物価高や人件費の上昇、事業再編、人員不足などにより、サービスの終了や提供形態の見直しが必要となるケースが増えています。
しかし「サービス終了のお知らせ」は、伝え方を誤ると、信頼低下やクレームにつながる繊細な通知です。
そこで本記事では、2025年3月末までにそのまま使える「サービス終了のお知らせ文例25選」を、状況・相手別にわかりやすくまとめました。
コピペして日付・社名を差し替えるだけで利用できます。
基本のサービス終了文例【社外向け】
文例1:標準的なサービス終了通知
件名:サービス終了のお知らせ
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
この度、諸般の事情により、長らくご提供してまいりました「○○サービス」を、2025年3月31日をもちまして終了させていただくこととなりました。
これまでご利用いただきましたお客様には、心より御礼申し上げますとともに、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
詳細につきましては、以下をご確認くださいますようお願い申し上げます。
今までのご愛顧に重ねて御礼申し上げます。
文例2:理由を明確にした文例
件名:「○○サービス」終了のご案内
平素よりお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
近年の原材料費・人件費の上昇に伴い、サービス運営の継続が困難な状況となりましたため、「○○サービス」を2025年3月31日をもちまして終了いたします。
苦渋の決断となりましたこと、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
文例3:深いお詫びを含めた文例
件名:サービス終了に関する重要なお知らせ
日頃よりご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に心苦しいお知らせではございますが、「○○サービス」は2025年3月31日をもちまして終了させていただきます。
お客様にご不便・ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げるとともに、これまでのご愛顧に感謝申し上げます。
個人顧客・会員向け文例
文例4:定期購入利用者向け
件名:定期サービス終了のお知らせ
いつもご利用いただきありがとうございます。
この度、提供しておりました「○○定期サービス」につきまして、2025年3月31日をもって終了させていただく運びとなりました。
最終の発送は2025年3月発送分となります。
長らくのご利用に心より感謝申し上げます。
文例5:会員制サービス向け
件名:会員サービス終了のご案内
○○会員の皆様
平素よりご愛用いただき、誠にありがとうございます。
「○○会員サービス」は、2025年3月31日をもちまして終了いたします。
会員情報は同日をもって削除し、以降はログインいただけなくなりますので、必要な情報はお早めに保存をお願いいたします。
BtoB取引先向け文例
文例6:取引先向け丁寧文例
件名:○○サービス終了のご連絡
○○様
いつもお世話になっております。
この度、弊社が提供してまいりました「○○サービス」を、2025年3月31日をもちまして終了することとなりました。
長年にわたりお取引いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
終了に伴う影響がございましたら、担当営業までご相談ください。
文例7:契約更新がある取引先向け
件名:サービス終了および契約更新に関するご案内
○○様
平素よりお世話になっております。
この度、弊社が提供しております「○○サービス」につきまして、2025年3月31日をもって終了させていただきますことをお知らせいたします。
つきましては、現行の契約につきましても同日をもって終了となります。
ご継続に関して別サービスをご提案できる場合がございますので、担当営業までお問い合わせください。
長きにわたりご利用いただき、誠にありがとうございました。
文例8:代替サービスがある場合
件名:「○○サービス」終了及び新サービスのご案内
○○様
いつもお世話になっております。
この度、「○○サービス」は2025年3月31日をもちまして終了する運びとなりました。
なお、後継サービスとして「○○新サービス」をご用意しております。
詳細につきましては担当営業より改めてご説明いたします。
引き続きお引き立て賜りますようお願い申し上げます。
文例9:共同プロジェクト中の取引先向け
件名:サービス終了に伴うご調整のお願い
○○様
平素よりお世話になっております。
弊社「○○サービス」につきまして、2025年3月31日をもちまして提供を終了いたします。
現在共同で進行中のプロジェクトに関しましては、個別にスケジュール調整をお願いする場合がございます。
担当より改めてご連絡申し上げますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
店舗・サロン・小売向け文例
文例10:店舗閉店の場合
件名:閉店のお知らせ
いつも○○店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、○○店は2025年3月31日をもちまして閉店させていただくこととなりました。
長い間ご愛顧いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
文例11:メニュー提供終了(飲食)
件名:メニュー提供終了のお知らせ
いつもご利用いただきありがとうございます。
この度、食材調達の事情により、○○メニューの提供を2025年3月31日をもって終了いたします。
ご愛顧いただきましたお客様には心よりお礼申し上げます。
文例12:施術メニュー廃止(美容)
件名:施術メニュー終了のご案内
日頃より○○サロンをご利用いただき、ありがとうございます。
○○施術につきまして、スタッフ体制見直しのため、2025年3月31日をもって終了いたします。
引き続き満足いただけるサービス提供に努めてまいります。
文例13:在庫販売のみ継続する場合
件名:サービス終了および在庫販売のご案内
いつもご利用ありがとうございます。
○○サービスは2025年3月31日をもって終了いたしますが、関連商品の在庫販売は在庫限りで継続いたします。
お早めにお求めいただけますと幸いです。
部署・担当交代を伴う終了文例
文例14:担当変更を含む文例
件名:サービス終了および担当変更のお知らせ
○○様
いつもお世話になっております。
「○○サービス」は2025年3月31日をもちまして終了となります。
併せて、担当者が○○へ変更となります。
終了までの期間中は、変わらず対応いたしますので、ご不明点があればご連絡ください。
文例15:事業譲渡を伴う文例
件名:サービス終了および事業譲渡のご案内
平素よりご愛顧いただきありがとうございます。
「○○サービス」は、事業再編に伴い、2025年3月31日をもって終了し、同日付で○○株式会社へ事業譲渡となります。
サービス終了後のサポートは譲渡先に引き継がれます。
情報サービス・会員制・オンライン向け
文例16:Webサービスのログイン停止
件名:サービス終了およびログイン停止のご案内
日頃よりご利用いただきありがとうございます。
「○○オンラインサービス」は2025年3月31日をもって終了いたします。
終了後はログインができなくなりますので、必要なデータはお早めに保存をお願いいたします。
文例17:アプリ終了
件名:アプリ提供終了のお知らせ
いつもアプリをご利用いただきありがとうございます。
本アプリは2025年3月31日をもってサービス提供を終了いたします。
以降はアップデートおよびサポートも終了となります。
文例18:サブスク解約案内
件名:サブスクリプションサービス終了のご案内
この度、○○サブスクリプションは2025年3月31日にて終了いたします。
最終請求は2025年3月分となります。
文例19:コミュニティ系サービス終了
件名:コミュニティサービス終了のお知らせ
○○コミュニティは、運営体制見直しのため、2025年3月31日に終了いたします。
長らくご参加いただき、誠にありがとうございました。
文例20:無料サポート終了系
件名:無償サポート終了のお知らせ
平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、サービス提供体制の見直しに伴い、無償サポート対応を2025年3月31日をもちまして終了させていただきます。
以降のサポートにつきましては、有償サポートプランにて対応いたします。
詳細およびお申込み方法につきましては、別途ご案内いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。
長期にわたりご利用いただきました皆様へ、心より御礼申し上げます。
文例21:無料サポート → 有償へ移行
件名:サポート提供内容変更のお知らせ
平素よりお世話になっております。
現在提供しております無償サポートにつきまして、運用体制の見直しにより、2025年3月31日をもちまして終了いたします。
2025年4月以降は、有償プランでのサポート対応へ移行させていただきます。
引き続き安定したサポート提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
文例22:法人・有料プラン終了系
件名:法人向けプラン提供終了のご案内
○○様
いつもお世話になっております。
この度、事業体制の見直しに伴い、「○○法人向けプラン」を2025年3月31日をもって終了させていただくこととなりました。
現在ご契約中のお客様につきましては、契約満了日までサポートを継続いたします。
必要に応じて、代替プランのご提案も可能ですので、担当営業までお問い合わせください。
長らくのご利用に心より感謝申し上げます。
文例23:契約更新不可パターン
件名:サービス提供終了に伴う契約更新停止のお知らせ
○○様
いつもお世話になっております。
「○○サービス」の終了に伴い、2025年3月31日以降の契約更新を停止させていただきます。
契約期間内は引き続きサービスをご利用いただけますが、終了日以降はログイン・利用ともにできなくなります。
ご不便をおかけし恐縮ですが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
文例24:長期利用者へ感謝を強めた文例
件名:サービス終了のご挨拶
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
「○○サービス」は、2025年3月31日をもちまして終了させていただく運びとなりました。
長年にわたりご利用いただきましたお客様には、心より感謝申し上げます。
皆様のご支援があったからこそ、今日までサービスを提供することができました。
突然のお知らせとなり誠に恐縮ではございますが、今後もご期待にお応えできるサービス提供に努めてまいります。
文例25:より丁寧・締めの文例
件名:サービス終了に関するご報告と御礼
平素より当サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、「○○サービス」は2025年3月31日をもちまして終了させていただきます。
これまで多くのご利用とご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
お客様からのご意見・ご期待は、今後の事業へ活かしてまいります。
末筆ながら、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
サービス終了お知らせの注意点
- 事前通知は 最低1ヶ月前
- 「理由」より「感謝」を多めに
- 代替サービスがある場合は必ず記載
- クレーム防止のため FAQは必須
まとめ
サービス終了は「伝え方」が全てです。
丁寧・誠実・簡潔に、相手への配慮を最優先しましょう。
本記事の文例はすべてコピペで使用可能です。
必要に応じて社名・日付・担当名のみ変更してください。
よくある質問(FAQ)
Q1:サービス終了のお知らせはどれくらい前に出すべきですか?
A:一般的には 1〜3ヶ月前 が目安です。
法人取引の場合は契約更新に影響するため、早めの通知が望まれます。
Q2:理由はどこまで詳しく説明するべきですか?
A:相手が納得できる範囲で「簡潔に」伝えるのがポイントです。
言い訳に聞こえるほど詳細に書く必要はありません。
Q3:代替サービスがない場合はどう表現すればいいですか?
A:「長らくのご利用に感謝」の比重を増やし、誠意を示すことが重要です。
Q4:終了後の問い合わせ対応は必要ですか?
A:一定期間は連絡窓口の案内を残すと、クレームを防ぎやすくなります。
Q5:クレームがきた場合の対応は?
A:お客様の感情・不安を受け止め、「理由の反復 → 感謝 → 誠意」を基本にします。
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