「年賀状じまいを短い文章で伝えたい」
「取引先や上司に失礼にならない、一言だけの文例はある?」
「最後の年賀状に添えられる、簡単な文章を探している」
年賀状じまいを伝えるとき、長い案内文が必要とは限りません。
相手との関係によっては、1〜3文の短い文章でも、感謝と年賀状を終了する意思を丁寧に伝えられます。
ただし、文章を短くしすぎると、年賀状をやめることだけが強く伝わり、冷たい印象になる場合があります。
短文でも大切なのは、次の3点です。
- これまでの年賀状やお付き合いへの感謝
- 年賀状による挨拶を終了すること
- 今後も変わらない関係を願う言葉
この記事では、上司・取引先・同僚・顧客向けの表現から、最後の年賀状、メール、寒中見舞いに添える一言まで、そのまま使いやすい簡単文例24選を紹介します。
相手との関係や送付する時期に合わせて、必要な文例を選んでください。
年賀状じまいでまず使える簡単な一言文例4選
まずは、年賀状の余白や短いメッセージに使いやすい文例です。
どれも年賀状の終了が明確に伝わる文章にしています。
文例1:最もシンプルな一言
これまでの年始のご挨拶に感謝申し上げます。今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきますが、引き続きよろしくお願いいたします。
年賀状じまいの基本となる短文です。
文例2:感謝を少し丁寧に伝える一言
長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。今後は年賀状によるご挨拶を終了いたしますが、変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
長く交流してきた相手に使いやすい表現です。
文例3:理由を書かずに伝える一言
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます。これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
詳しい理由を説明したくない場合に使えます。
文例4:柔らかく自然に伝える一言
これまで毎年年賀状をありがとうございました。これからは年賀状でのご挨拶を控えますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
比較的親しい相手に向いた短文です。
取引先・社外向けの年賀状じまい短文4選
取引先や社外の関係者には、短文でも適度な敬意が伝わる表現を選びましょう。
特に、個人として年賀状をやめる場合と、会社全体で廃止する場合は区別が必要です。
文例5:一般的な取引先への短文
これまでのご厚情に深く感謝申し上げます。今後は年賀状による新年のご挨拶を控えさせていただきますが、引き続き変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
一般的な取引先に使いやすい文章です。
文例6:長年の取引先への短文
長年にわたり温かいお心遣いを賜り、厚く御礼申し上げます。今後は年賀状によるご挨拶を終了いたしますが、変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
長いお付き合いへの感謝を重視した表現です。
文例7:会社として年賀状を廃止する短文
弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状の送付を終了させていただきます。これまでのご厚情に感謝申し上げますとともに、引き続きよろしくお願い申し上げます。
会社として正式に廃止を決定している場合に使います。
文例8:社外向けメールに添える短文
なお、弊社では次回の年始より年賀状の送付を控えさせていただくこととなりました。これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
通常の年末挨拶メールに追加したい場合に向いています。
企業としての正式な案内状やメール全文が必要な場合は、年賀状廃止の案内文テンプレ|取引先向け通知文とメール例をご覧ください。
上司・元上司向けの年賀状じまい短文4選
上司に年賀状じまいを伝えるときは、年賀状のやり取りだけを終了し、今後も敬意や感謝は変わらないことが伝わる文章が適しています。
文例9:直属の上司への短文
これまで毎年ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。私事で恐縮ですが、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします。
日頃から指導を受けている上司に使えます。
文例10:部長・役職者への丁寧な短文
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
少し改まった表現が必要な相手に向いています。
文例11:元上司への短文
在職中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。今後は年賀状によるご挨拶を終了いたしますが、これまでのご厚情に心より感謝申し上げます。
退職後など、現在は直接仕事をしていない元上司向けです。
文例12:元上司と今後も交流を続けたい場合
これまで毎年温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。今後は年賀状でのご挨拶を控えますが、これからも折に触れて近況をお伝えできれば幸いです。
年賀状以外の方法でも交流を続けたい場合に使えます。
上司との関係別に詳しく選びたい場合は、上司への年賀状じまい|直属の上司・役職者・元上司への文例を参考にしてください。
同僚・先輩・後輩への年賀状じまい短文4選
社内の相手には、取引先向けほど堅い文章を使わなくても構いません。
普段の言葉遣いに合わせて、自然に伝えましょう。
文例13:親しい同僚への一言
毎年年賀状をありがとう。これからは年賀状での挨拶を控えることにしたけれど、これからも変わらずよろしくね。
気軽にやり取りできる同僚に適しています。
文例14:先輩社員への短文
これまで毎年年賀状をいただき、ありがとうございました。今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
普段から敬語で話している先輩に使いやすい文章です。
文例15:後輩社員への短文
これまで年賀状を送ってくれてありがとう。今後は年賀状での挨拶を終えることにしました。これからも仕事ではよろしくお願いします。
後輩への個別メッセージに使えます。
文例16:異動した同僚への短文
以前は大変お世話になりました。今後は年賀状でのご挨拶を控えることにしましたが、またお会いする機会がありましたら、どうぞよろしくお願いします。
異動後も年賀状を交換している相手に向いています。
社内向けの詳しい文例は、社内向け年賀状じまい文例|同僚・先輩・後輩・部署への伝え方で紹介しています。
顧客・お客様向けの年賀状じまい短文4選
顧客向けの年賀状じまいでは、これまでの利用や愛顧への感謝を伝えることが重要です。
短文でも、今後のサービス提供への姿勢を添えると自然です。
文例17:お客様全般への短文
平素より弊社をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。今後は年賀状によるご挨拶を終了いたしますが、引き続き変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
顧客向けの基本形です。
文例18:店舗のお客様への短文
いつも当店をご利用いただき、ありがとうございます。今後は年賀状の送付を控えさせていただきますが、これからも皆さまに喜んでいただけるお店づくりに努めてまいります。
店舗のお知らせや短いメールに向いています。
文例19:サービス利用者への短文
日頃より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状の送付を終了することとなりました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
サービス事業者向けの短文です。
文例20:長年のお客様への感謝を込めた短文
長年にわたるご愛顧に、心より感謝申し上げます。今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきますが、これまでのお心遣いに深く御礼申し上げます。
年賀状のやり取りが長い顧客に使えます。
店舗・サロン・ECサイトなどの業種別文例は、顧客・ユーザー向け年賀状じまい通知文をご覧ください。
最後の年賀状・メール・寒中見舞いに添える短文4選
年賀状じまいを伝える文章は、送る時期と方法によって調整する必要があります。
特に「今回が最後」なのか「次回から送らない」のかを区別しましょう。
文例21:今回送る最後の年賀状に添える一言
これまで毎年温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。今回をもちまして年賀状でのご挨拶を終了いたしますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
今回の年賀状を送ったうえで、翌年以降の送付を終了する場合に使います。
文例22:年末の挨拶メールに添える一言
なお、年始のご挨拶方法を見直し、次回より年賀状の送付を控えさせていただくことといたしました。これまでのお心遣いに感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
年末の挨拶メールの結びの前などに添える文章です。
文例23:寒中見舞いに添える短文
これまで年賀状を通じて温かいご挨拶をいただき、ありがとうございました。今後は年賀状の送付を控えさせていただきますが、変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒中見舞いの季節の挨拶に続けて添えられる短文です。
寒中見舞いそのものを作成する場合は、冒頭の「寒中お見舞い申し上げます」や相手を気遣う言葉も必要に応じて加えましょう。
詳しくは寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法と文例をご覧ください。
文例24:年賀状以外の挨拶へ切り替える場合
今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきますが、これまでのお心遣いに感謝申し上げます。引き続き、折に触れてご挨拶できれば幸いです。
メールや対面など、別の方法で交流を続けたい場合に使えます。
年賀状じまいを短く書く3つのコツ
簡単文例を使う際は、短さだけを優先しないことが大切です。
1〜3文でも、相手に伝えるべき内容を押さえれば、丁寧な文章になります。
1. 「感謝・終了・今後」の順番を意識する
基本の構成は、次の3つです。
| 要素 | 短い表現例 |
|---|---|
| 感謝 | これまでのお心遣いに感謝申し上げます |
| 終了 | 今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます |
| 今後 | 引き続きよろしくお願い申し上げます |
この3つをつなげれば、短くても用件が伝わる文章になります。
例えば、
「これまでのお心遣いに感謝申し上げます。今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。」
と書けます。
2. 理由は必要な場合だけ添える
年賀状じまいでは、必ず理由を説明しなければならないわけではありません。
短くまとめたい場合は、理由を省略しても構いません。
ただし、会社として正式に年賀状を廃止する場合は、実際の方針に合った簡潔な理由を添えると、相手に事情が伝わりやすくなります。
例えば、
「弊社では年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状の送付を終了させていただきます。」
という文章が使えます。
年賀状じまいの理由の選び方は、年賀状じまいの理由一覧|ビジネス向けの言い換えと文例で紹介しています。
3. 送付終了の時期を曖昧にしない
短い文章で特に注意したいのが、年賀状を終了する時期です。
例えば、次の表現は意味が異なります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| 今回をもちまして | 今回送る年賀状を最後にする |
| 次回の年始より | 次の年始から送付を終了する |
| 今後は | これから先、年賀状による挨拶を終了する |
「本年より」「本年をもちまして」は、通知を出す時期によって意味が分かりにくくなることがあります。
必要に応じて具体的な年を記載しましょう。
年賀状じまいの短文で避けたいNG表現
文章が短いほど、言葉の印象が強くなることがあります。
次のような表現は、相手との関係によっては冷たく受け取られる可能性があります。
感謝のない一方的な宣言
避けたい例
「来年から年賀状は送りません。」
改善例
「これまで年賀状をありがとうございました。次回からは年賀状の送付を控えますが、今後ともよろしくお願いします。」
短い文章でも、これまでの交流への感謝を伝えましょう。
年賀状の習慣を否定する言い方
避けたい例
「年賀状は時代遅れなのでやめます。」
改善例
「年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状の送付を控えさせていただきます。」
年賀状を大切にしている相手の考え方を否定しないことが重要です。
取引関係まで終わるような言い方
避けたい例
「これで最後になります。今までありがとうございました。」
これだけでは、何を終了するのか分かりにくい場合があります。
改善例
「年賀状によるご挨拶は今回で終了いたしますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
年賀状の終了と人間関係の終了を混同されないようにしましょう。
相手にも年賀状じまいを強要する言い方
避けたい例
「こちらは送らないので、そちらも送らないでください。」
相手からの送付も辞退したい場合は、
「これまでのお心遣いに感謝申し上げます。今後の年賀状につきましても、どうぞお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。」
など、柔らかい表現を選びましょう。
年賀状じまいの簡単文例に関するよくある質問
Q. 年賀状じまいは一言だけでも失礼ではありませんか?
一言や短文でも、必ずしも失礼になるわけではありません。
ただし、終了することだけでなく、これまでの感謝や今後の関係継続も伝えると自然です。
特に取引先や上司には、相手との関係に合った丁寧さを意識しましょう。
Q. 「今後は年賀状を控えます」だけでも大丈夫ですか?
年賀状を終了する意思は伝わります。
ただし、相手によっては少し事務的に感じる場合もあります。
「これまでありがとうございました」「引き続きよろしくお願いします」などを添えると、柔らかい印象になります。
Q. 短い文例に年賀状じまいの理由は必要ですか?
必ずしも必要ありません。
個人的な年賀状じまいなら、理由を書かずに感謝と終了の意思を伝える方法があります。
会社としての正式な通知では、必要に応じて方針に合った理由を添えましょう。
Q. 上司に一言で年賀状じまいを伝えてもよいですか?
短文で伝えること自体が、必ずしも失礼になるわけではありません。
ただし、長年お世話になった上司や元上司などには、感謝を丁寧に述べる方が自然な場合があります。
Q. 最後の年賀状に短い一文を添えるだけでもよいですか?
今回送る年賀状を最後にするのであれば、短い一文を添える方法があります。
ただし、「今回をもちまして」などの表現を使い、次回以降の送付を終了することが分かるようにしましょう。
Q. 年賀状じまいをメールやチャットで伝えてもよいですか?
メールやチャットが必ず失礼になるわけではありません。
普段の連絡方法や相手との関係に合わせて判断しましょう。
正式な企業通知の場合は、会社の方針と送付終了時期を明確にする必要があります。
Q. 寒中見舞いで年賀状じまいを短く伝えてもよいですか?
寒中見舞いに短い年賀状じまいの文章を添える方法はあります。
ただし、寒中見舞いは季節の挨拶状なので、年賀状じまいの一文だけで終わらず、必要に応じて季節の挨拶や相手を気遣う言葉も加えましょう。
まとめ|年賀状じまいは短文でも感謝を伝えることが大切
年賀状じまいは、必ずしも長い文章で伝える必要はありません。
1〜3文の簡単な文章でも、相手との関係に合った言葉を選べば、丁寧に伝えることができます。
大切なのは、次の3つです。
- 感謝を伝える:これまでの年賀状やお付き合いへのお礼を述べる
- 終了を明確にする:年賀状をいつから送らないのか分かるようにする
- 今後の関係を大切にする:年賀状の終了と人間関係の終了を区別する
取引先には敬意を込めた文章、上司には指導への感謝を添えた文章、同僚には自然な表現、顧客にはご愛顧へのお礼を中心にした文章が適しています。
また、今回送る最後の年賀状に添える場合と、次回から送付しないことを事前に知らせる場合では、表現が異なります。
今回紹介した24文例を参考に、相手と状況に合った短い文章を選んでください。

