社内の同僚・先輩・後輩へ年賀状じまいを伝える場合は、取引先ほど堅苦しくなくてよい 一方、
砕けすぎると失礼になる という難しさがあります。
- 同僚にはフランクに
- 先輩にはやや丁寧に
- 後輩にはフォーマルに
というように、関係性で文面を調整するのがポイント。
年賀状じまい全体のマナーはこちら
→ 年賀状じまいの正しいマナー|取引先・社外へ失礼なく伝える方法
社内向け年賀状じまいの基本マナー
① トーンは「丁寧すぎず・失礼にならない程度」
社内連絡なので、取引先ほどの形式は不要。
② 理由は簡単でOK
例:
- 業務の見直し
- 書類削減(ペーパーレス化)
- 個人的な事情(軽く触れる程度)
③ メールでの通知も一般的
全社周知に近いならメールが最適。
👍社内向けには、
まず企業としての方針を明確に共有することが重要です。
→ 企業が年賀状を廃止する理由|社内説明・対外説明テンプレ
④ 宣言調にしない
❌「送りませんのでご了承ください」
→ 社内でも上から目線に見える
⑤ 時期は12月〜1月初旬が自然
時期の詳細はこちら
→ 年賀状じまいの時期|企業・ビジネスとして適切な時期はいつ?
社内向け・関係性別の文例20選
同僚への文例(フランク寄り)
文例①
これまで年賀状をいただき、ありがとうございました。
恐縮ですが、本年より年賀状は控えさせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
文例②
毎年ありがとう!
勝手ながら、今年から年賀状はお休みすることにしました。
これからもよろしく!
※社内で仲が良い場合のみ
先輩への文例(丁寧め)
文例③
いつも温かい年賀状を頂戴し、ありがとうございます。
誠に勝手ではありますが、本年より年賀状は控えさせていただきます。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
文例④
毎年ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
恐縮ですが、本年をもちまして年賀状は失礼させていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
後輩への文例(フォーマル・簡潔)
文例⑤
毎年年賀状をありがとう。
勝手ながら、今年から年賀状は控えさせていただきます。
今後ともよろしく。
文例⑥
これまでの年賀状に感謝します。
本年より年賀状は控えさせていただくことにしました。
異動・転勤に伴う年賀状じまい
文例⑦
異動に伴い、勝手ながら今後の年賀状は控えさせていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
文例⑧
部署変更により業務体制が変わるため、
勝手ながら年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます。
チーム・部署全体へ送る文例(全社メール向け)
文例⑨
平素よりお世話になっております。
業務効率化の一環として、年賀状でのご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
文例⑩
全体連絡となり恐縮ですが、
今年より年賀状でのご挨拶は控えさせていただくことにいたしました。
引き続きよろしくお願いいたします。
寒中見舞いで伝える場合
文例⑪
寒中お見舞い申し上げます。
これまで年賀状をいただき、ありがとうございました。
勝手ながら、本年より年賀状の送付は控えさせていただきます。
文例⑫
寒中お見舞い申し上げます。
誠に勝手ではありますが、本年より年賀状は失礼させていただきます。
寒中見舞いの詳細はこちら:
→ 年賀状じまいを寒中見舞いで伝える|書き方と文例20選
メールで伝える文例(社内告知に最適)
文例⑬
お疲れさまです。
勝手ながら、本年より年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
文例⑭(丁寧め)
お世話になっております。
毎年年賀状を頂戴し、ありがとうございました。
誠に恐縮ですが、本年より年賀状は控えさせていただきます。
もっと柔らかく伝える文例
文例⑮
毎年ありがとう!
今年から年賀状はお休みすることにしました。
また仕事でよろしくね。
文例⑯
これまで年賀状をありがとう。
勝手ながら、今年からは控えさせていただくよ。
極めて簡潔な文例
文例⑰
本年より年賀状は控えさせていただきます。
文例⑱
勝手ながら、年賀状は本年で終了いたします。
理由を添える文例(やんわり)
文例⑲
業務多忙につき、年賀状の作成が難しくなったため、
本年より控えさせていただきます。
文例⑳
ペーパーレス化の方針もあり、年賀状は本年をもちまして控えさせていただきます。
理由まとめはこちら
→ 年賀状じまいの理由一覧|自然で角が立たない理由テンプレ
社内向け年賀状じまいで避けるべきNG例
❌ 「もう年賀状は時代遅れなのでやめます」
価値観の押しつけに見える。
❌ 一方的に宣言
「来年から出しませんのでご了承ください」
❌ 砕けすぎた文面(職場によりNG)
「めんどいからやめるわ」は完全に失礼。
❌ グループLINEで突然共有
ビジネスの礼節を欠く場合がある。
社内向けに伝えるタイミング
ベスト:12月上旬〜中旬
年賀状準備の最中なので自然。
正式:年始(1月1日〜7日)
遅れても失礼ではない。
柔らかい:寒中見舞い(1/8〜2/3)
最も角が立ちにくい。
時期はこちら:
→ 年賀状じまいの時期|企業・ビジネスとして適切な時期はいつ?
まとめ
社内向けの年賀状じまいは、丁寧かつ簡潔 が鉄則です。
- 先輩:丁寧
- 同僚:程よくフランク
- 後輩:フォーマル
- 部署全体:メールで共有
- 理由は軽く
- 宣言調は避ける
文例の型さえ押さえれば、自然で好印象の年賀状じまいができます。
