたりお客様へ多大なるご不便とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
復旧のお知らせに入れるべき項目
復旧のお知らせでは、「直りました」という結論だけでなく、利用者が安心して再利用できる情報を伝えます。
基本の記載項目
最低限、次の内容を入れましょう。
1.障害が復旧したこと
2.障害の発生日時
3.復旧日時
4.影響を受けたサービス
5.現在利用できる機能
6.引き続き残っている制限
7.障害中の操作・連絡の取り扱い
8.再操作や再送の必要性
9.問い合わせ先
10.お詫びと再発防止への姿勢
更新日時を明記する
障害情報は短時間で変化する可能性があります。
ホームページのお知らせには、更新日時を入れましょう。
最終更新:〇月〇日午後3時30分
過去の記事を更新する場合も、どの情報が最新か分かるようにします。
「復旧」「一部復旧」「暫定復旧」の違い
復旧状況に合わない表現を使うと、利用者が再び操作してエラーになる可能性があります。
復旧・全面復旧
すべての対象機能が通常どおり利用できる状態です。
表現例
復旧作業と動作確認が完了し、現在はすべてのサービスを通常どおりご利用いただけます。
一部復旧
一部機能や一部地域だけ利用できる状態です。
表現例
ログイン機能は復旧しましたが、決済機能は引き続き利用できません。
暫定復旧
応急対応によって利用を再開しているものの、根本的な対応が完了していない状態です。
表現例
応急対応によりサービスを再開しましたが、引き続き根本的な復旧作業を進めております。
復旧作業中
サービスをまだ利用できない状態です。
表現例
現在も復旧作業を継続しております。再開時刻は確認中です。
復旧のお知らせの基本構成
顧客向けと取引先向けでは、伝える内容が少し異なります。
顧客向けの基本構成
1.日頃の利用への感謝
2.障害が復旧したこと
3.発生・復旧日時
4.利用できるサービス
5.未処理操作の確認方法
6.障害へのお詫び
7.再発防止への姿勢
取引先向けの基本構成
1.日頃の取引への感謝
2.障害の復旧報告
3.再開した業務
4.取引案件への影響
5.対応予定
6.個別連絡の予定
7.お詫びと再発防止
復旧のお知らせに使える件名
件名だけで、障害発生中ではなく、復旧したことが分かるようにします。
全面復旧の件名
・システム障害復旧のお知らせ
・サービス復旧のお知らせ
・通信障害復旧のご報告
・電話回線復旧のお知らせ
・設備復旧および営業再開のお知らせ
・システム復旧と通常業務再開のご報告
一部・暫定復旧の件名
・システム障害の一部復旧について
・一部サービス再開のお知らせ
・通信回線の暫定復旧について
・システムの現在の復旧状況について
・一部機能利用再開のお知らせ
復旧のお知らせを出すタイミング
復旧作業が終わった直後だけでなく、利用者側から正常に操作できることを確認してから案内することが重要です。
復旧直後
動作確認が完了し、サービスを再び利用できる状態になった時点で告知します。
ただし、監視を続ける必要がある場合は、
現在はサービスをご利用いただけます。引き続き動作状況を監視しております。
と書けます。
一部機能だけ復旧した時点
全面復旧まで待たず、利用できる機能がある場合は一部復旧として案内します。
利用可能・利用停止の機能を明確に分けましょう。
原因が判明した後
復旧時点で原因が分からない場合は、無理に説明する必要はありません。
後日原因が確定したら、再発防止策とともに追加報告できます。
復旧のお知らせで押さえる7つのポイント
利用者が安心してサービスを再開できるよう、曖昧な表現を避けます。
復旧日時を具体的に書く
〇月〇日午後3時に復旧しました。
と、日付と時刻を記載します。
利用できる機能を明記する
「復旧しました」だけでなく、ログイン、注文、決済、電話など、利用できる機能を示します。
残っている制限を隠さない
一部機能に制限が残る場合は、目立つ位置に記載します。
障害中のデータを確認する
注文、予約、決済、メールなどが正常に処理されていない可能性を案内します。
重複操作を防ぐ
注文や決済では、再操作による重複が起こる可能性があります。
再度操作する前に注文履歴をご確認ください。
と案内しましょう。
復旧直後の混雑を伝える
電話やシステムへのアクセスが集中する場合は、つながりにくい可能性を伝えます。
お詫びと今後の対応を記載する
原因が外部にある場合でも、サービスを利用できなかったことへのお詫びを伝えます。
復旧のお知らせで避けたいNG例
実際の状況よりも復旧を大きく見せると、利用者の混乱につながります。
NG例1:「復旧しました」だけで終わる
NG
システムは復旧しました。
改善例
〇月〇日午後3時に復旧し、現在はログイン、注文、決済を通常どおりご利用いただけます。
NG例2:一部障害が残っているのに全面復旧と書く
NG
すべて復旧しました。
実際には決済機能が利用できない場合、誤解を招きます。
改善例
ログインと商品閲覧は復旧しましたが、決済機能は引き続き利用できません。
NG例3:未処理データへの説明がない
注文や予約が正常に処理されたか分からない場合は、確認方法を案内します。
改善例
受付完了メールが届いていない場合は、予約一覧をご確認ください。
NG例4:原因を推測で断定する
NG
外部業者のミスが原因でした。
原因が確定していない場合は断定しません。
改善例
現在、詳しい原因を調査しております。判明次第、改めてお知らせします。
NG例5:利用者の操作だけを原因にする
NG
表示されない場合は、お客様側の環境に問題があります。
改善例
引き続き表示されない場合は、再読み込みまたは端末の再起動をお試しください。改善しない場合はお問い合わせください。
NG例6:お詫びがない
NG
復旧したので通常どおり利用してください。
改善例
長時間にわたりご不便をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
よくある質問
システム・設備・通信障害の復旧お知らせについて、よくある疑問に回答します。
Q1.復旧のお知らせはいつ出せばよいですか?
利用者側でサービスを利用できることを確認した後、速やかに出します。
復旧直後で監視を続けている場合は、そのことも記載してください。
Q2.原因が分からなくても復旧を知らせてよいですか?
問題ありません。
まず復旧したことを案内し、原因は調査中と伝えます。
原因と再発防止策がまとまった後、改めて報告できます。
Q3.一部機能しか使えない場合も復旧と書けますか?
「一部復旧」と明記します。
利用できる機能と、引き続き利用できない機能を分けて書きましょう。
Q4.暫定復旧とは何ですか?
応急対応によりサービスを利用できる状態になったものの、根本的な復旧作業が完了していない状態です。
動作が不安定になる可能性がある場合は、その点も案内します。
Q5.障害中に送られたメールはどう案内しますか?
受信できていない可能性がある場合は、受付確認が届いていない利用者へ再送を依頼します。
すべて受信できている場合は、順次対応すると伝えます。
Q6.注文や決済の再操作をお願いしてよいですか?
再操作の前に、注文履歴や決済履歴を確認してもらいます。
重複注文や重複決済を防ぐため、確認方法を具体的に案内してください。
Q7.復旧後も返信が遅れる場合はどう書きますか?
問い合わせが集中していることと、受付順に対応していることを伝えます。
Q8.復旧のお知らせに再発防止策は必要ですか?
障害の影響が大きい場合や、取引先への正式な報告では、概要を記載すると丁寧です。
ただし、対策が未確定なら「検討中」とし、実施していない内容を約束しないようにします。
Q9.SNSだけで復旧を知らせてもよいですか?
SNSは速報に適していますが、詳しい内容はホームページやメールでも案内すると分かりやすくなります。
障害発生を告知した媒体と同じ場所にも、復旧情報を掲載しましょう。
Q10.障害発生のお知らせは削除してよいですか?
すぐに削除せず、冒頭に「復旧済み」と追記し、復旧のお知らせへリンクする方法がおすすめです。
利用者が古い情報を見て、障害が継続中だと誤解するのを防げます。
まとめ
システム・設備・通信障害の復旧お知らせでは、復旧したことだけでなく、利用者が再び安全にサービスを利用するための情報を伝えることが重要です。
特に、次のポイントを押さえましょう。
・障害の発生日時と復旧日時を書く
・現在利用できる機能を明記する
・一部復旧や暫定復旧を正確に表現する
・障害中の注文、予約、決済の確認方法を案内する
・重複操作や重複決済を防ぐ注意を書く
・未処理の問い合わせへの対応予定を伝える
・原因を推測で断定しない
・お詫びと再発防止への姿勢を示す
復旧した直後は、問い合わせやアクセスが集中する可能性があります。
利用者が再操作すべきか、待つべきか、問い合わせるべきかを判断できるよう、具体的で分かりやすいお知らせを作成しましょう。
災害・障害時の関連文例
・返信や問い合わせ対応の遅れを知らせる
→「災害による返信・対応遅延のお詫びメール例文」
・災害後の営業再開を知らせる
→「災害後の営業再開のお知らせ文例25選(準備中)」
・停電や災害による臨時休業を知らせる
→「災害による臨時休業のお知らせ文例20選」
・災害による営業時間変更を知らせる
→「災害による営業時間変更のお知らせ文例25選」
・配送遅延を顧客へ知らせる
→「災害による配送遅延のお知らせ文例25選」
・納期遅延を取引先へ知らせる
→「災害による納期遅延のお知らせ文例20選」
・災害時の文例をまとめて確認する
→「災害時のビジネスメール・お知らせ文例集」
この記事を読んだ方におすすめ
- システム障害のお詫びメール例文|発生・復旧・再発防止(準備中)
- サーバー障害のお知らせ文例|復旧状況の書き方(準備中)
- 通信障害のお詫びメール例文|電話・メール・ネットワーク(準備中)
- サービス停止のお知らせ文例|メンテナンス・障害対応(準備中)
- お問い合わせ窓口再開のお知らせ文例(準備中)
- 電話がつながらない場合のお詫び文例(準備中)
- 設備故障による臨時休業のお知らせ文例(準備中)
- 再発防止策の書き方と報告書例文(準備中)

