会社の社名・商号を変更することになった場合、取引先や顧客、関係者へ分かりやすく案内する必要があります。
しかし実際に文章を作ろうとすると、
「社名変更はどこまで説明する?」
「取引先にはメールだけでいい?」
「変更日をどう書けばいい?」
「振込先や請求書の名義も変わる場合は?」
「社名だけ変わり、住所や電話番号は変わらない場合は?」
と迷うこともあるでしょう。
社名変更のお知らせでは、
旧社名
新社名
変更日
住所・電話番号など他の変更有無
契約・請求・振込先等への影響
を整理して伝えることが重要です。
この記事では、取引先・顧客・関係者にそのまま使える社名変更のお知らせ文例25選を、メール・正式文書・請求書・契約・振込先など状況別に紹介します。
この記事でわかること
・社名変更のお知らせ基本テンプレート
・取引先向けの丁寧なメール
・顧客向けの会社名変更案内
・旧社名・新社名の書き方
・住所や電話番号が変わらない場合
・請求書・契約書への案内
・振込先名義が変わる場合
・社名変更後の再案内
- 今すぐ使える社名変更のお知らせテンプレート
- 取引先へ社名変更を知らせる文例
- 顧客向け社名変更のお知らせ文例
- 社名だけ変更し住所・電話番号は同じ場合
- 住所も同時に変わる場合
- 電話番号・メール等も変更する場合
- 振込先・口座名義が変わる場合
- 請求書・領収書の社名変更文例
- 契約書への影響を伝える文例
- メール署名・Webサイト変更のお知らせ
- 変更日前の事前案内
- 変更日当日の案内
- 社名変更後の再案内
- 社名変更のお知らせに入れたい7項目
- 社名変更はいつ知らせる?
- 「社名変更」と「商号変更」はどう違う?
- 社名変更の理由は書いた方がいい?
- 社名変更メールの件名例
- 社名変更のお知らせで避けたいNG表現
- 社名変更を分かりやすく伝える7つのポイント
- よくある質問
- まとめ
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今すぐ使える社名変更のお知らせテンプレート
基本テンプレート
件名:社名変更のお知らせ
お取引先各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび弊社は、〇月〇日付で社名を下記のとおり変更することとなりましたので、ご案内申し上げます。
【旧社名】株式会社〇〇
【新社名】株式会社△△
【変更日】〇年〇月〇日
なお、所在地・電話番号等に変更はございません。
社名変更を機に、より一層皆様のご期待にお応えできるよう努めてまいります。
今後とも変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
短いメール
件名:社名変更のご案内
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
このたび弊社は、〇月〇日より下記のとおり社名を変更いたします。
旧社名:株式会社〇〇
新社名:株式会社△△
所在地・電話番号に変更はございません。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
顧客向け短文
社名変更のお知らせ
〇月〇日より「株式会社〇〇」は「株式会社△△」へ社名を変更いたします。
サービス内容・お問い合わせ先等に変更はございません。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
取引先へ社名変更を知らせる文例
例文1:基本的な取引先向け
件名:社名変更のお知らせ
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
平素より大変お世話になっております。
このたび弊社は、〇月〇日付で社名を「株式会社△△」へ変更することとなりました。
【旧社名】株式会社〇〇
【新社名】株式会社△△
【変更日】〇月〇日
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
例文2:丁寧な正式文書
件名:社名変更のご挨拶
お取引先各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび弊社は〇年〇月〇日をもちまして、「株式会社〇〇」から「株式会社△△」へ社名を変更する運びとなりました。
これを機に社員一同、より一層業務に励んでまいります。
今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
例文3:継続取引先への簡潔な案内
件名:弊社社名変更について
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
〇月〇日より弊社社名が下記のとおり変更となります。
旧:株式会社〇〇
新:株式会社△△
取引内容等に変更はございません。
今後ともよろしくお願いいたします。
例文4:登録情報変更をお願いする
件名:社名変更に伴う登録情報更新のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
弊社社名変更に伴い、貴社にてご登録いただいております弊社情報について、下記のとおり変更をお願いいたします。
【変更前】株式会社〇〇
【変更後】株式会社△△
【変更日】〇月〇日
お手数をおかけいたしますが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。
顧客向け社名変更のお知らせ文例
例文5:一般顧客向け
件名:社名変更のお知らせ
お客様各位
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日より、弊社は「株式会社〇〇」から「株式会社△△」へ社名を変更いたします。
社名変更後もサービス内容・サポート体制に変更はございません。
引き続きご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
例文6:サービス利用者向け
件名:運営会社名変更のお知らせ
ご利用者各位
このたび〇〇サービスの運営会社である株式会社〇〇は、〇月〇日より株式会社△△へ社名を変更いたします。
本変更によるサービス内容・料金・ご契約条件への変更はございません。
今後とも〇〇サービスをよろしくお願いいたします。
例文7:店舗利用者向け
件名:運営会社社名変更のお知らせ
お客様各位
〇月〇日より、当店を運営しております株式会社〇〇は、株式会社△△へ社名を変更いたします。
店舗名・営業時間・サービス内容に変更はございません。
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
社名だけ変更し住所・電話番号は同じ場合
例文8:他の情報は変更なし
件名:社名変更のご案内
お取引先各位
弊社は〇月〇日より社名を変更いたします。
【新社名】株式会社△△
なお、所在地・電話番号・FAX番号・担当者等に変更はございません。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
例文9:メールアドレスも変更なし
件名:会社名変更について
株式会社〇〇
〇〇様
〇月〇日より弊社社名が変更となります。
なお、住所・電話番号・メールアドレスについては従来どおりです。
これまでと同じ連絡先をご利用ください。
住所も同時に変わる場合
例文10:社名+本社移転
件名:社名変更および本社移転のお知らせ
お取引先各位
このたび弊社は、〇月〇日より社名変更および本社移転を行うこととなりました。
【新社名】株式会社△△
【新住所】〒000-0000 〇〇県〇〇市〇〇
【変更日】〇月〇日
今後の郵送物等につきましては、新住所へお送りくださいますようお願い申し上げます。
例文11:変更事項を一覧化
件名:会社情報変更のお知らせ
お取引先各位
〇月〇日より弊社の会社情報を下記のとおり変更いたします。
社名:株式会社△△
住所:〇〇県〇〇市〇〇
電話:00-0000-0000
ご登録情報の変更をお願いいたします。
電話番号・メール等も変更する場合
例文12:社名+電話番号変更
件名:社名・電話番号変更のお知らせ
お客様・お取引先各位
社名変更に伴い、〇月〇日より弊社電話番号も変更となります。
【新社名】株式会社△△
【新電話番号】00-0000-0000
旧電話番号は〇月〇日までご利用いただけます。
例文13:メールドメイン変更
件名:社名変更およびメールアドレス変更のお知らせ
株式会社〇〇
〇〇様
社名変更に伴い、弊社メールアドレスのドメインも変更いたします。
〇月〇日以降は新しいメールアドレスよりご連絡いたします。
お手数ですが、受信設定等のご確認をお願いいたします。
振込先・口座名義が変わる場合
例文14:口座名義のみ変更
件名:社名変更に伴う振込先口座名義変更について
お取引先各位
弊社社名変更に伴い、〇月〇日より振込先口座の名義を変更いたします。
【旧名義】株式会社〇〇
【新名義】株式会社△△
銀行名・支店名・口座番号に変更はございません。
お振込みの際は新しい口座名義をご確認ください。
例文15:口座自体も変わる
件名:社名変更および振込先変更のお知らせ
お取引先各位
社名変更に伴い、振込先口座も変更となります。
〇月〇日以降のお振込みにつきましては、新しい口座をご利用ください。
振込先変更の詳しい文例はこちらです。
→「振込先変更のお知らせ文例25選|取引先・顧客への銀行口座変更の案内」
請求書・領収書の社名変更文例
例文16:請求書名義変更
件名:請求書記載社名変更のお知らせ
お取引先各位
社名変更に伴い、〇月〇日発行分より請求書記載の会社名を「株式会社△△」へ変更いたします。
請求内容やお支払い条件に変更はございません。
例文17:領収書の名義変更
件名:領収書発行名義変更のお知らせ
お客様各位
〇月〇日より、領収書の発行会社名が「株式会社△△」へ変更となります。
旧社名で発行された領収書についても、そのまま保管・ご利用ください。
例文18:請求書送付時に一言添える
件名:〇月分請求書送付のご案内
株式会社〇〇
〇〇様
〇月分の請求書をお送りいたします。
なお、弊社社名変更に伴い、今回より請求書の発行名義が「株式会社△△」となっております。
ご確認くださいますようお願いいたします。
契約書への影響を伝える文例
例文19:契約内容変更なし
件名:社名変更に伴う契約について
お取引先各位
〇月〇日より弊社社名が変更となりますが、現在締結しております契約内容に変更はございません。
今後の各種書類については新社名を使用いたします。
例文20:今後の契約書から新社名
件名:社名変更に伴う契約書表記について
株式会社〇〇
〇〇様
社名変更に伴い、〇月〇日以降に締結・更新する契約書については、新社名「株式会社△△」を使用いたします。
既存契約についての取扱いは、必要に応じて担当者よりご案内いたします。
メール署名・Webサイト変更のお知らせ
例文21:メール署名変更
件名:社名変更に関するご案内
お取引先各位
〇月〇日より社名変更に伴い、弊社社員のメール署名も新社名へ変更いたします。
メールアドレス自体に変更はございません。
引き続き従来のアドレスへご連絡ください。
例文22:Webサイト表記変更
件名:社名変更およびWebサイト表記について
お客様各位
社名変更に伴い、弊社Webサイト・各種サービス上の会社名表記を順次「株式会社△△」へ変更いたします。
一時的に旧社名と新社名が混在する場合がございますが、ご了承ください。
変更日前の事前案内
例文23:1か月前に案内
件名:【事前案内】社名変更のお知らせ
お取引先各位
このたび弊社は、〇月〇日より社名を変更することとなりましたので、事前にご案内申し上げます。
【新社名】株式会社△△
【変更日】〇月〇日
変更日以降の書類・請求書等は新社名にて発行いたします。
変更日当日の案内
例文24:変更完了
件名:本日より社名を変更いたしました
お客様・お取引先各位
本日〇月〇日より、弊社は「株式会社〇〇」から「株式会社△△」へ社名を変更いたしました。
今後は新社名にて業務を行ってまいります。
引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社名変更後の再案内
例文25:旧社名で問い合わせが来た場合
件名:弊社社名変更についてのご案内
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
弊社は〇月〇日より「株式会社△△」へ社名を変更しております。
今後の書類・ご登録情報等につきましては、新社名へ変更いただけますと幸いです。
なお、業務内容・担当者等に変更はございません。
社名変更のお知らせに入れたい7項目
1.新しい社名
最も重要な情報です。
新社名:株式会社△△
と明確にします。
2.旧社名
旧社名も併記すると相手が認識しやすくなります。
3.変更日
〇年〇月〇日より
と具体的にします。
4.所在地変更の有無
変更しない場合も、
所在地に変更はございません。
と書くと安心です。
5.電話・メール変更の有無
連絡先が変わる場合は必ず案内します。
6.振込先・請求書への影響
取引先にとって重要です。
7.契約・サービスへの影響
変更がなければ、
契約内容に変更はございません。
と明記できます。
社名変更はいつ知らせる?
取引先側では、
取引先マスタ
会計システム
請求書管理
契約管理
振込先登録
などの変更が必要になる場合があります。
そのため、変更日当日だけでなく、変更が確定した段階で余裕を持って事前案内するとスムーズです。
特に請求書・振込先・契約書の表記も変わる場合は、
〇月〇日以降の書類より新社名を使用いたします。
と適用日を明確にします。
「社名変更」と「商号変更」はどう違う?
ビジネスのお知らせでは、一般の顧客・取引先へ分かりやすく伝えるため、
社名変更のお知らせ
という表現が使いやすいでしょう。
正式な案内文では、状況に応じて、
商号変更のお知らせ
とする場合もあります。
重要なのは、タイトルよりも旧社名・新社名・変更日を明確にすることです。
社名変更の理由は書いた方がいい?
必ず詳しく書く必要はありません。
たとえば、
事業拡大に伴い
ブランド統一のため
など、伝える必要がある場合は簡潔に入れます。
一方で理由を公表する必要がなければ、
このたび弊社は〇月〇日より社名を変更することとなりました。
だけでも成立します。
社名変更メールの件名例
基本
・社名変更のお知らせ
・会社名変更のお知らせ
・弊社社名変更について
・社名変更のご案内
丁寧な案内
・社名変更のご挨拶
・社名変更に関するご案内
・弊社社名変更のご報告
他の変更もある場合
・社名変更および本社移転のお知らせ
・社名・電話番号変更のお知らせ
・社名変更および振込先変更のお知らせ
社名変更のお知らせで避けたいNG表現
NG1:「会社名が変わります」だけ
新社名・変更日が分かりません。
改善例
〇月〇日より「株式会社〇〇」から「株式会社△△」へ社名を変更いたします。
NG2:旧社名を書かない
相手が「どの会社?」と迷う可能性があります。
NG3:変更日を書かない
いつから新社名を使用すればよいか分かりません。
NG4:住所変更の有無を書かない
複数の変更があると思われる可能性があります。
NG5:口座名義変更を別途知らせない
振込時の混乱につながります。
NG6:メール署名だけ突然変える
主要取引先には事前に知らせておく方が分かりやすくなります。
社名変更を分かりやすく伝える7つのポイント
1.旧社名と新社名を並べる
一目で分かります。
2.変更日を明記する
適用タイミングを明確にします。
3.変更しない項目も伝える
住所・電話などです。
4.振込先への影響を書く
支払いトラブル防止になります。
5.請求書・契約書への影響を書く
法人相手では特に重要です。
6.社内外の表記を統一する
Webサイト、メール署名、請求書などを揃えます。
7.変更後にも必要なら再案内する
旧社名での登録が続いている相手へ案内します。
よくある質問
Q1.社名変更のお知らせはメールだけでもいいですか?
相手や取引内容に応じて、メール・正式文書・Webサイトなどを使い分けます。重要取引先には個別案内すると分かりやすくなります。
Q2.社名変更の理由は必須ですか?
必須ではありません。必要に応じて簡潔に説明します。
Q3.住所が変わらなくても書いた方がいいですか?
「所在地に変更はございません」と記載すると相手が確認しやすくなります。
Q4.電話番号も同時に変わります。
新しい電話番号と切り替え日を併記します。
Q5.振込先名義だけ変わります。
旧名義・新名義を示し、銀行名・口座番号に変更がないことも伝えます。
Q6.振込先口座自体も変わります。
社名変更とは別に、新しい銀行・支店・口座番号・適用日を明確に案内します。
→「振込先変更のお知らせ文例25選|取引先・顧客への銀行口座変更の案内」
Q7.現在の契約書はどう案内すればいいですか?
相手に影響がある場合は、自社の実際の契約上の取扱いを確認したうえで具体的に案内します。
Q8.旧社名はいつまで併記しますか?
移行期間中は「株式会社△△(旧:株式会社〇〇)」などと併記すると認識されやすくなります。
Q9.Webサイトにも掲載した方がいいですか?
顧客・取引先が会社情報を確認する窓口として利用している場合は、社名変更のお知らせを掲載すると分かりやすくなります。
Q10.社名変更後に旧社名宛の書類が届きます。
必要に応じて相手へ新社名への登録変更を依頼します。
まとめ
社名変更のお知らせでは、
〇月〇日より「株式会社〇〇」から「株式会社△△」へ社名を変更いたします。
と、旧社名・新社名・変更日を最初に明確にします。
そのうえで、
所在地
電話番号
メールアドレス
振込先・口座名義
請求書
契約書
などに変更があるかを伝えます。
社名変更そのものは単純でも、取引先側では登録情報・支払情報・書類処理など多くの変更が発生する場合があります。
そのため、「何が変わって、何が変わらないのか」まで整理して知らせることが重要です。
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