「毎年お客様へ送っている年賀状を廃止したいけれど、どう伝えればよい?」
「店舗やサービス業の場合、取引先向けの案内文をそのまま使っても大丈夫?」
「年賀状をやめることで、お客様に冷たい印象を与えたくない」
企業や店舗が顧客向けの年賀状を終了する際、特に気を配りたいのが案内文の書き方です。
取引先企業への通知では業務方針の説明が中心になることもありますが、一般のお客様やサービス利用者には、これまでの利用への感謝と、今後もサービスを大切に提供していく姿勢を伝えることが重要です。
顧客向けの年賀状じまいでは、「ご愛顧への感謝」「年賀状送付終了のお知らせ」「今後も変わらないサービス提供」の3点を押さえましょう。
年賀状を終了すること自体が、必ずしも失礼にあたるわけではありません。
ただし、長年年賀状を楽しみにしていたお客様もいるため、通知方法や言葉遣いには配慮が必要です。
この記事では、店舗・美容室・サロン・教室・ECサイト・会員サービス・士業・医療・介護施設などに使える顧客向け年賀状じまい通知文15選を紹介します。
そのまま使える文例に加え、メールの件名、店舗掲示の書き方、通知時期、年賀状を辞退する場合の表現、送付終了後の対応まで解説します。
- 顧客向け年賀状じまいの基本|失礼なく伝える4つのポイント
- 顧客全般に使える年賀状じまい通知文3選
- 店舗・美容室・サロン・教室向けの年賀状じまい通知文4選
- ECサイト・会員サービス・オンライン事業向けの通知文3選
- 士業・医療・介護・専門サービス向けの通知文3選
- メール・店舗掲示で使える年賀状じまい通知文2選
- 顧客への年賀状じまいを知らせる方法と選び方
- 顧客向け年賀状じまいを通知する時期
- 顧客向け年賀状じまいで避けたいNG表現と注意点
- 年賀状じまい後も顧客との関係を保つためのポイント
- 顧客・ユーザー向け年賀状じまいのよくある質問
- まとめ|顧客向け年賀状じまいは感謝とサービス継続を丁寧に伝える
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顧客向け年賀状じまいの基本|失礼なく伝える4つのポイント
お客様への年賀状じまいでは、会社の都合だけを知らせるのではなく、これまでの関係を大切にする姿勢が求められます。
まずは、通知文を作成する際の基本を確認しましょう。
1. これまでのご愛顧に感謝する
年賀状を送っていた相手は、商品やサービスを利用してくれたお客様です。
通知文の冒頭には、日頃の利用や長年のお付き合いへの感謝を添えましょう。
例えば、次のような表現が使えます。
- 平素より当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
- 日頃より弊社サービスをご利用いただき、厚く御礼申し上げます。
- 長年にわたり当施設をご利用いただき、心より感謝申し上げます。
実際の関係に合った文章を選び、形式的になりすぎないことが大切です。
2. 年賀状を終了することを明確にする
「年始の挨拶を見直します」だけでは、年賀状を送らなくなることが十分に伝わらない場合があります。
「今後は年賀状による新年のご挨拶を終了させていただくこととなりました。」
と明記しましょう。
また、翌年から廃止する場合には、
「次回の年始より、年賀状の送付を終了させていただきます。」
と書くと、開始時期が分かりやすくなります。
3. 廃止理由は実際の方針に沿って簡潔に伝える
顧客向けの通知に、会社の費用や作業負担を詳しく書く必要はありません。
年賀状廃止の理由が挨拶方法の見直しであれば、
「年始のご挨拶方法の見直しに伴い」
という表現が使えます。
実際にペーパーレス化を推進している場合なら、
「ペーパーレス化推進の一環として」
と説明することもできます。
ただし、取り組んでいない施策を理由として使うことは避けましょう。
4. 今後も変わらない関係を伝える
お客様にとって大切なのは、年賀状が届かなくなった後も、これまでどおりサービスを利用できることです。
通知の最後には、
「今後も皆さまにご満足いただけるサービスの提供に努めてまいります。」
「引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
などの言葉を添えると自然です。
年賀状の終了が、お客様との関係の終了を意味するものではないと伝えましょう。
顧客全般に使える年賀状じまい通知文3選
まずは、業種を問わず幅広い顧客向けに利用しやすい基本文例です。
郵送の案内状、顧客向けメール、店舗からのお知らせなど、用途に合わせて調整できます。
文例1:最も使いやすい基本の案内文
年賀状によるご挨拶終了のお知らせ
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状による新年のご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
年賀状によるご挨拶は終了いたしますが、今後も皆さまにご満足いただけるサービスの提供に努めてまいります。
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇
一般的な企業やサービス事業者に使いやすい文例です。
文例2:お客様への感謝を重視した丁寧な案内文
年始のご挨拶についてのお知らせ
日頃より弊社をご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
長年にわたり年賀状を通じてご挨拶をさせていただいておりましたが、このたび年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状の送付を終了することとなりました。
これまで温かいお心遣いを賜りましたことに、改めて深く感謝申し上げます。
今後もお客様とのつながりを大切にし、よりよいサービスをお届けできるよう努めてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇
長年年賀状を送ってきた顧客に適した文章です。
文例3:短く分かりやすい通知文
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社では、ご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状の送付を終了させていただくこととなりました。
これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社〇〇
お知らせ欄や簡潔な顧客向けメールにも使いやすい文例です。
店舗・美容室・サロン・教室向けの年賀状じまい通知文4選
店舗やサロン、教室では、お客様との距離が近いことも多く、堅すぎる文章よりも温かみのある表現が適している場合があります。
業種の特徴に合わせて、感謝と今後のサービス提供を伝えましょう。
文例4:小売店・飲食店向けの案内文
年賀状送付終了のお知らせ
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび当店では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでの温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。
年賀状でのご挨拶は終了いたしますが、これからも皆さまに気持ちよくご利用いただけるお店づくりに努めてまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
〇〇店
文例5:美容室・エステ・サロン向けの案内文
いつも当サロンをご利用いただき、ありがとうございます。
これまで年始のご挨拶として年賀状をお届けしてまいりましたが、今後は年賀状の送付を終了させていただくこととなりました。
毎年のご挨拶を通じていただいた温かいお心遣いに、心より感謝しております。
これからもお客様一人ひとりとのつながりを大切にし、心地よい時間とサービスをご提供できるよう努めてまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇サロン
文例6:学習塾・習い事教室向けの案内文
年始のご挨拶方法変更のお知らせ
日頃より当教室の運営にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
当教室では、年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状によるご挨拶を終了させていただくこととなりました。
これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
今後も受講生の皆さまが安心して学べる環境づくりに努めてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
〇〇教室
保護者向けに配信する場合は、「受講生の皆さま」を「お子さまたち」などに変更しても自然です。
文例7:地域密着型店舗の親しみやすい案内文
いつも〇〇店をご利用いただき、ありがとうございます。
これまで毎年、年賀状で新年のご挨拶をお届けしておりましたが、今後は年賀状の送付を控えさせていただくことにいたしました。
長年にわたる皆さまの温かいご支援に、心から感謝しております。
これからも地域の皆さまに親しまれるお店を目指してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
〇〇店 店主
顔なじみのお客様が多い店舗で使いやすい、柔らかい表現です。
ECサイト・会員サービス・オンライン事業向けの通知文3選
オンラインサービスでは、年賀状の送付終了に合わせて、今後の案内方法を説明したい場合があります。
ただし、メール配信や公式LINEなどへの切り替えを知らせる場合は、実際のサービス内容や配信設定に合わせて書きましょう。
文例8:ECサイトのお客様向け
年賀状送付終了のお知らせ
いつも〇〇オンラインショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
当ショップでは、お客様へのご案内方法の見直しに伴い、今後は年賀状による新年のご挨拶を終了させていただくこととなりました。
これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。
今後も商品やサービスの充実に努め、お客様に安心してお買い物をお楽しみいただけるよう取り組んでまいります。
引き続き〇〇オンラインショップをよろしくお願いいたします。
文例9:会員サービス・定期利用者向け
会員の皆さまへ|年始のご挨拶について
平素より〇〇サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび当サービスでは、年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状の送付を終了させていただくことといたしました。
これまで長年にわたりご利用いただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
今後も会員の皆さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
〇〇サービス運営事務局
文例10:今後のメール案内も知らせる場合
ご案内方法変更ならびに年賀状送付終了のお知らせ
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社では、お客様へのご案内方法の見直しに伴い、今後は年賀状の送付を終了させていただくこととなりました。
これまでのご愛顧に深く感謝申し上げます。
今後のサービスに関するお知らせは、ご登録いただいている連絡先へのメールや弊社公式サイトなどを通じてご案内いたします。
引き続き、よりよいサービスの提供に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇
この文例は、実際にメールや公式サイトで案内する運用がある場合に使用してください。
また、広告・宣伝メールの配信には、法令や利用者の同意、配信停止の設定などへの配慮が必要です。年賀状の廃止を理由に、配信を希望していないお客様へ販促メールを送り始めることは避けましょう。
士業・医療・介護・専門サービス向けの通知文3選
専門サービスでは、お客様・依頼者・利用者との信頼関係が重要です。
丁寧さを保ちつつ、年賀状の廃止がサービス内容の変更や関係終了を意味しないことが分かる文章を選びましょう。
文例11:税理士・社会保険労務士・行政書士事務所向け
年賀状によるご挨拶終了のお知らせ
平素より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび当事務所では、業務運営および年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
今後も皆さまからの信頼にお応えできるよう、誠実な業務に努めてまいります。
引き続き変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
〇〇事務所
文例12:医療機関・クリニックの患者向け
年賀状送付終了のお知らせ
日頃より当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当院では、ご案内方法の見直しに伴い、今後は年賀状による新年のご挨拶を終了させていただくこととなりました。
これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
今後も安心して受診していただけるよう、丁寧な診療とご案内に努めてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
〇〇クリニック
医療機関では、患者の受診状況などの機微な情報を不用意に外部へ知らせないよう、宛先管理や通知方法に十分注意しましょう。
文例13:介護・福祉施設の利用者・家族向け
年始のご挨拶方法についてのお知らせ
平素より当施設の運営にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。
当施設では、年始のご挨拶方法を見直し、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
今後も利用者の皆さまが安心してお過ごしいただける環境づくりに努めてまいります。
引き続きご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
〇〇施設
ご家族へ案内する場合は、通常使用している連絡方法や施設内の個人情報保護ルールに従って通知しましょう。
メール・店舗掲示で使える年賀状じまい通知文2選
顧客向けの年賀状じまいは、郵送の案内状以外にも、メールや店舗掲示などで伝えられます。
通知方法に合わせて、読みやすく簡潔な文章にしましょう。
文例14:顧客向けの通知メール
件名:年賀状によるご挨拶終了のお知らせ
お客様各位
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび弊社では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、次回の年始より年賀状の送付を終了させていただくこととなりました。
これまでのご愛顧ならびに温かいお心遣いに、心より感謝申し上げます。
今後も皆さまにご満足いただけるサービスの提供に努めてまいります。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
株式会社〇〇
お客様サポート担当
一斉送信する場合は、顧客のメールアドレスが他の受信者に見えないよう注意してください。
文例15:店舗掲示・公式サイト用の短いお知らせ
年賀状送付終了のお知らせ
いつも当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当店では、年始のご挨拶方法の見直しに伴い、今後は年賀状の送付を終了させていただくこととなりました。
これまでのお心遣いに感謝申し上げます。
今後も皆さまに親しまれるお店づくりに努めてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
〇〇店
店舗の掲示板、公式サイトのお知らせ、会員向け案内ページなどに掲載できます。
ただし、掲示だけではすべてのお客様に届くとは限りません。長年個別に年賀状を送ってきたお客様には、必要に応じて別の方法で知らせることも検討しましょう。
顧客への年賀状じまいを知らせる方法と選び方
顧客への通知方法は、利用者の属性や普段の連絡方法によって選びましょう。
すべてのお客様に郵送の案内状を出す必要があるとは限りませんが、通知方法によって伝わり方は異なります。
郵送の案内状で伝える場合
長年年賀状を送ってきたお客様や、書面での案内が適している相手には、郵送を利用する方法があります。
この場合は、会社名や店舗名、年賀状の終了時期を明確に記載しましょう。
年賀状じまいの通知だけを目的として大量の郵便物を発送するかどうかは、費用や実務上の負担も含めて判断する必要があります。
顧客向けメールで伝える場合
普段からメールで案内を行っている企業なら、顧客向けメールで知らせる方法があります。
件名に「年賀状送付終了のお知らせ」と記載すれば、内容が伝わりやすくなります。
ただし、通知を送る際は、顧客情報の取り扱いやメール配信のルールを確認しましょう。
店舗掲示・公式サイトで伝える場合
店舗の掲示や公式サイトのお知らせは、幅広いお客様に周知しやすい方法です。
特に、個別の年賀状送付先を持たない店舗や、多数の利用者がいるサービスでは選択肢になります。
ただし、重要なお客様への個別連絡が必要な場合もあるため、掲示だけで十分かを検討しましょう。
アプリ・会員ページ・公式LINEで伝える場合
アプリや会員ページ、公式LINEなどで日常的に連絡している場合は、その仕組みを利用する方法もあります。
ただし、年賀状の廃止通知を理由に、利用者が希望していない宣伝配信まで行うことは避けましょう。
配信対象と利用目的を確認し、必要な範囲で知らせることが大切です。
顧客向け年賀状じまいを通知する時期
顧客向けの年賀状じまいには、一律の正式な通知期限はありません。
ただし、お客様が年賀状を準備する可能性や、事業者側の年末業務を考慮して時期を決めましょう。
10月〜11月に事前通知する場合
翌年から年賀状を廃止する方針が決まっている場合は、10月〜11月頃に案内を進めることが一つの目安です。
顧客に年賀状の準備を始める前に方針を知らせられる可能性があります。
ただし、まだ正式に決定していない段階で、廃止が確定したように通知しないよう注意しましょう。
12月に年末のお知らせと合わせる場合
12月に通知する場合は、年末の営業案内や一年間のお礼と合わせて知らせる方法があります。
例えば、年末の挨拶に、
「なお、当店では今後、年賀状によるご挨拶を控えさせていただくこととなりました。」
という一文を添えることもできます。
ただし、お客様がすでに年賀状を準備している場合もあるため、送付中止を強く求める必要はありません。
年始に最後の年賀状で伝える場合
今回の年賀状を最後にする場合は、年賀状に終了の意思を添えられます。
年賀状に添える文例
「これまで長年にわたりご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。誠に勝手ながら、今回をもちまして年賀状によるご挨拶を終了させていただきます。今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。」
今回の年賀状を送った後、翌年以降の送付を終了する場合に使用します。
寒中見舞いなど年始後に伝える場合
年始を過ぎてから知らせる場合は、寒中見舞いを利用する方法もあります。
寒中見舞いは一般的に松の内が明けてから立春の前までに送ります。松の内には地域差があるため注意しましょう。
ただし、顧客への年賀状廃止通知として、寒中見舞いが必須というわけではありません。
通常のメールやお知らせ文書で伝える方法もあります。
詳しくは年賀状じまいの時期|企業・ビジネス向けの通知タイミングをご覧ください。
顧客向け年賀状じまいで避けたいNG表現と注意点
年賀状じまいの通知では、事業者の都合だけが強く伝わる表現や、お客様に誤解を与える説明を避けましょう。
特に次の点に注意が必要です。
コスト削減だけを強調しない
避けたい表現
「郵送費を削減するため、お客様への年賀状を廃止します。」
費用削減は事業上の合理的な理由ですが、それだけを強調すると、相手によっては冷たい印象になる場合があります。
改善例
「年賀状の作成・発送業務の見直しに伴い、今後は年賀状によるご挨拶を終了させていただきます。これまでのご愛顧に心より感謝申し上げます。」
実際の理由を変えずに、感謝を添えることが大切です。
お客様の年賀状を迷惑扱いしない
避けたい表現
「今後は年賀状を送らないでください。」
このような表現だけでは、これまでの年賀状が迷惑だったように受け取られる可能性があります。
お客様からの年賀状も辞退したい場合は、
「これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。当店宛ての年賀状につきましても、どうぞお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。」
など、柔らかく伝えましょう。
年賀状の文化を否定しない
避けたい表現
「年賀状は時代遅れのため終了します。」
年賀状を大切にしているお客様もいます。
自社の挨拶方法を変更することと、相手の習慣を否定することは別です。
「年始のご挨拶方法の見直しに伴い」など、自社の方針として説明しましょう。
今後のサービス案内について誤解を与えない
年賀状の廃止通知で、
「今後は必ずメールでお知らせいたします。」
と書いた場合、すべてのお客様へメールが届くように受け取られる可能性があります。
実際には、メールアドレスを登録していないお客様や、配信を希望していないお客様もいるでしょう。
案内方法を説明する際は、実際の運用に合った文章を選びましょう。
顧客情報やメールアドレスを不用意に共有しない
顧客向けの年賀状じまいでは、通知方法によって個人情報の取り扱いに注意が必要です。
特に一斉メールでは、他の受信者のアドレスが表示されないようにしましょう。
医療・介護などの分野では、施設の利用状況などが外部に分かることのないよう、送付先と連絡方法を慎重に確認してください。
年賀状じまい後も顧客との関係を保つためのポイント
年賀状を終了した後も、お客様とのコミュニケーションは続きます。
年賀状の代わりに何を送るかだけでなく、どのような情報をどの方法で届けるかを考えましょう。
普段の接客やサービスで感謝を伝える
店舗やサロンであれば、日頃の接客の中で感謝を伝えられます。
年賀状をやめたからといって、必ず別の挨拶状を用意する必要はありません。
日常のサービスを通じて、お客様との良好な関係を維持することが大切です。
必要なお知らせを適切な方法で届ける
営業時間の変更やサービスに関する重要な情報は、公式サイト、会員ページ、メールなどを通じて案内できます。
ただし、すべての利用者が同じ連絡手段を利用しているとは限りません。
お客様の状況に合わせ、必要な情報が届く方法を検討しましょう。
年賀状が届いた場合は相手の厚意を尊重する
年賀状の送付を終了した後でも、お客様から年賀状が届くことがあります。
その場合、必ず年賀状で返す必要はありません。
ただし、長年のお客様など、関係性によってはお礼を伝えると自然です。
お礼の文例
「このたびは丁寧な新年のご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。」
詳しい対応は年賀状じまい後に年賀状が届いた場合の対応と文例をご覧ください。
顧客・ユーザー向け年賀状じまいのよくある質問
Q. お客様への年賀状じまいは失礼ですか?
年賀状を終了すること自体が必ずしも失礼になるわけではありません。
ただし、毎年年賀状を楽しみにしているお客様もいるため、感謝と今後のサービス提供への姿勢を丁寧に伝えましょう。
Q. 顧客向けの年賀状廃止通知は必ず送るべきですか?
一律に通知が必要という決まりはありません。
ただし、長年個別に年賀状を送ってきたお客様には、必要に応じて終了を知らせる方が丁寧な場合があります。
Q. お客様への年賀状じまいはメールでもよいですか?
普段からメールで連絡しているお客様には、メールで知らせる方法もあります。
ただし、顧客情報の取り扱いやメール配信のルールに注意しましょう。
Q. 店舗掲示だけで年賀状廃止を知らせても大丈夫ですか?
店舗掲示は案内方法の一つです。
ただし、掲示を見ないお客様もいるため、必要に応じて公式サイトや個別の連絡などを組み合わせましょう。
Q. 年賀状廃止の理由としてコスト削減を書いてもよいですか?
実際の理由がコスト削減であれば、説明しても構いません。
ただし、費用削減だけを強調せず、これまでのご愛顧への感謝を添えると自然です。
Q. お客様からの年賀状も辞退してよいですか?
辞退すること自体が必ずしも失礼になるわけではありません。
その場合は、「どうぞお気遣いなさいませんようお願い申し上げます」など、相手への感謝を示した柔らかい表現を使いましょう。
Q. 年賀状をやめたら代わりに年始のメールを送るべきですか?
必ず代替の挨拶メールを送る必要はありません。
普段の接客や必要なサービス案内など、自社に合った方法で関係を維持しましょう。
メールを送る場合は、お客様の配信希望や連絡先の利用目的にも配慮が必要です。
Q. 医療・介護施設から利用者へ年賀状じまいを知らせる際の注意点は?
利用者やご家族との関係だけでなく、個人情報の取り扱いにも注意が必要です。
特に郵送物の宛名や一斉メールの送信先を確認し、利用状況などを不用意に第三者へ知らせないようにしましょう。
まとめ|顧客向け年賀状じまいは感謝とサービス継続を丁寧に伝える
顧客・ユーザー向けの年賀状じまいでは、年賀状の廃止を伝えるだけでなく、これまでのご愛顧に感謝することが重要です。
特に意識したいのは、次の5点です。
- 感謝を最優先する:日頃の利用や長年のお付き合いへのお礼を伝える
- 終了方針を明確にする:いつから年賀状の送付を終了するのかを知らせる
- 業種に合った文章を選ぶ:店舗・サービス業・会員・医療介護などで言葉遣いを調整する
- 通知方法を工夫する:メール・郵送・店舗掲示・公式サイトなどから選ぶ
- 今後の関係を大切にする:年賀状をやめても、サービスや感謝の気持ちは変わらないと伝える
年賀状じまいは、お客様との関係を終了するお知らせではありません。
年賀状による新年の挨拶を終了しても、今後も変わらず利用していただけるよう、丁寧で分かりやすい通知を心掛けましょう。
今回紹介した15文例をもとに、自社の業種や実際の運用に合わせた文章を選んでください。
