「仕事始めの朝、上司には何と挨拶すればよい?」
「朝礼で新年のスピーチを任されたけれど、何を話せばよいか分からない」
「社長や管理職の年頭挨拶は、どのくらいの長さが適切?」
年末年始の休暇が明け、新しい年の仕事が始まると、社内外で新年の挨拶を交わす機会が増えます。
上司や同僚に短く挨拶するだけなら、難しい言葉は必要ありません。
一方、朝礼や仕事始めの式でスピーチをする場合は、何をどの順番で話すか、あらかじめ整理しておくと安心です。
結論から言うと、仕事始めの挨拶は「新年の挨拶・昨年の感謝・今年の意気込み・結び」の順にまとめると自然です。
短い一言なら10〜20秒ほどでも十分です。
朝礼で話す場合は、30秒〜1分程度を一つの目安とし、役職や職場の方針によって調整しましょう。
例えば、仕事始めの朝礼なら、次のように話せます。
【朝礼での基本例文】
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は多くの場面で協力していただき、ありがとうございました。
今年も一つひとつの仕事を丁寧に進め、チームとしてよい成果を出せるよう努めていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
この記事では、仕事始めに口頭で使える挨拶例文20選を紹介します。
30秒・1分・2分の朝礼スピーチに加え、社長・管理職・新入社員、上司・同僚・部下、取引先への挨拶を状況別にまとめました。
メールではなく、実際に声に出して話すための言葉を中心に解説します。
- 仕事始めの挨拶は何と言う?基本マナー
- 仕事始めの朝礼スピーチの作り方|4つの要素
- 【時間別】仕事始めの朝礼スピーチ例文5選
- 【社長・管理職】仕事始めの年頭挨拶例文4選
- 【上司・同僚・部下】仕事始めの口頭挨拶例文5選
- 【取引先・社外】仕事始めの対面・電話挨拶例文4選
- 【事情がある場合】新年の口頭挨拶例文2選
- 仕事始めのスピーチで話すネタと選び方
- 仕事始めの挨拶で避けたいNG例と注意点
- 仕事始めの挨拶で緊張しないためのコツ
- 仕事始めの挨拶に関するよくある質問
- Q. 仕事始めの挨拶は何と言えばよいですか?
- Q. 仕事始めの朝礼では何を話せばよいですか?
- Q. 朝礼の挨拶は30秒でもよいですか?
- Q. 1分間スピーチでは何文字くらい話せますか?
- Q. 社長の年頭挨拶はどのような内容がよいですか?
- Q. 上司への仕事始めの挨拶は短くてもよいですか?
- Q. 同僚への仕事始めの挨拶はカジュアルでもよいですか?
- Q. 新入社員は仕事始めの朝礼で何を話せばよいですか?
- Q. 取引先への仕事始めの挨拶は何と言えばよいですか?
- Q. 仕事始めの挨拶は何日まで行いますか?
- Q. 1月中旬以降に初めて会う人にも「あけましておめでとうございます」と言いますか?
- Q. 相手が喪中の場合はどう挨拶しますか?
- Q. 仕事始めの朝礼スピーチに面白い話は必要ですか?
- Q. 仕事始めの挨拶をメールで送る場合は?
- Q. 年始の挨拶回りの訪問時間は何時がよいですか?
- まとめ|仕事始めの挨拶は短くても感謝と意気込みを伝える
- 関連記事|年始の挨拶・仕事始め・挨拶回り
仕事始めの挨拶は何と言う?基本マナー
仕事始めの挨拶は、新年を迎えたことへの挨拶と、これからの仕事に対する気持ちを伝えるものです。
ただし、全員が長いスピーチをする必要はありません。
職場の雰囲気や相手との関係に合わせ、簡潔で自然な挨拶を心掛けましょう。
上司・同僚への挨拶は短くてもよい
上司や同僚と出社時に顔を合わせた場合は、
「おはようございます。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
で十分なことが多いでしょう。
前年に特にお世話になった相手には、
「昨年は〇〇の件でありがとうございました。」
と一言添えても自然です。
相手が忙しそうな場合は、長く話し掛けず、短い挨拶で済ませましょう。
朝礼スピーチは感謝と今年の目標を伝える
仕事始めの朝礼では、新年の挨拶だけでなく、前年への感謝や今年の目標を添えると話がまとまります。
例えば、
「昨年は部署の皆さんに支えていただき、ありがとうございました。今年は報告と情報共有をより丁寧に行いたいと思います。」
という構成です。
難しい目標を掲げる必要はありません。
自分の仕事に関係する、具体的で無理のない目標を伝えると、聞く側にも分かりやすくなります。
取引先への挨拶は相手の業務を妨げない
取引先と仕事始めに顔を合わせた場合は、
「旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。」
と丁寧に伝えましょう。
ただし、挨拶のために訪問する場合は、相手の営業開始日や予定を確認することが大切です。
「必ず午前中に訪問する」「午前10時までに訪ねる」など、全国共通の決まりはありません。
訪問日時は、相手の都合に合わせて調整します。
年始の訪問方法やアポイントの取り方は、年始の挨拶回りのマナーと進め方をご覧ください。
仕事始めの朝礼スピーチの作り方|4つの要素
朝礼スピーチは、話す内容を四つに分けると組み立てやすくなります。
スピーチが苦手な場合も、次の順番に沿って短い文章を用意してみましょう。
1. 新年の挨拶
最初は、聞いている人へ新年の挨拶を伝えます。
例
「皆さん、あけましておめでとうございます。」
「おはようございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
職場の雰囲気や相手の事情に合わせて、祝いの言葉を使わない表現にすることもできます。
2. 昨年の感謝や振り返り
続いて、前年の仕事への感謝や印象に残ったことを伝えます。
例
「昨年は忙しい時期もありましたが、皆さんの協力のおかげで業務を進めることができました。」
「昨年は多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。」
必要以上に前年の失敗を長く振り返る必要はありません。
3. 今年の抱負や重点目標
今年の仕事で意識したいことを、一つか二つに絞って伝えます。
例
「今年は、早めの情報共有を心掛けたいと思います。」
「今年は、一つひとつの対応の正確さを大切にしていきます。」
抽象的な意気込みだけでなく、具体的な行動を一つ添えると伝わりやすくなります。
4. 結びの言葉
最後は、協力や指導をお願いする言葉で締めくくります。
例
「皆さん、本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
「今年もチームで力を合わせて、よい一年にしていきましょう。」
長く締めくくる必要はありません。
【時間別】仕事始めの朝礼スピーチ例文5選
朝礼では、話す長さによって内容を調整しましょう。
以下の時間はあくまで目安です。実際の長さは話す速さや間の取り方で変わるため、一度声に出して確認してください。
文例1:10〜15秒の短い挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
今年も一つひとつの仕事を大切にしていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。」
向いている場面
朝礼の冒頭や、短い一言を求められた場合です。
文例2:30秒程度の基本スピーチ
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は多くの場面で協力していただき、ありがとうございました。
今年は、仕事の優先順位を意識し、余裕を持って行動することを心掛けたいと思います。
周囲の皆さんと協力しながら、一年間頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
文例3:1分程度の標準スピーチ
「皆さん、あけましておめでとうございます。
年末年始の休暇を終え、今日から新しい一年の仕事が始まります。
昨年を振り返ると、予定どおりに進まないこともありましたが、そのたびに皆さんの協力に助けられました。本当にありがとうございました。
今年、私が特に意識したいのは、早めの情報共有です。
小さな気付きや困り事も早い段階で伝えることで、チーム全体が動きやすくなると思います。
まずは今日、休業中の連絡と今週の予定を一つずつ確認することから始めたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。」
文例4:2分程度の目標共有スピーチ
「皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もこうして皆さんと仕事始めを迎えられることを、うれしく思います。
昨年は、日々の業務に加えて急な対応が必要になる場面もありました。その中でも、部署を越えて助け合いながら仕事を進められたことは、大きな成果だったと感じています。
改めて、皆さんの協力に感謝します。
今年、私が大切にしたいことは二つあります。
一つ目は、仕事の目的を確認してから行動することです。
忙しいときほど、作業を進めること自体が目的になりがちです。何のために行うのかを意識し、必要なことに時間を使いたいと思います。
二つ目は、周囲との情報共有です。
一人で抱え込まず、早めに相談することで、手戻りや行き違いを減らせると考えています。
仕事始めの今日は、まず昨年からの継続案件と今週の予定を整理し、無理のない計画を立てることから始めたいと思います。
新しい年も、互いに声を掛け合いながら、着実に前へ進んでいきましょう。
本年もよろしくお願いいたします。」
文例5:朝礼当番が話す無難な1分スピーチ
「皆さん、あけましておめでとうございます。
今年の最初の朝礼ということで、今日は仕事の始め方について一つお話ししたいと思います。
年末年始の休暇明けは、メールや確認事項がたまっていることもあります。
そのようなときこそ、目の前の作業にすぐ取り掛かる前に、優先順位を整理することが大切だと感じています。
私自身、今日はまず予定と締め切りを確認し、急ぐ仕事と少し先でもよい仕事を分けるところから始めようと思います。
皆さんも無理なく仕事のリズムを整えて、よいスタートを切れればと思います。
本年もよろしくお願いいたします。」
【社長・管理職】仕事始めの年頭挨拶例文4選
社長や管理職の挨拶では、個人の抱負だけでなく、組織として大切にしたい方針を伝えることが求められます。
ただし、具体的な数値目標や経営方針は、実際に決定しているものを使いましょう。
文例6:社長・代表者の年頭挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え、こうして皆さんと仕事始めを迎えられることを大変うれしく思います。
昨年は、さまざまな変化や課題がある中で、それぞれの持ち場から会社を支えていただきました。
皆さんの日々の努力に、改めて感謝申し上げます。
今年も私たちが大切にしたいのは、お客様からの信頼に誠実に応えることです。
目の前の仕事を丁寧に積み重ねることが、会社全体の信頼につながると考えています。
また、安心して意見を出し合える職場づくりにも、引き続き取り組んでまいります。
一人ひとりの力を合わせて、着実に前進する一年にしていきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
文例7:部長・管理職の朝礼挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は多くの案件にご協力いただき、ありがとうございました。
今年、私たちの部署で特に意識したいのは、情報共有の早さと、仕事の正確さです。
忙しいときほど、一人で判断せず、必要な相談を早めに行ってください。
私も、皆さんが仕事を進めやすい環境を整えられるよう努めてまいります。
新しい一年も、力を合わせて取り組んでいきましょう。
本年もよろしくお願いします。」
文例8:課長・チームリーダーの挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は、日々の業務にご協力いただき、ありがとうございました。
今年は、チーム内での確認や相談をこれまで以上に大切にしたいと思います。
特に、困ったことが起きたときには、早めに声を上げられる雰囲気をつくっていきたいと考えています。
私自身も、皆さんの意見をしっかり聞きながら仕事を進めていきます。
今年もどうぞよろしくお願いします。」
文例9:現場責任者の安全を重視した挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始の休みが明け、今日から業務が再開します。
最初の数日は、作業の手順や設備の状態を改めて確認し、無理のない形で仕事を進めていきましょう。
特に、安全に関わることについては、小さな違和感でも遠慮なく共有してください。
今年も一人ひとりが安全を意識し、互いに声を掛け合える職場にしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
【上司・同僚・部下】仕事始めの口頭挨拶例文5選
出社時に顔を合わせる相手には、短い言葉で感謝を伝えるだけでも十分です。
ここでは、相手との関係別に自然な言い方を紹介します。
文例10:上司への基本的な挨拶
「おはようございます。
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。」
文例11:特にお世話になった上司への挨拶
「おはようございます。あけましておめでとうございます。
昨年は〇〇の案件で、何度も相談に乗っていただき、ありがとうございました。
今年は昨年学んだことを生かして、より自分で考えて行動できるよう努めたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。」
文例12:同僚への自然な挨拶
「あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろと助けてもらって、ありがとうございました。
今年も協力しながら、頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。」
文例13:部下・後輩への挨拶
「あけましておめでとうございます。
昨年はいろいろな業務で頑張ってくれて、ありがとうございました。
今年も困ったことがあれば早めに相談してください。
お互いに協力しながら、よい一年にしていきましょう。
今年もよろしくお願いします。」
文例14:新入社員・若手社員の挨拶
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は仕事を覚える中で、たくさんのご指導をいただき、ありがとうございました。
今年は、教えていただいたことを一つずつ自分の力にできるよう頑張りたいと思います。
まだ至らない点もありますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
【取引先・社外】仕事始めの対面・電話挨拶例文4選
取引先への仕事始めの挨拶では、前年のお礼と、今年もよい関係を続けたい気持ちを伝えましょう。
訪問の約束や手土産のマナーとは分け、ここでは実際に話す言葉を紹介します。
文例15:取引先と対面で会った場合
「あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
文例16:重要な取引先への丁寧な挨拶
「謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
本年も皆さまのお役に立てるよう、より一層努めてまいります。
引き続きご指導、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。」
文例17:昨年の案件に触れる取引先への挨拶
「あけましておめでとうございます。
昨年は〇〇の案件で多大なお力添えをいただき、ありがとうございました。
おかげさまで予定していた業務を進めることができました。
今年も丁寧に連携を取りながら進めてまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
※実際の案件の進捗に合わせて、成果に関する表現を調整してください。
文例18:年始最初の電話での挨拶
「いつもお世話になっております。株式会社△△の佐藤です。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、〇〇の件で一点確認したいことがあり、お電話いたしました。
今、少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか。」
年始最初の電話でも、挨拶を長くしすぎず、用件へ自然につなぎましょう。
【事情がある場合】新年の口頭挨拶例文2選
仕事始めの挨拶では、新年を祝う表現を控えたい場合や、ほかの人より遅れて出社する場合もあります。
そのときは、事情に合った言葉を選べば十分です。
文例19:喪中で祝いの言葉を控える場合
「おはようございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も変わらぬご指導とお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。」
自分や相手が喪中である場合など、祝いの表現を控えたいときに使えます。
ただし、相手から新年の挨拶を受けた際の返し方にはさまざまな考え方があるため、相手との関係や職場の慣習に合わせて判断しましょう。
文例20:仕事始めが遅くなった場合
「おはようございます。
年始のご挨拶が遅くなりましたが、旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日からまた気持ちを新たに、業務に取り組んでまいります。」
1月中旬以降など、新年の祝いの挨拶を大げさにしたくない場合にも使いやすい文例です。
仕事始めのスピーチで話すネタと選び方
朝礼スピーチでは、特別に面白い話を用意する必要はありません。
聞いている人が仕事に結び付けやすい内容を選ぶと、自然で分かりやすい挨拶になります。
昨年の協力への感謝を話す
最も使いやすいテーマは、前年の仕事に対する感謝です。
話題の例
「昨年は繁忙期に、部署を越えて協力していただきました。」
「昨年の案件では、周囲の助言に何度も助けられました。」
実際の経験に基づく内容なら、短くても気持ちが伝わります。
今年の仕事で大切にしたい行動を話す
今年の目標を述べる場合は、大きすぎる目標よりも、具体的な行動を一つ示しましょう。
話題の例
「今年は締め切りを意識し、余裕を持って行動することを目標にします。」
「今年は報告・連絡・相談を早めに行いたいと思います。」
職場全体で共有しやすい内容を選ぶと、朝礼に向いています。
仕事始めの安全確認や体調への気遣いを話す
年末年始の休み明けには、安全確認や業務の再点検などをテーマにする方法もあります。
話題の例
「今日はまず設備や手順を確認し、安全第一で仕事を始めましょう。」
「年始は業務が集中することもあるので、優先順位を整理して進めていきましょう。」
ただし、健康や体調について個人的な事情を聞き出すような話題は避けましょう。
チームワークや情報共有について話す
チームで働く職場なら、協力や情報共有も使いやすいテーマです。
話題の例
「今年も、困ったときは一人で抱え込まずに相談できるチームを目指したいと思います。」
「小さな気付きを共有することを大切にしていきたいです。」
難しい経営用語を使うより、職場で実行できる行動に置き換えると分かりやすくなります。
仕事始めの挨拶で避けたいNG例と注意点
仕事始めの挨拶では、形式的な正しさだけでなく、相手が気持ちよく新しい年を始められるかも大切です。
注意点1:長すぎる挨拶で業務開始を遅らせない
避けたい例
短い朝礼のはずが、前年の出来事や今年の抱負を何十分も話し続ける。
改善のポイント
事前に指定された時間がある場合は、その範囲に収めましょう。
短い朝礼なら、30秒〜1分程度にまとめる方法があります。
注意点2:根拠のない売上目標や方針を発表しない
避けたい例
「今年は必ず売上を2倍にします。」
正式に決まっていない目標を、会社の方針のように話すのは避けましょう。
改善のポイント
役職に応じて、実際の経営方針や部署目標を確認してください。
個人のスピーチなら、
「今年は仕事の正確さを高めたいと思います。」
など、自分が実行できる目標にすると自然です。
注意点3:部下や同僚へのプレッシャーを強めすぎない
避けたい例
「今年はどんな事情があっても、全員が結果を出してください。」
改善のポイント
「今年も互いに協力し、課題を早めに共有しながら進めていきましょう。」
など、前向きで具体的な呼び掛けを心掛けましょう。
注意点4:休暇の過ごし方を一方的に尋ねない
避けたい対応
全員に正月の家族行事や帰省先、旅行の内容を順番に話すよう求める。
改善のポイント
年末年始の過ごし方は人それぞれです。
個人的な事情を無理に尋ねず、仕事始めの挨拶は業務や感謝を中心にまとめましょう。
注意点5:相手の喪中を知っている場合に配慮する
相手が喪中と分かっている場合などは、新年を祝う表現を控える方法があります。
改善のポイント
「旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」
など、祝いの言葉を使わない挨拶を選ぶとよいでしょう。
注意点6:「今年度」と「今年」を混同しない
新年の仕事始めと、新年度の開始は異なります。
避けたい例
1月の仕事始めに、特別な意味もなく「新年度もよろしくお願いします」と言う。
改善のポイント
一般的な1月の挨拶では、「本年もよろしくお願いいたします」を使うと自然です。
会計年度などが1月から始まる組織では、実際の運用に合わせて表現を選びましょう。
注意点7:全員に必ず長い挨拶をしようとしない
仕事始めの日は、上司や同僚が忙しくしている場合があります。
そのようなときは、
「本年もよろしくお願いいたします。」
と短く挨拶するだけでも十分です。
相手の状況に配慮し、業務を妨げないことも大切です。
仕事始めの挨拶で緊張しないためのコツ
大勢の前で話すことに慣れていない場合は、スピーチの内容を短く整理しておくと話しやすくなります。
最初の一文と最後の一文を決めておく
最初は、
「皆さん、あけましておめでとうございます。」
最後は、
「本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
と決めておけば、話の始め方と終え方に迷いにくくなります。
間の部分では、前年への感謝と今年の目標を一つずつ伝えましょう。
原稿を短く区切って練習する
原稿を一度に全部覚える必要はありません。
「挨拶」「感謝」「目標」「結び」の四つに分けて練習すると、話の流れを把握しやすくなります。
原稿を見ながら話してもよい職場なら、無理に暗記する必要はありません。
声に出して時間を測る
話す速さには個人差があります。
文章を作成したら、一度声に出して読み、長さを確認しましょう。
早口になる場合は、文章を短くしたり、文と文の間に少し間を取ったりする方法があります。
話し始める前に聞き手を見る
話し始める前に、聞いている人の方を向き、落ち着いて挨拶しましょう。
オンライン朝礼の場合も、音声が届いていることを確認してから話し始めると安心です。
完璧に話すことより、聞き取りやすい声で、感謝と今年の意気込みを伝えることを大切にしてください。
仕事始めの挨拶に関するよくある質問
Q. 仕事始めの挨拶は何と言えばよいですか?
「おはようございます。あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」
が基本的な例です。
Q. 仕事始めの朝礼では何を話せばよいですか?
新年の挨拶、前年への感謝、今年の目標、結びの順に話すとまとめやすくなります。
具体的な行動目標を一つ添えると自然です。
Q. 朝礼の挨拶は30秒でもよいですか?
はい。
短い挨拶が求められる場面なら、30秒程度でも十分です。
ただし、会社から指定された時間がある場合は、それに合わせて調整しましょう。
Q. 1分間スピーチでは何文字くらい話せますか?
話す速さによって異なりますが、1分間に250〜300文字程度を一つの目安とする考え方があります。
ただし、原稿に改行や間が多い場合もあるため、実際に声に出して時間を測ることが大切です。
Q. 社長の年頭挨拶はどのような内容がよいですか?
前年の社員への感謝、今年の会社方針、社員への期待などを中心にするとよいでしょう。
正式に決まっていない目標を会社方針として話さないよう注意してください。
Q. 上司への仕事始めの挨拶は短くてもよいですか?
はい。
「旧年中は大変お世話になりました。本年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。」
など、短く丁寧に伝えれば十分です。
Q. 同僚への仕事始めの挨拶はカジュアルでもよいですか?
普段の関係性によります。
親しい同僚なら、「あけましておめでとう。今年もよろしく!」など、自然な表現でも構いません。
Q. 新入社員は仕事始めの朝礼で何を話せばよいですか?
前年への感謝と、今年学びたいことを短く伝えましょう。
無理に大きな目標を掲げる必要はありません。
Q. 取引先への仕事始めの挨拶は何と言えばよいですか?
「旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
などが使えます。
Q. 仕事始めの挨拶は何日まで行いますか?
全国共通の明確な期限はありません。
仕事始め直後は新年の挨拶を交わすのが自然ですが、1月中旬以降などは、状況に応じて通常の挨拶に戻して構いません。
Q. 1月中旬以降に初めて会う人にも「あけましておめでとうございます」と言いますか?
必須ではありません。
「本年もよろしくお願いいたします。」
と短く伝える方法もあります。
Q. 相手が喪中の場合はどう挨拶しますか?
新年を祝う言葉を控え、
「旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」
と伝える方法があります。
Q. 仕事始めの朝礼スピーチに面白い話は必要ですか?
必要ありません。
前年の感謝と今年の目標を自然に伝えるだけでも十分です。
無理に笑いを取ろうとする必要はありません。
Q. 仕事始めの挨拶をメールで送る場合は?
メールでは件名・宛名・本文・署名などが必要です。
ビジネス年始挨拶メールの文例をご覧ください。
依頼や報告を伴う場合は、年始最初の業務メール文例20選が参考になります。
Q. 年始の挨拶回りの訪問時間は何時がよいですか?
一律に何時と決まっているわけではありません。
相手の営業開始日や予定を確認し、事前に訪問時間を調整しましょう。
詳しくは、年始挨拶回りの進め方をご覧ください。
まとめ|仕事始めの挨拶は短くても感謝と意気込みを伝える
仕事始めの挨拶では、難しい言葉や長いスピーチが必要なわけではありません。
大切なのは、前年のお付き合いへの感謝と、新しい年も協力して仕事を進めたい気持ちを伝えることです。
特に、次の5点を意識しましょう。
- 新年の挨拶を伝える:相手との関係に合う言葉を選ぶ
- 前年への感謝を添える:具体的な経験を一言入れてもよい
- 今年の目標は一つに絞る:実行できる行動を伝える
- 場面に合う長さで話す:一言挨拶と朝礼スピーチを区別する
- 相手への配慮を忘れない:忙しい相手には短く伝える
朝礼で迷った場合は、次の文章を基本にすると使いやすいでしょう。
「皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年は多くの場面で協力していただき、ありがとうございました。
今年は、一つひとつの仕事を丁寧に進め、周囲との情報共有を大切にしていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
仕事始めの挨拶は、上手に話すことよりも、感謝と今年の前向きな気持ちを自分の言葉で伝えることが大切です。
関連記事|年始の挨拶・仕事始め・挨拶回り
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- ビジネス年始挨拶メールの文例
- 年始最初の業務メール文例20選
- 年始のビジネス挨拶・仕事始めの総合ガイド
- 年末年始のビジネス挨拶・休業連絡の総合ガイド
参考資料
- 『月刊朝礼』コミニケ出版「朝礼スピーチ例文集!1分や3分で使える最新ネタと構成のコツ」
https://www.chourei.jp/news/11912/ - テンプレートフリー「新年の挨拶 文例40選|仕事始めの朝礼・年始回りなど」
https://template-free.jp/business2/shinnen-aisatsu/
※本記事の文例は、職場で自然に話せる言葉を意識して作成したオリジナル文例です。実際の会社方針・職場環境・話す時間に合わせて調整してください。

